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京都クッキー缶めぐり〜おうちカフェを楽しもう〜

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【La KLASSIQUE】 長年の思いと技術がぎゅぎゅっと!京都人気パティシエのクラシカルなクッキー缶

2021/12/06

こんにちは!

クッキー缶が大好きなライター太田かおりです。

今回は、「幼い頃からクッキー缶に憧れを持っていた」というパティシエが3年をかけて作り上げた、こだわりのクッキー缶をご紹介します。

 

■名店で修行を積んだ人気のパティスリー「La KLASSIQUE」

京都最古の神社の一つ、下鴨神社のすぐ近くにある「La KLASSIQUE」(ラ・クラシック)。2018年8月にオープンした人気の洋菓子店です。

 

イートインもできる店内には、シンプルながらも洗練された10種類ほどの生菓子をはじめ、人気のレモンケーキなどの半生菓子、クッキーを中心とした焼菓子が並びます。

素材の美味しさを活かした、クラシカルでここにしかない洋菓子が人気の理由。全種類制覇したいという野望を持つのは私だけではないはず!

 

お店のオーナーシェフ・加藤雅也さんは、京都の幻の名店「オ・グルニエ・ドール」で経験を積んだ実力派。惜しまれながら同店が閉店したあと、同じくパティシエの奥様と独立してオープンされたお店です。

 

 

■商品化までには3年も!その理由はクッキー缶への憧れ

開店から3年、2021年6月に満を持して登場したのが、「FOUR SEC KLASSIQUE(フール セック クラシック)」(税込4,968円)

「本当はお店のオープン時に間に合わせたかったんですが、心から納得のいくものができるまでこだわった結果です」という加藤さん。

 

そのこだわりの原点は、加藤さんご夫妻が長年持ち続けていた「クッキー缶への憧れ」。

幼い頃特別な時に食べた、缶の中にぎっしり詰まったクッキー。お気に入りの1枚を兄弟と取り合いになって食べた思い出。そんな「いつかは自分たちの納得のいくものを作りたい」という加藤さんご夫妻の思いが存分に詰まって完成した一缶なんです!

 

もちろんこだわりは外身のデザインも。

白い楕円の缶は、大きさ、厚み、形を探し求めてやっと出会ったものです。茶筒などを作る製缶技術の高い宇治市の会社で作られたもので、緩やかなアーチを描く蓋の印刷はなんと手作業で刷り込まれているそう!

 

■懐かしさと細やかな技術が詰まった14種類

缶のデザインをじっくり楽しんだら、いざオープン!

「蓋を開ける瞬間は、ぜひその場にいる全員で見た目と香りを楽しんでほしい。クッキーの香りが一番高いのはこの瞬間です!」と加藤さん。

 

その言葉の通り、開けた瞬間思わず歓声が上がるぎっしり感と華やかさ!

このぎっしり感は、作り手の作業効率よりも「食べる人に楽しんで欲しい」という思いが優先された表れそのもの。重さは500グラムとずっしり、とにかく満足感たっぷりです。

 

レトロな雰囲気と華やかさを演出してくれているのが、赤色の「ドレンチェリー」や緑色の「アンゼリカ」がちょこんとのった絞りクッキー。「初めは全然入れるつもりはなかったものですが、懐かしさを求めた妻のアイデアです」。

真っ白で目を引く「プレッツェル」の形のクッキーも「いつかこの形のクッキーを作りたい」という奥様の思いがあったからなんだとか。

 

クッキーの種類は14種類。元々商品として登場しているクッキーを中心としたラインアップですが、「塩チーズプレッツェル」だけはこのクッキー缶でしか味わえないオリジナルです。

なんと、14個それぞれ違うクッキー生地で作られているというこだわり。小麦粉を6種類使用し、それぞれ配合を変えているので全て異なる風味と食感を楽しむことができるんです!

同じ北海道産のチーズを使ったクッキーも2種類ありますが、加藤さんの手にかかれば全く違う味わいに!

 

缶の中に入っている紹介カードにもこだわりが。

あえて写真やイラストを入れず、文字だけで表示しているのは「どれがどのクッキーかなぁと、食べながら思いを巡らせて楽しんで欲しい」という思いから。そんな発想、これまで思いつきもしなかったので驚きです。こういう「余白」をあえて作ってもらえることで、バラエティ豊かな14種類を存分に楽しむことができるんですね。

 

■おうちカフェを楽しもう!

さぁ、お好きなドリンクを用意してティータイムを始めましょう!

今回は「クラシック」をテーマに、アンティークのティーカップに紅茶を入れてみました。加藤さんの思いを受けて、14種類のクッキーを照らし合わせながら食べたいので、1種類ずつ器に並べて。

「一番こだわりがみえるクッキー」と教えてくれた「サブレバニーユ」

小麦粉、発酵バター、砂糖、卵黄、塩、バニラビーンズのみで作られたシンプルなクッキーで、発酵バターと小麦の香りを楽しむことができます。サクッ、ホロッの食感がたまらない!

シンプルゆえに難しく、気温によって配合を変えているんだとか。

幸運のシンボルをかたどった「子ぶたのレモンクッキー」は唯一のアイシングクッキー。

カリッと歯応えがよく、マイヤーレモンの酸味が爽やかな食べ心地です。紅茶との相性も抜群でした!

 

■購入は店頭で

クッキー缶は店頭のみの販売です。配送も可能なのでギフトにもおすすめ。

素材の魅力を活かしたシンプルでクラシカルなクッキー缶。手に取ったらもう、大満足間違いなしです。思いと技術が詰まったここにしかない一缶、ぜひ楽しんでください!

 

 

スポット情報

店舗・施設名 「La KLASSIQUE」(ラ・クラシック)
住所 京都市左京区下鴨森本町13−9 糺の森ビル本館1階
電話番号 075-746-3059
営業時間 10:00~17:30
定休日:日曜・月曜(月曜祝日の場合は営業)
交通 京阪本線「出町柳」5番出口より徒歩15分
京都市バス停留所「糺の森」より徒歩1分
ホームページ https://www.instagram.com/laklassique/

地図

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ライター紹介

京都クッキー缶めぐり〜おうちカフェを楽しもう〜一覧

ライター:太田かおり

京都のおいしいものを巡るのが大好きなライター・撮影スタイリスト。特におやつ好き。得意なテーブルコーディネートをいかして、日々「おうちカフェ」を楽しんでいる。

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