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2023.11.17

ハワイアンリトミック講師 朝霧夏さん

深草に移住し、ふかくさ暮らしを満喫されている方へのインタビュー。

第一弾は、子育てサークルの活動、ハワイアンリトミック講師、【E-TOKO深草】子育てライターと多彩に活動されている朝霧夏さんです。「自分を大事に、今を大事に」。地域の方とのご縁がもたらす深草のくらしをお子さんとめいっぱい楽しみ、ご自身の可能性も追求されている様子をお伺いしました!

朝霧夏(あさぎり なつ)さん

2019年4月、結婚を機に兵庫県から移住。旦那様と2歳の娘さんとの3人家族。移住後、仕事の忙しさから体調をくずして退職した後、深草の自然に癒され地域の魅力を再認識する。出産後は、地域の児童委員さん、保健師さんにお世話になり、子育てサークル「たんぽぽひろば」の紹介を受ける。「深草tetotetoひろば」にも参加。2023年からはNPO京都子育てネットワーク登録講師として、ハワイアンリトミックの仕事をスタートさせている。

 

豊かな自然に癒されて

――移住前、深草についての予備知識はあったのですか?

朝霧さん:ほとんど何も知らなくて。住み始めてからも、毎日大阪に1時間くらいかけて通勤していて、仕事もすごく忙しかったので、ほとんど寝に帰るような感じでした。

結局体調を崩してしまい、退職して休養していたのですが、その時に深草のすぐ周辺にある鴨川の河原や稲荷山によく出かけていました。

――深草は身近に自然がありますもんね。

朝霧さん:そうなんです。自然の力に助けられましたね。

川や山の景色を眺めて、自然の空気をたくさん吸って、趣味のウクレレを稲荷山で弾いたりして…。

そうするうちにちょっとずつ体調も回復して、半年ぐらいした頃に娘を授かり、そのままゆったりと妊婦ライフを過ごすことができました。

 

心強かった地域のサポート

――出産後はいかがでしたか?

朝霧さん:夫婦とも実家が遠くて、夫の仕事の繁忙期が重なったこともあり、初めはひとりで悩むことが多かったですね。

そんな時にありがたかったのが、地域の児童委員さんや深草支所の保健師さんの定期訪問です。

すっごく気さくで、親身に相談に乗ってくださって、「なんかあったらいつでも気軽に呼んでや」って声を掛けていただき心強かったですね。

検診に行った時も顔と名前を覚えてくださっていたんですよ。

今も参加している子育てサークルの「たんぽぽひろば」も、その時に紹介していただきました。

 

――子育てサークルの存在は大きかったですか?

朝霧さん:うちの子は歩き始めるのが遅くて心配していたんです。「私の育て方が悪いんじゃないか」とまで思ってしまって…。

でも、先輩ママのみなさんから、「そんなこと気にしすぎなくていいよ」って言ってもらって、いろんな経験談やアドバイスを聞いたり、いきいきと活動されている様子を目にするうちに、元気になっていきました。

2歳になり、今では元気いっぱい走り回っている娘さん

 

――お子さんにもいい影響がありそうですね。

朝霧さん:生後5カ月の頃から参加したのですが、いろんなお兄ちゃん・お姉ちゃんに一緒に遊んでもらって楽しそうでしたね。

その様子に、私も励まされたというか、「ひとりじゃないんだ」って思えてうれしかったです。

 

子育ての楽しさを発信する側として。

――その後「たんぽぽひろば」の運営にも携わっておられるんですね?

朝霧さん:はい。参加した年の翌年からは「一緒に盛り上げてくれる人を探している」と聞いて、元気をもらった恩返しの意味も込めて、運営メンバーの一人として携わっています。

 

――さらに「tetoteto」の運営もされているとか?

朝霧さん:「たんぽぽ広場」のママたちが、「tetoteto」が毎月第一日曜日に主催している「深草tetoteto広場」に行っていると聞いて、遊びにいったのがきっかけです。

主催メンバーの一人のおさとうざらめさんと仲よくなって、家に遊びに行ったり、ママのための茶話会でお話したりする中で、代表の紫綾さんの「地域のつながり作りをより本格化させたい!」という熱い言葉を聞き、「ぜひ手伝わせてください!」と手を挙げました。

今は、11月23日に「ふかくさ100円商店街」と同時開催で行う「おやこマルシェ」の準備をがんばっているところです!

「tetoteto」の活動場所に向かう途中

 

駄菓子も売っているお気に入りのおもちゃ屋さんで大好きなラムネをゲット!

