こんにちは!お茶を愛するライターのあかりです。
いよいよ秋も深まり、あったかいお茶が一層美味しく感じられる季節になりましたね!
少しご無沙汰していましたが、「やっぱりこの季節は京都しかない!」と、ひさびさにデジスタイル京都の取材に行ってきましたよ。
ということで、今回は「茂庵」さんにお邪魔しました!
こちらの茂庵さんは、吉田山を少し登ったところに佇むカフェ。ランチメニューやスイーツ、ドリンクも豊富にあり、2階の窓からは豊かな緑が眺められます。
京都市街の喧騒から逃れて、ゆっくりとした時間を過ごすことができる茂庵さん。
それだけでも魅力たっぷりですが、なんとこちらの茂庵さんでは月に一回、月釜を催されています!
今回はこちらの月釜にお邪魔してきました。
※来年3月に月釜は終了します。
茂庵さんに続く細道を登ると見えてきたのは…
山の中に佇む、大正時代に建てられた風情のあるお茶室。
二軒ある(または残存する)茶室のひとつ 静閑亭
お抹茶をいただけるカフェや寺院は京都にたくさんありますが、このようにカフェに隣接したお茶室で、気軽にいただけるのは珍しいですね!
午前中にお伺いしたところ、ちょうど前のお点前が終了した様子で、5〜6人のお客様が出てこられました。
続いて私の他にも2名の外国人の方が来られて、ご一緒することに。
床の間の掛け軸、季節のお花、赤く燃える炭とその上にかけられたお釜。
そして茶室から覗く、ほんのり色づいた木々の葉。
席に入ると、ピシッと自然と背筋が伸びる思いです。
亭主さんが入って来られ、厳かな雰囲気でお点前が始まります。
こちらは茶杓を清めているところ。
茶筅通しに差し掛かると、
「どうぞお菓子を召し上がってください。」
ということで、
「お菓子を頂戴いたします。」
今日のお菓子は…
京都の和菓子屋「紫野源水」さんの「かぐや姫」。
竹の包みを開くと…
大きな栗がまるまる一つ、蒸しあんに包まれています!
なんと秋らしく愛らしい姿。
「『かぐや姫』という名前にあるように、お菓子が竹に包まれています。どうぞそのまま召し上がってください。」とのこと。
うん、美味しい!蒸しあんがとっても滑らかで優しい甘さ。
栗のコロッとした食感と絶妙に相性が合います。
普段はこしあんで出来た練りきりや、きんとんのお菓子が多いですが、こういった季節の食材を使ったお菓子もいいなあ、と感じました。