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二条通「まつは」の二十四節気レシピ ~しみじみ美味しい季節の愉しみ~

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第14回 〝霜降(そうこう)〟に「小田巻蒸しときのこの琥珀(こはく)餡」を

2020/10/30

おいしいごはんやスイーツ、そしてさまざまなお酒が楽しめる京都の町家カフェ「まつは」。お店を営む西村めぐみさん・由香さん姉妹が提供するお料理は、〝普段のごはん〟にキラッと光るアイデアをちょい足しされているような感じ、が魅力です。

「これ、どうやって作るんですか?」と、いつも楽しく聞きながら取材している連載も14回目を迎えました。今回、紹介してもらった「小田巻(おだまき)蒸し」は、今のところお店では出していないそうですが、寒くなると恋しくなるメニュー。おやつに軽食にと、いろんな場面で好評だそう。そのまま食べてもおいしいけれど、キノコの餡かけにすると、これがまた、何とも絶品なのでした。ぜひ、お試しあれ!

 

冬が深まる前、寒さ慣らしの時季に温かいものを

「真冬になって体が寒さに慣れてきたら、コンディションが整えやすくなると思うんですが、冬が深まっていくこのタイミングに体を温めるものを、と思って」とめぐみさん。お子さんが、外遊びから帰ってきたら、びっくりするくらい芯から冷えているのに、温かい飲み物は意外に飲んでくれない、という発見もあったのだとか。うどんの入った茶わん蒸し、「小田巻蒸し」は、お子さんはもちろん大人にも喜ばれる、ほこほことお腹から温まる一品。

まつは姉妹の地元・長野県では見たことがなかったそうですが、「関西のお出汁の文化の賜物的なメニュー。うどんと茶碗蒸しが出合うなんてすごい!」と感動して以来、お気に入りだといいます。「京都の人たちが食べているのはもっと豪華なご馳走感覚の『小田巻蒸し』ですが、今回はかなり質素(笑)にしています」とも。そのぶん、思いついたら、すぐに作れる手軽さもうれしいですね。

 

今年の〝霜降〟は1023

 

霜降は、秋が一段と深まり、朝晩の冷え込みが厳しくなるころ。初霜の知らせが聞かれるのも大体この時期で、山は紅葉で彩られます。今年の霜降は10月23日で、期間的には11月7日の〝立冬(りっとう)〟までを指します。

「私は霜を踏むのが大好きで、鴨川に霜柱ができていないかな、って散歩中に探すこともあります」(めぐみさん)

 

 

 

>さぁ、お待ちかね。レシピうぞ

スポット情報

店舗・施設名 まつは
住所 京都市中京区二条通富小路東入ル晴明町671
電話番号 075-231-7712
営業時間 10:00~17:00(LOは16:30) ※17:00以降の利用については要相談。電話やメール(matuhairoiro@gmail.com)でお問い合わせください。
【日曜・月曜休。都合により臨時休業、長期休暇あり】
交通 地下鉄「京都市役所前」駅から徒歩約6分
ホームページ https://www.matsuha225.com/

地図

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ライター紹介

二条通「まつは」の二十四節気レシピ ~しみじみ美味しい季節の愉しみ~一覧

ライター:市野亜由美

京都のおいしいお店を訪ねるのが好きなライター。レシピ記事が得意。 今回は、自身のお気に入りのお店「まつは」の西村めぐみさん(写真向かって右側・姉)、西村由香さん(同左側・妹)の協力を得て、簡単に作れて、ワクワクするようなレシピを連載する夢が叶いました。 「お茶をするのも、お酒を飲むのも、ぼーっと過ごすのも好き」という西村姉妹が切り盛りする同店は、2020年2月で6周年。良い塩梅(あんばい)に、かしこまり過ぎず、丁寧につくられた食事やスイーツ、おつまみにファン多数。

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