グルメ・お土産

2018.05.23

お店は「ステージ」。楽しめる酒場、最高!!

 

「お待たせしましたー!」

来た来た。これが原始焼きかあ!

串に刺して焼いたまるごとの魚が、炭火でじっくり焙り焼かれています。

 

「今日は大羽イワシ、カマス、メバルです。ぜひ串からガブっといってください」

どれもデカくて実にうまそう!

原始焼きには秋田の秋田酒造の やまとしずく 純米酒 夏のヤマト を。

塩のきいた魚に合う、じつにフルーティーな純米酒です。

 

一番大きなカマスに思いっきりかぶりつく。

皮はパリパリ、中ふっくら。いい焼き加減。

大ぶりの大羽イワシに食らいついたミヤマグチ氏も、「このワイルドさ、たまりません!」と大絶賛。

 

ついでにお知らせすると、「酒菜米べゑ(サカナベイベエ)」は

日本酒はどれでも一杯500円の均一価格! 銘柄もどんどん変わります。

価格ありがたい&種類豊富なので、気になるものをいろいろ試してみてください!

 

 

さて、お腹が少し落ち着くと、店内のいろんなところに目が行きます。

「結構広いね。何人くらい入るの?」

「大体、60人くらいですね。あまり狭いと喧嘩しちゃうんで…」

「誰が何担当(焼き、お造り、煮物など)とかはあるの?」

「ないです。いろいろローテーションしています。その方が楽しいんで」

「あそこに干しているのは?」

「あれは豚です。乾燥させて“ぶたりめ”に…」

「……」

とまあ、一事が万事この感じ。

 

すると店長(これも単に“役”の一つだと彼は言います)の林さん(兄)が、「店は、自分たちの舞台(ステージ)だと思ってるんです」と。

「厨房が完全オープンでテーブルと厨房の高さに差がないのも、自分たちのやっていることをお客さんに見てほしいと思っているからです」

 

店が開けば、自分たちが主役。

お客さまに喜んでほしい、楽しんでほしい、でも自分たちだって楽しみたい。

今の感覚にとってもマッチしています。

飲食業界はいろいろ厳しいことも多い昨今、これほど面白そうに仕事をしているのは羨ましいほど。

 

 

続いて出してくれたのは「江戸前シチュー」(850円)。

「酒菜米べゑ」の弐大煮込み(もうひとつは“おでん”)の一角をなす、自慢の牛筋煮込み。

「八丁味噌やワインを使って、毎日注ぎ足ししながら煮込んでます」

 

「煮込みにはワインどうですか? うち、ワインも全部グラスでいけますよ」

確かにこれはワインだね。しかも煮込みに負けないフルボディでいきたくなってきた!

ワインはスペインの マルケス・デ・リスカル ティント・レセルバ で。

ほどよいタンニンがとろとろの牛肉、深く濃厚な八丁味噌の味わいによく合う!

 

 

さらにお知らせすると、「酒菜米べゑ(サカナベイベエ)」は

ワインはどれでもグラス単位でいただけます。

林さん(弟)曰く、

「なんでも開けます。グラス1杯からどれでもいけます。言ってください」

だいたい、グラスワインは銘柄がこれこれと決まっている店が多いですが、酒の卸をやっているわたしでも唸ってしまう。

 

「さいごにゴハンどうぞ!」

すっと差し出されたのは小ぶりな土鍋。

「ふた熱いから気を付けてください。あ、ふた取りますよ!」

そして開けられた土鍋を覗けば、ツヤツヤに輝く「銀シャリ」(600円。大は800円)が…。

 

「ぴかぴかですね!」

と、土鍋を覗き込むヤマグチ氏の瞳も輝きます。

氏がせっせと取り分けてくれている間にきけば、

「土鍋はオヤジが焼いてくれました」。

林兄弟のご尊父は清水焼の陶芸家。

なんとこの店のためにこの土鍋をつくってくれたのだそうです。

実は店の内装や設備も、彼らのネットワークで賄えてしまったとか。

あれやこれやに驚きながらも、もちろんごはんは、きっちり全部いただきました。

 

自分たちは仕事も、休みも楽しくやりたい。

そんな彼らを見ていると、なんだかこちらもヤル気が湧いてきます。

「来年は社員旅行に行こうと思っています。取りあえず海外で!」

行き先はまだ決めていないけれど…、と言いつつ最後にはそんなことも話してくれました。

いいね、ぜひ行ってほしい。

 

何とも応援したくなる「酒菜米べゑ」。

みごとな“素人包丁”と、店内に隠れキャラのように仕込まれた“オモシロ”が魅力ですが、

すべてをここで明かすのはもったいない。

あとは実際にお店でご体験ください!

Information
店舗・施設名 酒菜米べゑ(サカナベイベー)
住所 京都市中京区東洞院四条上る阪東町664-25 西ビル1階B号
電話番号 050-3313-5057
営業時間 17:30~24:00(L.O.23:00、ドリンクL.O.23:30)
交通 阪急京都線 烏丸駅 徒歩2分
地下鉄烏丸線 四条駅 徒歩3分
駐車場 なし

Writer藤松幸一

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Writer藤松幸一

南区の業務用酒販店・株式会社ふじまつの社長。 美味しい料理とお酒大好きな1975年生まれ。 『飲食店のトータルサポート』 をテーマに、ただ売るだけでなくお客様がご繁盛して頂ける環境づくりをお手伝います。 面白おかしく、たまには真面目に素敵なお店情報をお届けします。
Twitter:@LIQUR_fujimatsu
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