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地域ライターの「ツブとアン」です。深草エリア外の伏見区で育ち結婚を機に「住むなら深草」と、この地を選んで30年余になります。どこへ行くにも交通至便で温暖、子育ての環境も充実しているという判断でした。
居住者目線で、また転入者目線でこのエリアの魅力を発信していきたいと考えています。なおペンネームは京都動物愛護センターから譲り受けた二匹の保護猫の名前です。よろしくお願い申し上げます。
さて早速ですが「総合支援学校」をご存知でしょうか。
総合支援学校というのは障害のある児童・生徒のための学校を言います。私「ツブとアン」も小学生の頃一年間、病弱児(病弱も障害の一類型)としてお世話になり学力的あるいは生活習慣などについて助けて頂いたところになります。
もちろん子どもたちの健康はすべての親の願いでしょう。しかしながら何となく様子がおかしい、そう感じて専門家に診て頂いたところ入院治療が必要になることも無いとは言い切れません。そうなったときの不安感、心細さはいかばかりでしょう。
肉体的・精神的なケアをする医療のほかに子どもの場合、それぞれの学齢に応じた教育や、学習上又は生活上の困難を克服し自立を図るために必要な知識技能を身につけられるようにしていかねばなりません。
さて、そのための一つ、京都市立桃陽総合支援学校(本校)は京阪墨染駅から墨染街道を東に約2km、桃陽病院に隣接しています。
前身を含めると昭和27年(1952年)から続く学校で、小学生から中学生まで在籍することができます。
総合支援学校は京都市立だけでも9つあり、そのうちここ桃陽総合支援学校は病弱の児童の支援に対応しています。
桃陽病院に入院している児童・生徒だけでなく、4つの病院に分教室を持ち、その4つ以外の京都市内の病院へは訪問教育を行うなど入院治療する子どもたちが学べる取り組みをされています。
学ぶこと、教育を受けること自体が本人のエネルギーとなり、治療へのモチベーションを高めることになると考えられています。
最近はICTの進歩によりリモートでつながることが可能となりました。法律においても遠隔教育が制度化されるなど、社会的な環境も整いつつあります。
このため今は学校や教室での対面の学習指導だけでなく、画面を通して双方向で直接学んだり、さらには生徒間のコミュニケーションを取ることもできるようになっています。
現在、在籍する児童・生徒の数は約30名で、他府県から京都市内の病院に入院する子どもも在籍するそうです。
学習内容は基本的に一般の学校と同様です。また特別支援学校における教育課程の特徴である時間があります。これは「個々の生徒が自立を目指し、障害に基づく種々の困難を主体的に改善・克服するために必要な知識、技能、態度及び習慣を養い、もって心身の調和的発達の基盤を培う。」と設定されているものです。
地域との結びつきもあり、ボランティアの方々の支援を受け自然体験をしたり、老人ホームへ出向いて交流するなど喜ばれている面もあります。
正面玄関横のロータリーの花壇には相田みつを氏の揮毫による「願」の文字が彫りこまれた「願いの像」があります。
相田みつを先生が「ひとりひとり自分に合った『願い』を持ちましょう」「幸せは自分の心が決める」と言っておられることから、相田みつを美術館から許可を得て「願」の文字を使用させていただくに至っているとのことです。
置かれた境遇はさまざまであっても学び続けて欲しいという願いと、それを現実のものにしようと支える人々がおられる具体的な仕組みがあることはとても心強いのではないでしょうか。
なおこの学校は病気等により入院となった児童・生徒を対象とした学校です。
【Q.桃陽総合支援学校へ入学しようとする場合どうしたらいいのでしょうか?】
<お問い合わせ先>
桃陽総合支援学校 電話:075-641-2634
今回の取材は支援学校内にて行いましたが基本、学校敷地内への無断侵入は禁じられています。児童・生徒の安全に関わりますので写真撮影も外構のみとさせて頂きました。学校内の様子は充実したホームページをご参照ください。
(これらの情報は2025年11月取材時のものです。)
| 店舗・施設名 | 京都市立桃陽総合支援学校 |
|---|---|
| 住所 | 京都市伏見区深草大亀谷岩山町48-1 |
| 電話番号 | 075-641-2634 |
| 交通 | 京阪墨染駅から徒歩25分 JR藤森駅から徒歩20分 |
| ホームページ | https://cms.edu.city.kyoto.jp/weblog/index.php?id=400701 |
Writerツブとアン
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Writerツブとアン
伏見在住50年(うち深草35年)。
長年の経理・IT・総務職を定年で辞し今は2匹の保護猫(ツブ♂・アン♀)も家族に。写真撮影や動画編集、DIY(電気工事士)、低山トレッキング、渓流釣り、バイクツーリングなど多趣味。また2025年度は町内会長。多様な観点から愛すべき深草を取り上げ、皆様と一緒に楽しめる記事を書きたいと考えています。
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