 

こちらでも、娘はお姉ちゃんたちと遊びながら、育ててもらっている感じで、とってもありがたいです。

「これはさわったらあかん、あぶないで!」「人を叩いたたらあかん!」って。

親に言われるよりも、しっかり聞くんですよね。

なんか、親同士、子ども同士のいい循環ができてるなぁって感じています。

 

たんぽぽひろば

深草・稲荷地区で20年以上続く子育てサークル。0歳から未就学児を持つお母さんの居場所を作ることを目的として、毎月の公園遊びと室内遊びで、さまざまな企画のイベントを開催。ママ講師による講座なども行っている。

 

>>活動内容などくわしくはこちらから

http://tampopohiroba.web.fc2.com/schedule.html

https://www.instagram.com/tampopohiroba/

 

tetoteto

「手と手をとりあって、たくさんの人たちがつながれる居場所」をめざして、2021年に発足。毎月第1日曜日、深草小学校裏の空き地で「深草tetoteto広場」を開催。深草の子育てや地域を盛り上げる親子向けのイベントを行っている。

 

>>活動内容などくわしくはこちらから

https://tetotetofukakusa.wixsite.com/-site

https://www.instagram.com/teto_teto2021/

 

自分らしさを生かした活動も。

――ハワイアンリトミックの講師もされているんですね。

朝霧さん:深草商店街の「ふかふか子育てコミュニティベース」で行われたリトミック講座に参加したときに、娘がすごくうれしそうで、音楽を通して親子で楽しめるところが素晴らしい!私もやってみたいなと思いました。

いろいろ調べるうちに、リトミックとウクレレを融合させたハワイアンリトミックの存在を知り、講師の資格を取得しました。

今年の5月からはNPO京都子育てネットワークの講師としても登録していただき、活動しています。

「たんぽぽひろば」で開催されたハワイアンリトミックの様子

 

親子で楽しめる、ハワイのフラをアレンジしたリトミックダンス

 

――レッスンは娘さんと一緒ですか?

朝霧さん:教室などに派遣される時は、娘はパパとお留守番なのですが、私自身や子育てサークルさんが開催する場合は、もう娘が先生みたいになって張り切ってますね(笑)。

参加のみなさんも盛り上げてくださって、助かっています!

 

――子育てライターもされているんですよね。

朝霧さん:NPO京都子育てネットワーク代表の藤本さんから、「子育て中のママとして楽しい活動を発信したり、がんばっているママを紹介したりする記事を書いてみない?」とお声がけいただいて、「デジスタイル京都」の「E-TOKO深草」のライターとして定期的に記事を担当しています。

 

――人とのつながりがどんどんひろがっていますね。

朝霧さん:娘が生まれてから1歳半ぐらいまでは、正解を見つけようと悩んで、視野が狭くなりがちだったんですけど、子育てサークル、ハワイアンリトミックの講師、ライターとたくさんの人と関わらせていただき、「1人じゃないこと」「子育ての楽しみ」、そして「自分自身の可能性」も知ることができました。

今回の取材を受けたきっかけも、一緒にたんぽぽひろばの運営を仲間からの紹介だったんですよ。

 

地域に育ててもらっている

――娘さんとよく利用される施設などはありますか?

朝霧さん:公園は毎日のように行っていますし、京エコロジーセンターや京都市青少年科学センターの親子ふれあいサイエンスルーム、深草児童館、深草幼稚園の親子クラス、ふかふか家(深草地域の交流サロン)はよく利用しています。

tetotetoの運営メンバーが主宰しているママのためのコミュニティ​『ひとつながり』に顔を出すことも多いですね。

どこも近所でみなさん顔を覚えてくださっていて、娘が行きたいというところばかりなんですよ。

深草には子育てのことをよく理解してくれる協力的な場所が多くて、地域に育ててもらっているなぁって実感しています。

京阪「藤森」駅近くのローズ公園で

 

お兄ちゃん、お姉ちゃんのマネをしてブランコも立ちこぎ!

 

――娘さんと畑もされているとか?

朝霧さん:深草の瓦町付近で畑を借りて、娘と家庭菜園をしています。昨日も芋掘りしてきたんですよ。

大きくて立派なお芋ができました!

 

たくさんできたので、お友だちにおすそ分け

 

最初は失敗だらけだったんですけど、周りのおじさん、おばさんが野菜の育て方を教えてくれたり、おすそ分けしてくれたり。

娘のこともずっと見守ってくれていて、「こんなに走り回って、大きくなったねぇ!」って笑顔で声かけてくださって。

畑を始めたきっかけは、娘が歩き出すのが遅くて、「自分に何か足りていないのでは?」「体によいものを食べさせなければ」というところからだったんです。

でも、自然の中で人の温かさにふれて、人とのつながりも広がっていく中で、「こうでなければ!」というこだわりがやわらいでいきました。

 

――最後にあらためて深草の魅力を教えてください。

朝霧さん:京都ということもあって近寄りがたい感じなのかなと思っていましたが、実際に住んでいる人は、まっすぐ思いを伝えてくれて、それでいて物腰が柔らかい方ばかり。

移住してきたのに、ずっと昔から住んでいるような感覚があって、孤独にならない不思議な地域です。

他の地域の出身者が多いところも魅力かもしれません。

これからも、「楽しそうなこと」には一直線に!

深草の人たち、自然、街並みの魅力をしっかりと感じながら、さまざまなことに取り組んでいきたいです。

Information
店舗・施設名 深草tetoteto広場
住所 京都市伏見区深草枯木町18
交通 京阪藤森駅より徒歩5分
ホームページ https://www.instagram.com/teto_teto2021/
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