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静 御前イメージ 静 御前

義経の恋人で、生業は白拍子。舞の名手であった磯禅師に拾われて育てられた。


頼朝の追討から義経らとともに吉野に逃れた際、すでに義経の子を身ごもっていた静は山越えが困難だったため、数人の家来とともに一度京にひき返すことにした。しかし山を下る途中、頼朝の追っ手に捕らえられてしまい、子供は「男子なら殺す」という条件付きで出産することになった。


しかし男子が生まれてしまったため、頼朝の命により海に投げ落とされて殺された。悲しみにくれた静は、剃髪しお経を読み我が子の成仏を願っていたが、翌年の秋わずか十九歳でその短い一生を終えた。


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