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2021.04.29

京都在住の外国の方に、「どうして京都へ⁉」「京都のどこが好き??」など京都尽くしのインタビューを実施し、異文化視点から京都の魅力を再発見することを試みるコーナー【YOUは何しに京都へ?】。

 

第9回目のゲストは、インド人のVinayak(ヴィナヤック)さん。京都でAIエンジニアとして活躍している男性です。

 

インドの古都から日本の古都へ

 

Vinayakさんの出身地は、インドの都市ジャイプール。首都デリーと世界遺産タージ・マハルのあるアグラと合わせて北インド観光の主要3都市の1つと言われている街です。北インド初の計画都市として整備された街であるジャイプールには、道路が碁盤目状に敷かれているという京都との共通点が!!町中の建物がピンク色に塗られており、ピンクシティとも呼ばれ、多くの観光客を迎えています。Vinayakさんのお父様は、ここで日本人のツーリスト相手にビジネスをされていたそう。とは言え、Vinayakさんが京都に来るきっかけは、別のところにありました。

 

ジャイプールのスタートアップで働いていたVinayakさん。AIプロダクト(AI技術を用いた製品やサービス)について調べていて、現在お勤めの企業に出会いました。技術に関する質問等のやり取りをするうちに、ジョブオファーをもらいAIエンジニアとしてお仕事をすることに。転職がきっかけで京都に来られたのですね。

 

 

鴨川のほとりで瞑想を

 

Vinayakさんの朝はとても早く、なんと4時半前にスタート。起床後は2時間ほど瞑想の時間です。朝食を摂りランチの用意をして、9時前にオフィスに。インドにいたころは、家族と暮らし、食事の準備なども家族に頼っていましたが今は京都で一人暮らし。生活のリズムを変えました。時折、鴨川のほとりにでかけて瞑想することもあるそう。早朝の人が少ない時間帯に自然の恵みを感じながら、心を落ち着かせます。鴨川はVinayakさんのお気に入りスポットのひとつです。

 

プライベートタイムは、主に古代インド哲学の本(もともとサンスクリット語で書かれたヴェーダ文学)を読んでいます。時には、友人達とクリケット(野球の原型と言われるスポーツ。インドの国民的球技)をしたり、サイクリングに出掛けたりすることも。「ジャイプールと一緒で、京都は伝統的で美しい街だと思う」と笑顔で語ってくれました。

 

 

サンスクリット語は日本語のルーツ!?

 

Vinayakさんの母国語は、ヒンディ語。そして流暢な英語を話します。200以上の言語が話されているインドでは、英語が準公用語とされ、英語を話せることは一種のステイタスと捉えられるそう。Vinayakさんは京都の職場でも、社員同士は英語でコミュニケーションを取っています。「日本語に関しては、NHKのラジオ講座などを利用し、少しずつ学んでいるところ」と話しながら「日本語にはインドの古代語サンスクリット語に由来している言葉がたくさんあります」と教えてくれました。例えば日本語の「お世話」という言葉は、サンスクリット語で‘奉仕’という意味の‘Sewa’が語源なんだそう!!「こんな風に、インドと日本には文化や言葉に深い関わりがあります」と話してくれました。

 

 

ホンモノのインド料理!山食音

 

ヴィーガン(完全菜食主義者)であるVinayakさんは、食事のほとんどを自炊していますが、外食の際よく訪れるのが出町柳駅近くにある「山食音」。「山食音」は、京都のVEGAN食堂「PLANTLAB.」と鎌倉の山道具メーカー「山と道」が共同運営するスペース。京都の野菜を使った南インド料理を提供し、ハイキングに関する商品販売を行っています。京都には、インド料理を提供するレストランがたくさんありますが、Vinayakさんは、「山食音のお料理はホンモノのインド料理。インドで食べるお料理と変わらない!」と太鼓判を押します。

 

 

新しいことに挑戦を

 

実は、兄弟やいとこもITエンジニアとして活動しているというVinayakさん。お父様からは、職場としてアメリカを勧められていたそう。でもVinayakさんは「USにはかなりの数のインド人がいてインド人コミュニティが出来上がっている。インド以外で仕事をするなら、新しい環境に挑戦したかったんだ」と語ります。「京都はグローバルな都市で英語を話せる人が多い。でも多くの日本人は日本語だけでコミュニケーションを取っているし、インドについて詳しい人は少ない。それは、僕にとっていい刺激になると思う」と話してくれました。縁あって京都の企業に就職されたVinayakさんですが、新しい環境に飛び込みたい!という想いもあり、京都を選んでくれたのですね。その心意気は、まさに日進月歩のAI分野で活躍するエンジニアそのものです!

 

Information
店舗・施設名 山食音(やましょくおん)
住所 京都市上京区河原町通今出川梶井町448-13 清和ビル2F-A
交通 出町柳駅から徒歩5分
お問合せ先 yama.shoku.on@gmail.com
ホームページ https://www.yamatomichi.com/

Writerみやはら由惟

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Writerみやはら由惟

京都在住のフリーライター・編集者。
約6年間の東南アジア生活を経て本帰国。異国の地で日本を感じるポイントに出会える度に嬉しかった気持ちが忘れられず、今は京都の中の異国を探す日々。
目指すは、美味しいもの・人との出会いを通して、京都の中で世界一周旅行!

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