アオイ：みんなかなりモヤモヤしてたニャ。じゃあどういう風に進めていったのか、プロセスを教えてほしいニャ～。
“黒子”さん：参考になりそうなホームページなどを、みなさんで調べて持ち寄ってますよね。
近藤：最初はそれぞれがいいと思う雰囲気やテイストの例を持ち寄りました。制作に関してはシステム開発会社なので、普段のシステム開発のプロセスと同じように手順を踏んでいきました。
アオイ：ホームページ制作会社さんも入ってくるニャ？
近藤：そうです。当初制作会社さんには「今のホームページでは何をやっている会社かわかりにくい」と言われてしまいました。「何も知らない人がホームページやパンフレットを見ても、全然伝わらないと思う」と、それはきっぱり。
アオイ：直球だニャ。皆さんにその自覚はありました？ ご自分たちの会社が何をやっているか、外から見るとすごくわかりづらいって思われてること…。
新出：自分たちがやっていることは消防関係のシステムやそれ以外、大まかな括りがあることはわかっていただけてるかなと思っていました。ただ、さらに踏み込んで「どんなことを具体的にやっているか」は伝わっていないかも、と（笑）
近藤：だから社長プレゼンの時には、デザインよりもまず、「システムの開発をやっていることが伝わるように」配慮しました。
新出：どのパッケージ（注：DTS WESTさんのソリューション）を残すか、ということも話しましたよね。
アオイ：自社ソリューションのうち、何を新ホームページにも残すか、ということですね。そんなことも話し合って、いろいろまとまってきたとき、「あ、なんか私たちできてる」といった実感はあったのかニャ？
全員：……。
アオイ：あれれ？ なんでみんな黙るニャ！？
近藤：最終的には“なんで自分たちでコーディングしなかったのかな”という気持ちが残りました（笑）。HTML書いて、「あ、ここズレてる」といったのを確認して直していって、初めて作った実感が持てるんです。今回はホームページ制作会社さんがやってくれましたが、アイディアを出すだけって、私たち作った実感が持ちにくいんです！
アオイ：そ、そこですかニャ！？
近藤：デザインはできないけど、みんなコードは書けます。だから本当は全部自分たちでやりたかったんですね。ただ、自分たちでどんどん情報更新もしたいと思っていましたので、リニューアルして更新もしやすくなったし、これでよかったと思っています。
アオイ：プログラムを書ける皆さんだからこその感想だと思うけど、太田垣さん・新出さんはどう感じたのかニャ。
太田垣：ホームページ業界特有の用語など、初めて耳にすることもあり新鮮でした。自分でWordPressに触れる機会はありませんでしたが、どうやったら視覚的によりよく見せられるのかなど、打ち合わせを通じて学んだことは多かったです。
新出：内容が同じでも見え方によって大きく見る側の捉え方が変わるんだなと気づいて、自分たちが作るシステムも、同じように使い手に寄り添ったものを作りたいと改めて思いました。あとは、今さらなのですが（笑）、こういう機会に会社の詳細を見ていると、自分でも知らない会社のことを深く知れた気がしました。
アオイ：会社のことって案外、知ってるようで知らないものですよニャ～。
アオイ：では続く採用ページの制作はどうでしたかニャ。
長野：昔は文字ばかりのホームページだったので、見ていても面白くないだろうなと思っていました。だからできるだけ視覚的に情報提供できるようにしたいと思っていました。社員がいっぱい出てきて、数字で情報を見せて、アイコンやマークでわかりやすく表現することも考えました。他社のを見ていたらこれはもうちょっと取り入れたいな、というものがたくさんあったので、制作会社さんにも伝えていきました。
アオイ：具体的に「どうしたい」が結構ハッキリしていたんだニャ。写真や動画もこのために撮ったのかニャ？
長野：動画は事前に撮っていたものを入れてもらいました。写真は自前でとったものもありますよ。私の写真もありますし、ほかにプロ並みの腕前を持つ社員が撮ったものもあります。
アオイ：社員さんたちの顔、いい表情だニャ。で、新しい採用ページの評判はどうですか？
長野：とてもよいと思います。動画があると会社の雰囲気もわかるし。社員数や男女比を数字で見せているのもわかりやすいと好評です。男女比はこれまで出していなかったのですが「女性の割合はどのくらいですか？」と聞かれることがあるのでそれも今回載せました。
近藤さん、長野さん、新出さん、太田垣さん、それから“黒子”さん。皆さんのお話を聴いている間も、笑い声が絶えなくて楽しそう。とても仲のよいチームなんだニャ～。
