京都はまだまだ梅雨。明日からは雨なのか、今日は湿気がすごい。
ぬぐってもじわっと吹き出す汗を拭いているところにやってきたのが例の京都産プレミアムモルツの生、そして牛すじのどて煮!
店長・安川さんがビールを置いてくれるのももどかしく取っ手をつかむと、ここからしばらくはひと息!
ゴクッゴクッゴクッ…。
ぷ・はー!
半分ほど一気にあおると、“はー、今日も一日よく頑張ったわ。俺”。と、素に返る自分がおりました。
続いてどて煮を頬張ります。ここはワイルドに串ごと喰らいつこう。
どて煮のしっかりした肉は脂とのバランスがよく、赤味噌と白味噌がベースの絶妙なタレに、よい塩梅に絡まります。
これぞ“名物”の名にふさわしい一品!
ふと目を挙げると私の座るカウンターの前には、謎の銅板が。
どう見ても手作り。
どう見ても銅版(ごめんなさい)。
どう見ても何かを覆っている!
「天ぷらを揚げるのにお客さん側に油はねないように作ってもらったんです」
油のハネよけなのか。大きいね!
「もうちょっと厨房側に丸くなる予定だったんですけど…」
じゃあ、そのご自慢の油よけの向こう側で揚げられた天ぷらを一品もらおうかな。
「マルフク 錦店」は天ぷらがイチオシの店でもあります。
「場所柄、観光客も多いので、日本の伝統的な料理であり、いまでは家庭でもなかなかつくらず、季節の物も取り入れやすい天ぷらを押しメニューにしました」
たしかにこの辺りは賑やかだし、錦市場は海外からのお客さんも含め観光客が多いね。
「そうなんですが錦市場も夜には閉まってしまうので、この店を目がけてきてくれるような常連さんをつかまなくちゃ、難しいですね」
そうか。で、いまはどんな感じ?
「まあ、ボチボチです」
じゃあまあまあ、いい感じなんだな。(笑)
ここで2品目、「焼きうなぎの天ぷら」が到着!