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京都では、四季の移ろいとともに、さまざまな年中行事が大切に受け継がれています。
なかでも節分は、古くから「季節の節目」として人々の暮らしと深く結びついてきました。
今回ご紹介するのは、そんな節分に欠かせない縁起物「神朮(おけら)」を通じて、京都の伝統文化を支える京都薬用植物園(京都市左京区)の取り組みです。
五條天神宮 宮司の佐々部昭一さん:奉納された神朮と
神朮はオケラの根茎を乾燥させて加工したもので、オケラは日本薬局方にもビャクジュツ(白朮)の基原植物として掲載される重要な薬用植物です。
五條天神宮において、神朮は古くから「厄除け」のお守りとして親しまれていて、神朮をくべた火で大豆と勝餅を焼いて食べ、無病息災を祈る風習があり、節分では欠かせない存在です。
一方、オケラは京都府のレッドリストで絶滅寸前種として掲載されている、とても貴重な植物。そのため京都薬用植物園では、オケラの複数系統の育成に取り組み、保全を進めているそうです。
こうした活動がご縁となり、京都薬用植物園では2021年から五條天神宮の節分祭で使われる神朮を奉納しています。
今年も、2025年12月に園内で育てたオケラを掘り上げ、根茎を洗浄・乾燥して作った神朮を、2026年1月30日に五條天神宮へ奉納したそうで、毎年100個を奉納し、今回で6回目なのだそう。
奉納の様子
京都薬用植物園は今後もこの活動を続けて、貴重な資源を守りながら、京都の伝統文化を未来へつなげていくとのこと。植物を守り、文化をつなぎ、地域の人々の暮らしにそっと寄り添う取り組みなんですね。
五條天神宮といえば、なんと794年創建。農耕や医薬の神さまとして親しまれてきた歴史ある神社です。
五條天神宮の節分祭では、日本最古といわれる「宝船図」や「勝餅」とともに、古くから厄除けや健康祈願の縁起物として親しまれる「神朮(おけら)」が授与される習わしがあります。
五條天神宮の節分祭
日程:2026年2月3日(火)
場所:五條天神宮(京都市下京区)
授与品:宝船図、勝餅、神朮
ご利益:厄除け、無病息災
五條天神宮の節分祭に参加して、京都ならではの伝統文化や自然の恵みにぜひ触れてみてください。
京都薬用植物園では毎月、見学研修会を開催しています。
特に9〜10月はオケラの花が見頃とのことで、見学研修会で観察することができますよ。
興味のある方は、公式LINEから見学研修会の詳細を確認してみてくださいね。
オケラの花
武田薬品 京都薬用植物園は、90年以上前に設立され、生物多様性の保全を目的に、世界中から植物遺伝資源を収集・保全し続けています。
現在は、植物遺伝資源の利活用を最大化するため、「守る」「つなぐ」「伝える」という3つのアクションを通じて、世界中の人々と自然環境に貢献しています。
東京ドーム約2個分に相当する約94,000㎡の広大な敷地に、絶滅危惧種を含む約3,000種の植物を保全。
薬用・有用樹木を集めた樹木園をはじめ、漢方処方園、温室、中央標本園、香辛料園、民間薬園、ツバキ園など、多彩なテーマで植物を展示。
「いきもの共生エリア」では希少な植物や魚を展示。
展示棟は明治時代の洋館「旧田辺貞吉邸」として知られ、歴史的な雰囲気も楽しめます。
| 店舗・施設名 | 武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園 |
|---|---|
| 住所 | 〒606-8134 京都市左京区一乗寺竹ノ内町11番地 |
| お問合せ先 | 武田薬品工業株式会社 京都薬用植物園 E-Mail garden.takeda@takeda.com ▼公式LINEの登録はこちら 見学研修会・イベント情報が届きます! https://lin.ee/G8APCL9 |
| ホームページ | https://www.takeda.com/jp/about/local-locations/botanical-garden/ |
Writerデジスタイル京都スタッフ
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Writerデジスタイル京都スタッフ
タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
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Facebook:https://www.facebook.com/digistylekyoto/
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