グルメ・お土産

2021.08.10

京都・二条富小路にある京町家カフェ「まつは」を営む西村めぐみさん、由香さん姉妹。「食材の組み合わせが斬新! そしておいしい!!」と評判の料理を提供する二人が、二十四節気に合わせて考えてくれたおつまみを紹介します。なお、メイン食材は野菜。京都の京北町の農家さんから毎回、この季節の〝推し野菜〟のお題をもらう趣向です。

第9回は、「立秋(りっしゅう)」(2021年は8月7日~8月22日)にぴったりな一品をどうぞ。

 

 

味付けは麦みそで。トマトの甘みが引き立ち、滋味深い一品に

「『トマトのすりながし』は、うちのお店では夏に必ず作ります。ランチにも登場する人気のお料理。トマトと、おだしやおみそって、よく合うんです。火を通して作ることもありますが、今日はフレッシュな風味をいかして、冷たいままを頂くことにしました」と、めぐみさん。

「まつは」では味付けに麦みそを使いますが、好きなおみそを使ってOK。いったん出来上がったところで味見をし、塩やおみそで味を調えましょう。トマトスライスもおいしいけれど、おみそのコクと塩気がプラスされると、こんなにも、しみじみとおいしい一品に…、と驚かされます。もうひとつの「セミドライトマト」は、作るのに少し時間はかかるものの、素材はとってもシンプル。トマトのうまみがギュッと濃縮されて、日本酒の甘み・香りとマッチします。

今回、合わせたお酒は、滋賀県・琵琶湖のほとりの酒蔵「浪乃音酒造」の「渡船60」。さわやかな香りが特徴で、しっかりとした酸味も感じられる純米吟醸生酒です。

「『前田豊三郎商店』さんで薦めていただいた夏酒(なつざけ)で、キリッと冷やして飲んでおいしいのが嬉しいですね」(めぐみさん)

トマト尽くしで、涼やかな乾杯って素敵。ぜひ、お試しを!

 

「トマトの冷たいすりながし」の作り方

〈材料(4人分)〉

トマト(大)…2個 だし汁(冷ましたもの)…350cc 麦みそ…大さじ5

 

〈作り方〉

(1)トマトを粗めのざく切りにする

(2)だし汁に(1)と麦みそを入れ、ブレンダー(またはミキサー)で混ぜる。なめらかになったら、冷蔵庫で冷やす

(3)器に盛り、フェンネル(分量外)を飾る

 

※だし汁は、昆布とカツオの一番だしを使用

 

「セミドライトマト」の作り方

〈材料(4人分)〉

ミニトマト…好きなだけ 塩…適量

 

〈作り方〉

(1)ミニトマトを横半分にカットする

(2)天板にオーブンシートを敷き、切り口を上にして(1)を並べる。軽く塩をふり、100℃のオーブンで2時間ほど焼けば、出来上がり

 

※そのまま食べるほか、お料理に利用しても(パスタの具材や、ハンバーグのタネに混ぜ込むなどしてもおいしい)

 

普通のトマトをスライスしたもので作ってもよい。冷凍保存できるので、作る時は一気に多めに、がおすすめ

「『浪乃音酒造』さんのお酒は好きで、お店でもよく出しています」とお二人。「渡船」は、滋賀県産の貴重な日本古来の酒米の名前。精米歩合60%なので「渡船60」だそう

庭での写真撮影。待ちきれなくなったほーちゃん(めぐみさんのお子さん)が登場すると、自然に皆が笑顔に。そんなシーンもまた良し、です

「まつは」は、8月いっぱい店内飲食をお休み。再開予定などは、ホームページやSNS(facebook、Instagram)にてお知らせされます。
恒例の「おふく市(毎月最終金曜・土曜)」は開催予定とのこと

 

☆ ☆ ☆

この季節の〝推し野菜〟メモ

トマト

 

大玉からマイクロサイズまで、いろんな色や形があるトマト。大量のトマトがお手頃に買える旬の季節にこそ、おすすめしたいのが加熱して食べることです。

トマトには昆布と同じ〝うまみ成分〟のグルタミン酸が多く含まれていて、実は和食にも合う野菜。しょうゆ味の煮物や味噌汁に入れても合うし、トマトと梅干しの和風炊き込みご飯は、驚くほどおいしいですよ。

加熱するとたくさん食べることができるので、夏バテ対策にもぴったりです。

解説・吉田修也さん(okulu株式会社/京農園よしだ )

 

―次回は「処暑(しょしょ)」のおつまみレシピをお届けします

Information
店舗・施設名 まつは
住所 京都市中京区二条通富小路東入ル晴明町671
電話番号 075-231-7712
営業時間 10:00~17:00(LOは16:30) 
※17:00以降の利用については要相談。
電話やメールでお問い合わせください。

日曜・月曜休。都合により臨時休業、長期休暇あり
交通 地下鉄「京都市役所前」駅から徒歩約6分
お問合せ先 matuhairoiro@gmail.com
ホームページ https://www.matsuha225.com/

Writer市野亜由美

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Writer市野亜由美

京都のおいしいお店を訪ねるのが好き。おすすめの手土産、ランチの行き先など、友人から尋ねられることもしばしば。仕事で、レシピの記事を担当できるのは幸せ。 食の世界の奥深さや、楽しいことへの興味が高じて、小さなイベントを自ら企画したりも。

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