グルメ・お土産

2025.09.27

こんにちは。

ライターの森山あゆみです。

 

「目で楽しむ逸品~京都×焼き印グルメ探訪~」第6回目は梅園の『みたらしバターサンド』をご紹介します。

 

1927年(昭和2年)に創業した「甘党茶屋 梅園(うめぞの)」

夏のかきごおりに冬のぜんざいなど、甘党一筋で商いを続けられている名店です。

なかでも名物の『みたらし団子』は創業以来、長らく愛される逸品。

熱々のみたらし団子を頬張ったり、手土産としていただいたり、京都人であれば一度は味わったことがあるはず。

 

そんな歴史ある味わいが、洋テイストを取り入れた新しいお菓子として誕生しました。

その表面には、“あのみたらし団子”が可愛らしいモチーフになって刻印されているんです。

 

しょうゆスタンプからはじまった?誕生時のユニークなエピソード

『みたらしバターサンド』5個入り 1,550円(税込)

 

当日消費のみたらし団子を日持ちのするお菓子にしたいーーそんな想いから誕生したのが、この『みたらしバターサンド』。

名物であるみたらし団子のたれと大吟醸が香るバタークリームを、サクッとしたクッキーで挟んだ和洋折衷のお菓子です。

 

特徴的なお団子のシルエット

 

クッキーの表面には、特徴的な俵型のお団子が4つ並ぶ、なじみある姿が。

そう、あの梅園の『みたらし団子』が、とっても可愛らしいモチーフとして焼き印に表現されています。

実はこの焼き印のデザイン。

実際のみたらし団子の姿に忠実になるよう、3代目みずからが考案したんだとか!

キュートに変身したお団子の姿に、心がぎゅっとわし摑みにされてしまいます。

 

梅園の看板商品『みたらし団子』5本入り 531円(税込)(提供:京甘食品株式会社)

 

そんな焼き印ですが、誕生時にはこんなユニークなエピソードも。

現在は職人がひとつひとつ電気ゴテで手押ししていますが、当初はなんと、自作したスタンプ(!)にしょうゆを塗って押し、それを焼き上げていたのだとか。

しょうゆが垂れてしまったり、焼き印の色にムラができてしまったりと、なかなか難しく、試行錯誤されたそうです。

そんなエピソードを知ると、よりいっそう焼き印に愛着が湧いてきますよね。

 

焼き印の電気ゴテ。持つとずっしり重い

 

サクッ、とろっ。甘じょっぱさが癖になる!梅園の『みたらしバタークリームサンド』

まんなかから「みたらしのたれ」がとろり

 

みたらし団子をバターサンドに落とし込むにあたり、こだわったのは「和の食材」を取り入れること。

まず、クッキーのサクサクした軽やかな口当たりを実現しているのは、大豆油。

さらに、生地に白あんを練り込んでいることで、やさしい和のテイストが息づいています。

また、バタークリームには京都産の大吟醸を使用し、上品さを演出しています。

 

みたらしのたれ&バタークリームが相性抜群

 

サクッと焼き上げられたクッキーに、ふんわり大吟醸が香るバタークリーム、そのあいだからは香ばしく甘辛いみたらしのたれがとろり。

ひと口かじると、みたらしのたれとバタークリームが絶妙なハーモニー!

クッキーのサクサクした歯ごたえの楽しさに、甘じょっぱい味わいが掛け合わさって、癖になるおいしさ。

バタークリームサンドと聞くと少し重たいイメージがありますが、こちらのバタークリームは後味すっきり。

つい「もうひとつ…」と手が伸びてしまいます。

 

要冷蔵のお菓子なので、しっかり冷やしてから食べるのが、おいしくいただくコツです。

 

手土産にもぴったり!購入できるのはジェイアール京都伊勢丹「梅園 oyatsu」

梅園 oyatsu ジェイアール京都伊勢丹店 店舗外観(提供:京甘食品株式会社)

 

『みたらしバターサンド』が購入できるのは、京都市内にある梅園の6店舗のうち、ジェイアール京都伊勢丹内にある「梅園 oyatsu」。

「梅園 oyatsu」は、持ち帰り商品に特化したテイクアウト専門店。

和の素材を生かし、趣向を凝らしたお菓子がずらりと並びます。

『みたらしバターサンド』はもちろん、『あんマドレーヌ』も人気商品です。

 

京都駅直結の便利な立地なので、旅のおともや手土産にもぴったり。

名店の新たな味わいを、ぜひ、おうちで楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

Information
店舗・施設名 梅園 oyatsu ジェイアール京都伊勢丹店
住所 京都市下京区烏丸通塩小路下ル東塩小路町 B1F
電話番号 075-352-1111(ジェイアール京都伊勢丹 大代表)
営業時間 10:00~20:00(ジェイアール京都伊勢丹に準ずる)
交通 JR、近鉄、地下鉄「京都」駅直結
ホームページ https://umezono-kyoto.com/

Writer森山 あゆみ

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Writer森山 あゆみ

常に新たなグルメを探し歩く日々。周囲から「おすすめのお店や食べ物を教えて!」とよく相談されるほど、食べることが大好きです。最近はカレー屋さんを開拓中。
「言葉で心に灯りをともす」をモットーに、温かなつながりを感じられるような文章づくりを目指しています。
WEB:https://cotomosu.com/

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