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【京都市内&天橋立】京都三昧☆ 映画『1秒先の彼』のロケ地に注目

2023/07/03

ようこそ、おおきに。映画ライター椿屋です。

みなさん、京都お好きですか? 京都、お好きですよね??

 

時代劇のロケ地として使われていることの多い京都各所。現在、池波正太郎生誕100年企画による「鬼平犯科帳」が絶賛撮影中でございますが……。

想定としては江戸だけれども撮影したのは京都、ではなく、純粋に“物語の舞台”として京都が登場する作品を、映画・ドラマの有名ロケ地から京都の魅力を紐解いてみよう!という当コラムとしては見逃すわけにはまいりません。

 

(C)2023『1秒先の彼』製作委員会

 

今回は、『ミュジコフィリア』(2021/アーク・フィルムズ)『リバー、流れないでよ』(2023/ヨーロッパ企画、トリウッド)に続く、完全なる京都ロケ作品『1秒先の彼』に注目いたしましょう。

映画ファンならなんとな~く聞き覚えのあるこのタイトル。ええ、そう、本作は第57回台湾アカデミー賞に輝く『1秒先の彼女』(2020/ビターズ・エンド)のリメイクなのでございます。

 

「彼女」を「彼」にして物語を生まれ変わらせたのは、クドカンこと宮藤官九郎さん。メガホンを取ったのは、山下敦弘監督。書き下ろし主題歌「P.S.」をYOASOBIのikuraとして知られる幾田りらさんが歌っておられます。

(C)2023『1秒先の彼』製作委員会

 

何をするにも1秒早いハジメ(岡田将生)と、いつでも1秒遅いレイカ(清原果耶)――不器用なふたりの異なる視点から「消えた1日」が描かたタイムラグ・ラブストーリーです。

 

ハジメは京都(と言っても宇治)生まれ。市内にある中賀茂郵便局に勤めながら、妹とその彼氏のミツルと一緒に長屋暮らしをしています。な!が!や!!京都といえば長屋! わたくしの長屋愛につきましては、以前の住まいを晒したこちらの記事をご参照くださいませ。

 

(C)2023『1秒先の彼』製作委員会

 

レイカもまた、京都生まれ。日本海に面した漁師町・伊根町で育ちます。はい、出た。い!ね!ちょう!! 伊根町の魅力につきましては、これまたこちらを履修くださいませ~。

(C)2023『1秒先の彼』製作委員会

 

こほん。というわけで、そんなテンポの合わない男女が、消えてしまった大切な1日を探すSF(=少し不思議)恋物語なっている本作、ラブストーリーはちょっとこそばゆい……という方も、京都ロケ地クイズ気分で挑んでみてはいかがでしょうか。

 

岡崎、鴨川、商店街に植物園と、京の日常が満載!

前出のハジメの自宅は、実際に宿泊可能な京町家。老舗油専門店「山中油店」が有する建物です。ちなみに、山中油店では映画とのタイアップ企画を開催されるとのこと。詳しくは、こちらからご確認あれ。

 

(C)2023『1秒先の彼』製作委員会

 

印象的なのは、バスでのシーンが多いこと。市バス?京都バス?京阪バス?と思いながら、ついついディテールまで目を凝らしてしまいます。そのバスが通る道として撮影に使われた岡崎公園や、ハジメが心を寄せる桜子と出会った鴨川をはじめ、作中には見慣れた場所が次から次へと出てきます。

 

(C)2023『1秒先の彼』製作委員会

 

また、レイカが桜子の後を追うシーンでは、撮影スポットとしても人気が高い古川町商店街が使われています。カラフルなランタンが揺れるノスタルジック・ストリートで、かつては「京の東の台所」と呼ばれた趣深い場所でございますね。ふたりが入った居酒屋がどこか、映像だけで判った人はなかなか通かと存じます。ちなみに、私はエンドロールのクレジットを拝見して、ああ!と膝を打った次第です。

 

ハジメと桜子のデートスポットとして存在感を発揮している京都府立植物園も、忘れてはいけません。公立の総合植物園としては日本最古という歴史を誇る施設で、市民にとっては遠足の定番スポット。「くすのき並木」や「ばら園」などが登場しますが、映画が公開されるいまの時季であれば、スイレンや蓮が見頃を迎えているかと。

(C)2023『1秒先の彼』製作委員会

 

また、ハジメに「(洛中以外なので)京都ちゃう」と言われる天橋立も、物語の大事な舞台。劇中、ハジメが郵便配達用バイクで、市内→天橋立→宇治→天橋立をかっ飛ばすシーンがあるのですが、さすがに時空を超えてかんと無理ちゃう??と、思わずツッコミを入れてしまいました。まあ、そこはSFってことで。

その後、バスの運転手(荒川良々)が「3時間はかかる」と言っておられるので、京都あるあるワープではないことが判明いたします。ミニワープはあちこちで起こりますが、それは映画ならではの“言わないお約束”でございます。悪しからず。

 

(C)2023『1秒先の彼』製作委員会

 

わたくし個人的には、7回生になるレイカが通う(というか住んでいる?)大学が立命館だったことにも親近感を抱きました。15年ほど前にゼミの講師として週1で通っていた思い出深い衣笠キャンパス、ベンチのシーンですぐに判りましたよ。おほほほ。

記憶に新しいところでいえば、『線は、僕を描く』(2022/東宝)のロケ地にもなっておりますし、古くは朝の連続テレビ小説『だんだん』(2008年/NHK)、『鴨川ホルモー』(2009/松竹)や『京都太秦物語』(2010年/松竹)などでもお馴染みの学校です。

 

(C)2023『1秒先の彼』製作委員会

 

加えて、本作のロケ地手配は京都市メディア支援センターが担っておられます。今回もそちらから事前に情報を頂戴いたしましたの。メディア支援センターのお仕事内容につきましては、以前お邪魔した回をご高覧くださいませ。

 

京都観光オフィシャルサイト「京都観光Navi」でも特集が組まれている『1秒先の彼』。劇場でご覧の上、ロケ地めぐりをお愉しみください!

(C)2023『1秒先の彼』製作委員会

 

◎作品情報

『1秒先の彼』https://bitters.co.jp/ichi-kare/

7月7日(金) TOHOシネマズ二条ほか全国ロードショー

出演:岡田将生、清原果耶、ほか

監督:山下敦弘 脚本:宮藤官九郎

原作:『1秒先の彼女』(チェン・ユーシュン)

製作:映画『1秒先の彼』製作委員会

制作プロダクション:マッチポイント

制作幹事・配給:ビターズ・エンド

2023年/日本/カラー/DCP/5.1ch/ヨーロピアンビスタ/119分

 

【公式SNSリンク】

Twitter: https://twitter.com/ichikare_movie

Instagram:https://www.instagram.com/ichikare_movie/

Facebook:https://www.facebook.com/IchikareMovie/

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ライター紹介

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ライター:椿屋 山田涼子

京都拠点の映画ライター、グルメライター。合言葉は「映画はひとりで、劇場で」。試写とは別に、年間200本以上の作品を映画館で観るシネマ好き。加えて、原作となる漫画や小説、テレビドラマや深夜アニメまでをも網羅する。最近Netflixにまで手を出してしまい、1日24時間では到底足りないと思っている。

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