グルメ・お土産

2020.11.20

こんにちは。藤松です。

本日は中京区は柳馬場三条にやってきました。
三条通を南北の柳馬場通に入ると、ちょっと落ち着いた店やマンションが立ち並ぶ一角です。

今日向かっているのは新しいイタリアン。10月8日にオープンしました。
その名も「イタメシヤ カルネオ」さん。カルネ=イタリア語で肉 オ=男 という造語が名前のお店なのですが、なんか強そう? 肉が主体のイタリアン?? それは行ってのお楽しみ!


■外観は女性が好みそうな、明るくてかわいらしい感じ。やっぱりイタリアンはこうでなくては。

 


■でもビルに掲げた看板はなんだかユニーク。しかしここにもステーキ肉の絵が。この店はお肉に自信がありそう。なぜか。その理由は後半にわかるよ。

 

毎度のごとく「こんにちは~」と尋ねます。
店内はカラフルで陽気な雰囲気。これはワイワイ楽しむのによさそうですねえ。

 


■入口右手にある冷蔵ケース。おいしそうなイタリア総菜はテイクアウトも可能です。

 

厨房から出てきたのは、店主の関さん。イタリアンの世界に飛び込んで11年になります。
料理の世界に飛び込む前、関さんが何だったかというと。
「プロボクサーだったんです」
そういえば、体幹がしっかりしているような。

 

そんな関さん、ボクサーを辞めてからイタリア料理に出会いました。イタリアに渡って、しばらく食べ歩きしたり、学校に入って学んだりした時期もあります。
店内には関さんがイタリアで買った絵やミニチュアの置物が。関さんのパワフルなボディとは一味違う、繊細で心優しい人物像が浮かび上がります。


■旅先でこういう絵を買えるセンス、見習いたい。

 

さあ、前置きはこのくらいにして、そんな関さんがどんなイタリアンを繰り出すのか、いざ、ひと皿目!

 

すっと差し出された最初のひと皿は、その名も「真っ白なカプレーゼ(1,080円)」
ねえ関さん、意外過ぎるよ。もっとワイルドに来るかと思ったのに、なにこの可愛らしさ。


■あっという間に(ココロを)持っていかれる、見た目が違反すぎる「真っ白なカプレーゼ」

 

「トマトをくりぬいた中に、トマトのジュレとモッツァレラを詰めました。上にかかった白いソースも、モッツァレラにちょっと手を加えたものです」
「家庭でこのソースを作るのは、ちょっと難しいかもしれませんが」と微笑む関さん。
いいのいいの。こういう驚きはお店で楽しみたいものです。では早速、この新顔すぎるカプレーゼをいただいちゃいましょう!

 

「真っ白なカプレーゼ」と一緒にいただいたのはイタリアの白ワイン「レ・マルスーレソーヴィニヨンブラン(ボトル4,000円)」。爽やかな香りで、前菜とともにする最初の一杯にはぴったり。


■トマトを切ると中身はぎっしり、トマトジュレとモッツアレラ。

味はしっかりカプレーゼ。トマトがジュレ状になっているので食べやすさという意味でも二重マルではないでしょうか。

 

続いてはおすすめと聞いた「濃厚オマールエビのトマトクリームパスタ(1,980円)」をオーダー。
もう、メニューのイラストを見て心惹かれてしまいました。
「カルネオ」さんは、メニューやワインリストもイラスト満載でおしゃれ。見ているだけで楽しくなります。


■この「濃厚オマールエビのトマトクリームパスタ」を表現したイラスト、結構気になります。でも現物を見ていただきたいので、いったんモザイク。笑

 

厨房から濃厚なエビの香りが漂ってきました。
関さん、湯気の立つ一皿とともに登場です。
気になる「濃厚オマールエビのトマトクリームパスタ」、コチラでーす! どや!


■インパクト大の「濃厚オマールエビのトマトクリームパスタ」。オマールエビの半身がどーん(注:エビの半身は飾りです)

 

熱いうちにいただきましょう!
それにしてもエビのいい香り! そしてソースも見た目に負けない濃厚さ。

「エビの身もミソも、全部使っています」
さらに仕上げには、エビの殻を砕いてつくったパウダーを使ってパンチをきかせています。


■エビのパウダー。関さん、本当に仕事がこまやか。

 

この濃厚なパスタに負けないワインを、とお願いしたところ、勧めてくれたのは「アンセルミ サンヴィンチェンツォ(ボトル6,000円)」です。フルーツがぎっしりつまったような、陽気で果実味のしっかりした味わい。


■エビのクリームソース、一滴も残したくない方は、ぜひパンもどうぞ。パンもお店で焼いてます。

 

「カルネオ」さんのワインはすべてイタリアのもの。

「ボトルは常時30種類ほど、グラスでお出しできるものも、赤白合わせて5種類ほどを用意しています」
ボトルワインも3,000~3,500円程度のものが中心なので、ワインが好きならぜひボトルで楽しんでほしいです。

「もちろん秘蔵の1本もあるので、聞いてください」
と、ワイン好きには嬉しいアピールもありましたよ。

 

お酒とよく合う「カルネオ」の料理ですが、飲まない方にもちゃんと配慮してくれています。
「飲めない方には、料理の味付けもちょっと調整して出すようにしています」
ここまで気遣ってくれるなんて、嬉しい限りじゃないですか!

 

印象に残る料理が続いていますが、最後はいよいよ「カルネ(=肉)オ(男)」の本領発揮です。
実は「カルネオ」さん、以前取材した「 益一」さんのグループ。だから肉の質には自信があるのです~。
ということで、「名物 カルネオのチョップドステーキ(1,580円)」、行ってみよう!


■パワフルなステーキ! でもお皿は手描きのイタリア製で雰囲気があります。

名前にもなっている“チョップド”の中身は、粗く切った赤身のランプ肉。それを特上カルビで巻いています。またソースには牛の骨からとったスープを使っていますが、スープもちゃんとお店でとっています。


■ステーキの中からゴロゴロ出てくる肉・肉・肉! 食べごたえありますよ。

 

「店で作ったもの以外は使っていない」と話す関さん。パンやスープ、盛り付けに至るまでその丁寧さはしっかり料理に現れています。
このステーキはお店のおすすめ赤ワインと一緒にいただきました(「キャンティクラシコ」(グラス900円)。肉とワイン、がっつりのタッグがめちゃめちゃ合う!


■ワインを注いでくれる関さん。ええ横顔です。

 

こまやかな気遣いと、驚きの料理、明るい雰囲気と、楽しい要素が三拍子そろった「カルネオ」さん。
今は女性客が多いとのことですが、頷けますね。

 


■今日はデザートまで行ってしまった。「ティラミス(500円)」。スイーツもおすすめ!

 

「カルネオ」さんは30名程度までなら、貸し切りも可能です。
たぶんそれが実現できるのはもう少し後になりそうですが、いつかまた、こんな陽気な至りんで、ワイワイやりたいものです。

最後に。

ボクシングと料理の共通点は? と聞いてみると…。
「体力が必要なところは同じかなって思う」
だ、そうです!

Information
店舗・施設名 イタメシヤ カルネオ
住所 京都市中京区柳馬場三条上る油屋町94
電話番号 075‐746‐6262
営業時間 11:30-14:00
17:00-22:00
月曜定休(祝日の場合は火曜日)
駐車場 なし
ホームページ http://www.masuichi.jp/carneo/
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