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二条通「まつは」の二十四節気レシピ ~しみじみ美味しい季節の愉しみ~

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第19回 〝小寒(しょうかん)〟に「小蕪(こかぶ)尽くし」を

2021/01/07

 

今回は、小ぶりの器を使った、可愛らしさが際立つ盛り付け。それぞれ素材や色味が異なる食器も、このようにお盆の上に置くと、グッとまとまりが出ますね。

菜めしをよそったのは、薄い造りがお気に入りだという姫茶碗。

おつゆが注がれているのは、輪花(りんか)の汲み出し茶碗です。めぐみさんいわく、「本来はお茶を飲むためのものですが、お花をかたどった器にハマグリの蝶々が舞い降りたイメージで使ってみました」とのこと。す、素敵すぎる~。

温かいグリルサラダには、あえて薄い氷を思わせるような透明の小鉢を使用。ガラスを削って加工してある縦のラインも美しい器です。そして、ラズベリーの真っ赤な色が映えるマリネは、優しいグリーンの釉薬がかかった輪花のお皿を使って、ひとつに盛りつけ。こちらは「デザート代わりに、二人でシェアしてもらう」ことを想定しているそうです。あぁ、なんとお洒落な。こんな風に要所ごとにストーリーを感じさせる取り合わせを考えていくと、お料理って、いっそう楽しくなりそう。今回も素敵なヒントをもらいました!

ちなみにお店は現在、年始のお休み中。今年の通常営業は、1月12日(火)から始まります。

 

▲おいしいものを少しずつ。贅沢な気分も味わえます

 

▲こちらは「番外編・菜めしのもと」。刻んだカブ、余ったユズ、キムチ、隠し味のナンプラー少々をポリ袋に入れて…

 

▲軽くもみ、味がなじんだら完成。そのまま食べたり、炒め物に使ったりしてもおいしい

 

▲ポリ袋を使った調理は、ボウルなどの洗いものが出ず、そのまま冷蔵庫に入れられるのも嬉しいですね

 

▲長野のお正月風景(写真は由香さんより)。年末年始の食卓を彩る〝年取り魚〟としてブリが登場しているのが興味深い。お休み中、ゆっくりパワーチャージされたんだろうな~

 

―次回は〝大寒(だいかん)〟をイメージしたお料理のレシピをお届けします

スポット情報

店舗・施設名 まつは
住所 京都市中京区二条通富小路東入ル晴明町671
電話番号 075-231-7712
営業時間 10:00~17:00(LOは16:30) ※17:00以降の利用については要相談。電話やメール(matuhairoiro@gmail.com)でお問い合わせください。
【日曜・月曜休。都合により臨時休業、長期休暇あり】
交通 地下鉄「京都市役所前」駅から徒歩約6分
ホームページ https://www.matsuha225.com/

地図

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ライター紹介

二条通「まつは」の二十四節気レシピ ~しみじみ美味しい季節の愉しみ~一覧

ライター:市野亜由美

京都のおいしいお店を訪ねるのが好きなライター。レシピ記事が得意。 今回は、自身のお気に入りのお店「まつは」の西村めぐみさん(写真向かって右側・姉)、西村由香さん(同左側・妹)の協力を得て、簡単に作れて、ワクワクするようなレシピを連載する夢が叶いました。 「お茶をするのも、お酒を飲むのも、ぼーっと過ごすのも好き」という西村姉妹が切り盛りする同店は、2020年2月で6周年。良い塩梅(あんばい)に、かしこまり過ぎず、丁寧につくられた食事やスイーツ、おつまみにファン多数。

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