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こんにちは。京都競馬場の春開催が終わって、ちょっぴりロス気味のノグチです。。。
そんなタイミングで、あの「メルボルンカップ」の優勝トロフィーが公開されるとのことで、さっそく行ってきました!今回はその様子をレポートします。
特別公開の会場となったのは、以前にも紹介した「CL by C.ルメール Fashion & Café」。競馬の魅力を発信する、さまざまなイベントが開催されているスポットです。
▼競馬を“観る”から“まとう”へ。京都・烏丸御池のクリストフ・ルメール騎手のお店「CL FASHION & CAFE」で体感する、新しい日常
https://www.digistyle-kyoto.com/magazine/55980
今回はここで、オーストラリアの国民的レース「メルボルンカップ」の優勝トロフィーが特別公開されました。
“the race that stops a nation(国の動きを止めるレース)”と呼ばれるこのレース。
勝利すれば「人生が変わる」「英雄になれる」とも言われ、世界中の騎手が憧れる存在です。
2026年6月2日、世界を巡るトロフィーツアーの一環として行われた今回のプレゼンテーション。
会場にはクリストフ・ルメール騎手や岩田康誠騎手に加え、先日11度目の挑戦で見事ダービージョッキーの仲間入りを果たした松山弘平騎手、短期免許で来日中のダミアン・レーン騎手、マイケル・ディー騎手ら豪華な顔ぶれが登壇。
それぞれの「メルボルンカップ」への想いやストーリーが語られました。
左から クリストフ・ルメール騎手、岩田康誠騎手、ダミアン・レーン騎手、松山弘平騎手、マイケル・ディー騎手
イベントは、ベールに包まれたトロフィーの除幕からスタート。
Victoria Racing Clubのリー・ジョードン氏は、京都が今回のツアーで“海外最初の訪問地”であること、そしてルメール騎手のお店で開催できたことへの喜びを語りました。
姿を現したのは、その年の優勝者に贈られる“本物”のトロフィー。約1億円以上の価値を持つともいわれ、その輝きには自然と目を奪われます。
ただ、それ以上に感じるのは、このトロフィーが積み重ねてきた歴史の重さ。数えきれないレースとドラマが、このひとつに詰まっています。
トロフィーを掲げる2人 左から リー・ジョードン氏、クリストフ・ルメール騎手
2011年、ドゥーナデンでメルボルンカップを制したクリストフ・ルメール騎手。
「このトロフィーは、スポーツの中でも特別な存在だと思います」
トークでは当時のレースを振り返りながら、印象的な言葉も聞かれました。
「ゴールした瞬間、自分が勝ったかどうか分からなかった。でも観客が“勝ったぞ”って教えてくれて、その時にやっと実感しました」
初めてのオーストラリア、そして急遽決まった騎乗。
振り返れば、すべてが想定外の連続だったといいます。
実はこのときドゥーナデンには、前哨戦を制したオーストラリアのトップ騎手、クレイグ・ウィリアムズ騎手が騎乗する予定でした。しかしレース1週間前に騎乗停止となり、急遽ルメール騎手にチャンスが巡ってきたのです。
「予想してなかったことばかりで。でも、その中で勝てたのは本当に特別なことでした」
淡々と語られたその言葉の奥には、言葉だけでは表しきれない重みがありました。
多くの偶然が重なった先にあった、あの勝利。振り返れば一つひとつがつながっていたようにも感じられます。
ルメール騎手にとって、そしてメルボルンカップという舞台にとっても、その特別な瞬間は今も鮮やかに刻まれているようでした。
メルボルンカップをドゥーナデンで勝利した時のクリストフ・ルメール騎手
2006年は、日本競馬の中でも語り継がれる一戦となりました。
デルタブルースによる日本馬初の勝利、しかも日本馬によるワンツーフィニッシュという快挙が生まれたレースです。
そのとき鞍上にいたのが、岩田康誠騎手。
「初めての海外で、正直何が何だか分からなかったですね。ずっと緊張していました」
前日の晩ごはんも喉を通らないほどの緊張感。さらに、メルボルンカップの前に騎乗したレースでは、調教師による厳しい指摘も受け、精神的にもかなり追い込まれていたといいます。
そんな極限状態の中で、背中を押したのが、吉田勝己オーナーの一言でした。
「24頭いるけど、逃げたら1頭立てやで」
この言葉で一気に腹が決まり、思い切ったレースへ。
序盤からいいポジションを取ることにもつながりました。
そして迎えた、運命の直線。
接戦となったゴール前で、岩田騎手の胸にあったのは、少し意外な思いでした。
「ゴール前は接戦だったんですけど、相手が日本馬のポップロックだったんで、日本馬のワンツーフィニッシュになるなら、順位はどっちでもいいかなと思っていました」
それでも最後に前へと出たのは、デルタブルース。
「馬が僕のアクションに応えてくれて、結果的に1着でゴールすることができました」
勝負の最中にあっても、どこかにあった「日本馬で決まれば」という思い。
その心の動きこそが、このレースを特別なものにしているのかもしれません。
岩田騎手はその後、オーストラリアで多くの人から「英雄になれるぞ!」など声をかけられたことにも触れ、この勝利の大きさを実感したといいます。
振り返ってもなお色あせない、あの一瞬。その言葉からは、当時の空気感までもが伝わってくるようでした。
日本馬の(左から)ポップロックとデルタブルース、ゴール前の接戦の様子
メルボルンカップをデルタブルースで勝利した時の(左から)角居調教師、岩田康誠騎手
ルメール騎手は、こんなふうにも話しました。
「競馬には国境がない。このトロフィーがあることで、みんな同じ夢を見られると思います」
実際にこの日は、オーストラリアやニュージーランドの騎手も登壇し、それぞれがこのレースへの特別な思いを語りました。
国が違っても、同じ目標を目指す。
その中心にあるのが、このメルボルンカップです。
トロフィーを掲げるダミアン・レーン騎手
トロフィーを掲げるマイケル・ディー騎手
京都・烏丸御池のクリストフ・ルメール騎手がプロデュースするカフェで開かれた今回のイベント。
遠く離れたオーストラリアのビッグレースが、ぐっと身近に感じられる時間でした。
トロフィーはこのあと世界各地を巡り、再び本番の舞台へ。
でも、ここ京都で語られたエピソードや空気は、きっとその場にいた人たちの中に残り続けるはずです。
世界とつながる距離の近さを、少しリアルに感じさせてくれる——そんなひとときでした。
| 店舗・施設名 | CL FASHION & CAFE(CL by C.ルメール 旗艦店) |
|---|---|
| 住所 | 京都市中京区大阪材木町690-3 |
| 営業時間 | 11:00〜18:00(月曜は〜17:30) 定休日:火・水(イベントにより変更あり) |
| 交通 | 地下鉄「烏丸御池」駅 徒歩5分/京阪「三条」駅 徒歩12分 |
| ホームページ | https://c-lemaire.co.jp/pages/cl-fashion-cafe-boutique |
Writerデジスタイル京都スタッフ
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Writerデジスタイル京都スタッフ
タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
X:@digistylekyoto
Facebook:https://www.facebook.com/digistylekyoto/
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