京都のアートシーンが、再起動!
こんにちは、マツモトです。
相次ぐ美術館の休館に芸術関係の催しの延期・中止が続き、しゅんと静まり返っていた京都に、少しずつ明るさが戻り始めました。
新型コロナが広まる前、美術館やコンサートホールなどに足を踏み入れていなかった方でも、美術館でなにか「やっている」、そこに出入りしている「人がいる」、のを見るだけでアートの息づかいは感じていたのではないでしょうか。
5月の末に京都府の緊急事態宣言が解除され、アートスポットが集まる京都・岡崎エリアもで、アートが続々、息を吹き返しています。
そこで、本来はことし3月21日に装い新たにオープンする予定だった「京都市京セラ美術館」に、さっそく行ってみました。
2度にわたり開館を延期した新生「京都市京セラ美術館」は、5月26日に満を持して開館しました。当面は京都府民限定公開・要事前予約ですが、徐々に予約範囲は広がる予定です。
「京都市京セラ美術館」は今回、もとの建築を大切にしつつダイナミックなリニューアルを施したのですが、その変わり具合にド肝を抜かれてしまいました。
なんというか、パリのルーブル美術館のガラスのピラミッド以来の衝撃。
だって美術館の入り口地下にできてるよ!! しかもとてもモダンなのに、もとの建築にマッチしているのは、ルーブル以上かも。
■まさか建物の下を開発するなんて斬新すぎる! しかもカッコいい!!
新たに「東山キューブ」という名称で、北東に新館を増築!
こちらはなんとなく青森県立美術館を髣髴とさせるなあ…、と思っていたのですが、建築家さんが同じでしたー(青木淳氏、西沢徹夫氏)!
私の見る目も、捨てたもんじゃない(笑)
■外観はモダンだけど、旧館のテイストにマッチ
新しくなった「京都市京セラ美術館」は、中庭の庭園も整備されています。こちらは誰でも憩える空間。特に今の時期は暑くも寒くもなく、庭を渡る風が心地よくて、つい長居したくなります。
屋内にもお庭が眺められるゆったりしたスポットが新設されていました。いまはさらに、ソーシャルディスタンスを保つ対策もされています。