グルメ・お土産

2020.12.23

京都の御所南エリアにある町家カフェ「まつは」。西村めぐみさん、由香さん姉妹が営むこちらでは、食べると心がふんわりと和むようなごはんやスイーツ、そしてお二人がチョイスしたお酒やお茶が堪能できると人気です。そんな同店の魅力を盛りこんだ、四季折々の美味しいものを考えてもらい、レシピを紹介したいとスタートした連載も第18回。今年の締めくくりにお届けするのは、寒い日の朝食や軽食にぴったりなポカポカとおなかから体を温めてくれるお粥と、お二人の地元・信州産のビーツを使った一品です。

 

カボチャとビーツの〝元気カラー〟で、冬場の無病息災を願う

冬至といえば、カボチャを食べる人も多いのでは。「もちろん煮物とかコロッケも好きですが、私は、お粥がカボチャ料理で一番好きかも」と、めぐみさん。聞けば、学生時代に好きで通っていた京都のカフェでよく食べていたお気に入りのメニューだったとか。「とくに寒いこの時期には、トロッとした食感のお粥が体も温まって、よく合う気がする」とめぐみさんが言うと、「この明るい色も元気になるよね」と由香さんもうなずきます。

今回は、ごくシンプルに、「カボチャさえあれば」完成する一品ですが、色々プラスしてアレンジを楽しむのもおすすめ。「白玉だんごやトッポギなどを加えてもいいですし、カボチャの種、松の実、アズキを炊いたもの、ヒエなど好みの雑穀をトッピングしてもおいしいです」(由香さん)

また、ビーツは〝食べる輸血〟といわれるほど栄養価が高い野菜だそう。めぐみさんいわく「体調を崩しがちな冬にうれしい食材ですよね。冬至にはアズキを食べる習慣があり、それは赤い色が邪気を払うといわれているそうです。そこで、ビーツも赤い! と今回、選びました」とのこと。なるほど!!

 

今年の〝冬至〟は1221

冬至は二十四節気の22番目。太陽が最も低い位置にあり、夏至とは反対に1年で最も昼が短く、夜が長くなる日です。今年の冬至は12月21日、期間的には1月5日の〝小寒(しょうかん)〟までを指します。

冬至の日を境に日照時間も長くなり、春に向かうとはいえ、「冬至冬中冬始め(とうじふゆなかふゆはじめ)」という言葉もあるように、寒さはむしろこれからが本番。仕事納めや年越しの準備など、少し慌ただしい時期でもあるので、滋養のあるものを食べ、柚子湯に入るなど、ゆったりと冬の暮らしを楽しむ工夫をするのも良いですね。

 

 

 

>さぁ、お待ちかね。レシピうぞ

Information
店舗・施設名 まつは
住所 京都市中京区二条通富小路東入ル晴明町671
電話番号 075-231-7712
営業時間 10:00~17:00(LOは16:30) ※17:00以降の利用については要相談。電話やメール(matuhairoiro@gmail.com)でお問い合わせください。
【日曜・月曜休。都合により臨時休業、長期休暇あり】
交通 地下鉄「京都市役所前」駅から徒歩約6分
ホームページ https://www.matsuha225.com/
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