グルメ・お土産

2017.06.08

こんにちは。

あんこ好きライター、かがたにです。

 

食いしん坊さんにとって大問題なのが、旅行中の食べ物のスケジューリング!

 

あっちの丼も食べたいし、こっちのモーニングも外せないし、旬の味覚だって押さえたい・・・

1日3食じゃ行きたいお店、全然回り切れへんわ!と私はいつも頭を抱えてしまいます。

 

そこに加えて、あんこも絶対食べるわけですから(絶対なのかよ)、いくら甘いものは別腹といえども、さすがに限界はあります。

 

そんなとき、お土産にできるあんこがあると、天の助けのように感じますね。

 

今回ご紹介する「平安殿の粟田焼」は、まさしくお土産にオススメの一品。

平安殿の本店は、平安神宮の大鳥居のある神宮道沿いにあります。

ほーら、一直線!わかりやすい。

 

まさに、平・安・デーーーン!といった具合の堂々たる店構え。

あ!奥には煙突らしきものも見えます。

 

京都駅や市内の百貨店でも代表的な商品は購入できますが、季節の生菓子の豊富な品揃えや甘味処を併設しているのは裏手に工場を持つ本店ならではの魅力ですね。

詰め合わせにも対応してくれるのですが、注文を受けた店員さんがテキパキと箱詰めしていく様が素晴らしく、思わず見とれてしまいました。

 

さて、「粟田焼」。よーく見ると、「陶菓 粟田焼」と書いてあります。

そもそも「粟田焼」ってなんぞや?という方も多いですよね。

仔細な説明は、商品に同封されている解説書を読んでいただくとして、ひらたーく申しますと、江戸時代初期に京都・粟田の地に登り窯を構え、盛んに作られていた京焼のこと。

 

先代がコレクターだったということもあり、店内には実際に「粟田焼」の器が飾られています。

“玉子手(たまごで)”と呼ばれる黄味がかった色合いが特徴。

現在この「粟田焼」をつくる陶匠はお一人だけになってしまったことを残念に思い、せめて菓子にすることでその名を受け継いでいきたいと、11年ほど前に誕生したのが平安殿の「陶菓 粟田焼」というわけです。

店の奥に貼り出されているお品書きを見ると、「粟田焼」は50個入りまであるんですね。

個包装な上に脱酸素剤が同梱されているので、日持ちも約1週間ほど、1個120円という手頃さも、お土産にちょうどいい感じ♪

 

袋を開けると、餅離れのいい(そんな言葉あるんだろうか)厚紙と、透明なシートにサンドされています。

 

玉子手の肌色を再現したお醤油味の焼き餅の中には丹波大納言小豆を使った、甘さ控えめの粒あんが包まれています。

 

この組み合わせの妙は、一度食べるとすんなり理解できるのですが、言葉だけで説明されると「それ美味しいの?」ってなるのが面白いところ。

 

個人的には、東京・日暮里の「羽二重団子」さんの焼き団子をぜんざいに入れるのが好きな人は、絶対にハマる味だと思います(ピンポイントすぎる?)。

 

私も、ある方から教えていただいたのですが、その時の説明が「みたらし団子風味の醤油餅の中に粒あんが入ってるのよ」だったので、めちゃくちゃハテナが飛んでました。

 

まぁ、それは私がトロッとしたタレのかかった団子の中にあんこが入っているのを想像してしまったからなのですが(笑)。

 

実際には、指で持てるくらい表面はサラッとしています。

そして甘く香ばしい焦がし醤油の香り!

日本人はDNAレベルで好きなんじゃないでしょうか。

 

でもって、これが餅にただ醤油を塗って焼いたのとはレベルが違う!

とても素朴な美味しさですが、絶対に家では真似できない感じなんですよね。

薄づきなのにしっかりカバーしてくれるファンデーションのような醤油コーティング!

 

小洒落た和食店で刺身などに添えられて登場するパウダー状の醤油を使っているのかも?と思い、ご主人に尋ねると、

 

「粉醤油をご存知でしたか。でもそれだけじゃないですよ。ふふふ・・・」

 

と、不敵な笑みを浮かべておられました。

 

餅は、それほど厚みがあるわけではないのですが、柔らかさと弾力のバランスがよく、それでいて歯ぬかりしないキレの良さ。

 

「これ以上、搗く時間が長いと歯にくっついてしまうし、短いとコシの弱い餅になってしまう」

 

餅との相性を考えて、こしあん、粒あん、色々な硬さで試した結果、この餅にはやはり粒あんだろうということで、甘さを抑えた“主人好み”の粒あんに落ち着いたそう。

 

 

理想とされる粒あんについて伺うと、

 

「炊き上がりに粒が綺麗に残っていて、食べると口の中で皮が溶けるのが好みですね」

 

とのこと。

 

実際に「粟田焼」のあんこも、やはり粒あんがお好きというだけあって、素晴らしい!

餅の食感とシンクロしつつ、控えめな甘さが醤油の香ばしさを引き立てて、口の中に皮を残さずスッと消えていく後口の良さ。

主役タイプのあんこというよりは、餅を食べさせるためのあんこですね。

こしあん派の急先鋒だった頃の私でもこれには堕ちただろうなと思います。

 

 

まだまだ知る人ぞ知る、といった感じの「陶菓 粟田焼」ですが、京都駅のThe CUBE内にある、京都を代表する老舗50社の有名和菓子を集めた京菓子のセレクトショップ「京銘菓 匠味」でも人気上昇中とのことなので、ネクストブレイクの予感大!のあんこでございます。

 

Information
店舗・施設名 京菓子司 平安殿本店
住所 京都市東山区平安神宮道三条上ル堀池町373-10
電話番号 075-761-3355
営業時間 9:30〜18:00 月曜定休 祝祭日は営業 
※祝祭日の翌日は振替休業 ※新年は元旦のみ休業 左記以外に年2~3回不定休
ホームページ http://heianden.shop-pro.jp/

Writerかがたにのりこ

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Writerかがたにのりこ

あんこをこよなく愛し、月に2回は自宅で餡炊きをするフリーライター。 元・漉し餡党、現在はあんこ博愛主義者。

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