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買い物かご除菌装置「ジョキンザウルス」は、どうやって誕生した!? 株式会社ニューネクス トさんにお邪魔しました!

2021/03/10

お久しぶりです。
アオイです。

 

以前にアオイが「京都試作ネット」という組織を取材したときのこと、覚えていますか?
京都の機械金属加工の企業が集まって作った「京都試作ネット」さんのことです。

このときは現在の代表理事で、最上インクス株式会社の鈴木滋明社長にお話を伺いました(くわしくはコチラ)。

 

鈴木社長にお話を伺う中で、何度か登場した“株式会社ニューネクスト”さん。この会社は2020年秋、京都のイオンモール桂川に設置された、買い物かごを除菌する装置「ジョキンザウルス」を開発した会社さんです。

話題になったこの製品を作ったのが、やはり「京都試作ネット」の会員企業だと聞きつけたので、今回はその株式会社ニューネクストさんにお邪魔しました。

 

大平印刷からもクルマで10分ほど。南区吉祥院にある株式会社ニューネクストを訪ねると、出迎えてくれたのは、声も大きく豪快な雰囲気の松岡俊秀会長です。

 

■松岡会長、こんにちは。今日はよろしくお願いします。

 

ニューネクストは、どんな会社?

 

アオイ:松岡さん、こんにちは。ニューネクストさんは、あの「ジョキンザウルス」を開発した会社さんだと伺ってやってきました。
まずは御社がどんな会社なのか、教えていただけますかニャ。

松岡さん:もともとは株式会社富士精工という省力化機械制作の会社でした。

アオイ:確か、松岡さんのお父さんが創業したんですね。

松岡さん:そう。僕が先代から引き継いだ時は仕事も多くて業績は右肩上がり。「やってえなやってえな」という時代だったから、それなりに行けてた。

アオイ:お仕事、どんどんやってきてたんですね。

松岡さん:ところがだんだん状況が変わってきて、お客さんからの依頼も変わってきた。それまでは「富士精工さん、今回はちょっと高いわ。負けてくれへんか? 次の時に挽回するし今回一緒にやろうや」と言ってくれてたのが、時代の変化でそうしたやり取りもなくなった。

アオイ:なんか雲行きが怪しいですニャ。

松岡さん:そのうちお客さんが仕様書を送ってきて、それに対して「見積もり出して」に変わっていって。すると今までの関係とか関係なしに、価格が低いところに落ちていくねん。そのうちお客さんたちが海外シフトし始めて、ある会社さんなんかは「ついて来れるか? 中国で生産するし」となっていって、経営的にしんどくなってきた。

アオイ:それ、何年くらい前なんですか?

松岡さん:10年くらい前。ニューネクストに変わる前の、最後の1年くらいや。結局、富士精工は整理して2014年にニューネクストが誕生するわけやけど、その時、富士精工の負は全部ほかそ、となった。お客さんの仕事を無理やりやったり、仕様書ががっつりある仕事はもうやめよ、と。お客さんが困ったはるところにこそ価値があるから、脱下請けはできんかもしれんけど、下請けの自立はできるはずや、と。

アオイ:それまでのやり方を180度変えようとしたんだニャ。

松岡さん:おやっさん(お父さん)の時代は、3台作ってペイすると言ってた。1台目は損しても、2台目でそこそこ、3台目で儲かる。でもイチから先を望んで、ゼロからイチのところはサービスしてたんや。けど、僕らはそれをすべきでないと判断した。ゼロからイチまで作って、ドキュメントとして加工図面は全部お渡しする。その図面はどう使おうと結構ですけど、ただしその対価をちゃんとくださいね、というふうに変えた。

アオイ:実りはすぐに収穫するんですニャ。大転換ですニャ。

松岡さん:価値あるときにモノは売らな。それが旬や。だから今は、最終的にカタチにならずに終わるときも、それまでの実験データとかをお渡しする。もちろん誰がどの責任もってどういう判断してどうなったかも一覧表でちゃんとつけていく。するとたとえ図面もまだ作っていなくても、人や物が動いて材料も使ってたら、その分はくださいという話になるね。

こういうのは最初にちゃんと約束するけど、要は仕事というのはハッピーで終わりたいのよ。「よかったね、またやりましょ」となるためには、誤解のないようにちゃんとやっていきましょうね、というのを明確にして進めていきましょう、と。だから今までは知的財産も全部、お客さんにお渡ししてきた。

 

いよいよ話題の買い物かご除菌装置「ジョキンザウルス」について聞いちゃうよ>>

 

スポット情報

店舗名 株式会社ニューネクスト
住所 京都市南区吉祥院石原東之口21番地1
ホームページ http://newnext.co.jp/

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猫のアオイ

ライター:猫のアオイ

大平印刷のそばを流れる高瀬川の土手でひなたぼっこしていたところ、デジスタイル京都のスタッフと出会う。人間のことばがわかることと、猫であることを買われ(?)、デジスタイル京都のライターとして抜擢される。好きなものは(普通すぎですが)マタタビ。

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