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【京都市メディア支援センター】ロケ手配の裏話に、呵呵痛快!

2018/04/27

何事も現場で体感してこそ分かるもの

 

とはいえ、やはり根強い人気の場所は変わらぬもので……。

「嵐山の竹林となると、6時前の撮影スタートが当たり前です。以前、竹林奥の大河内山荘への道で撮影をしていたら、8時頃になって山荘の方がお掃除を始められて……連絡ミスで撮影のことが伝わっておらず、撮影を中断することになって謝って、山荘の方にも掃除を一旦待っていただくのに頭を下げて、『ごめんなさい』の嵐。大変なことが多いほどやりがいに感じる性格で本当によかったです(笑)」

 

とにかく、常にアンテナを張り巡らし情報を入手し、地元の人たちとのつながりを大切にしながら関係を築き、フットワークが軽くなければ務まらないのが、ロケ支援という仕事。

「スタッフさんたちがやれないことをやるのが私たちの役割。ロケ隊が京都の撮影所の人たちだとお任せすることもありますが、東京の人ばかりの場合は必ず立ち会うようにしています。現場での急な変更への対応はもちろん、無理な要求への対処も重要で……以前、商店街を全部通行止めにしたいと突然言われたときは、ムリムリムリ!ダメダメダメ!と止めたこともあります(苦笑)」

 

そんな信國さんの足元を見れば……市の職員さんには珍しいスニーカー。

 

「いつでも走っているので、常にスニーカーなんです(笑)。いままでに何足履き潰したことか! 以前、神戸フィルムオフィスの田中まこさん ※1 (現ジャパン・フィルムコミッション理事長)に、実際に歩いたところにマーカーを引いて、地図にあるどんな細い道も全部塗り潰しなさいと言われたことがあるんです。最初だけで全然進んでないんですけど……。でも、まだまだ知らないところがたくさんありますし、実際に歩いてみないと分からないこともあるので、期待を上回る提案をするためにも、もっとまちを歩かなきゃ!って思います。私たちの仕事は、まちを知ってこそですから。そのためのスニーカーです」

ところで、本日4月27日公開の『ママレード・ボーイ』でも、「3か所だけですけど、京都で撮影が行われていますよ」と信國さん。

まずは、建築を学ぶための進学先として京都工芸繊維大学が実名で。そして、その下宿先として使われた京都YWCAのサマリア館の玄関先には、偶然にもみかんの木があり、素敵なシーンに仕上がっています。さらには、通学路として嵐電の宇多野駅。ぜひ劇場でお確かめあれ。

 

いろんな撮影が同時進行していく中、「いま一番のおすすめは?」との質問に、「隨心院ですね!」と即答。

小野小町ゆかりの寺院で、本能寺に見立てて撮影されることが多いため、もちろん既出の『本能寺ホテル』でも登場しています。詳しくは来月以降に改めてご紹介いたしますが、「本能寺の変」ではたくさんのエキストラを入れての撮影が行われ、迫力あるシーンに!

そんな映画やドラマの群衆シーンには、ボランティア・エキストラさんの存在が欠かせません。そして、メディア支援センターでは、随時、ボランティア・エキストラの登録を受け付けているのです。映画のまち・京都で、エキストラとして映画づくりの現場を体感してみてはいかがでしょう? もちろん、わたくしはすでに登録済みでございます。

わたくしと撮影現場で会いたいという奇特な方は、どうぞ登録なさってくださいませ。

登録はこちらから→http://kanko.city.kyoto.lg.jp/support/extra/

 

▲撮影中、出会うはリア充ばかりなり……ゲロンチョリー!!(つぶせ!!)

 

 

※1 神戸フィルムオフィス顧問を経て、JFC(ジャパン・フィルムコミッション)理事長を務める。北九州市と並んでロケの誘致で知られる神戸市における積極的な誘致活動で知られ、幅広いネットワークを活かした映像による観光振興が高く評価されている。中でも2002年公開『GO』の冒頭、東京・横浜などでは許可が下りなかった地下鉄路線内でのシーンの撮影を、神戸市営地下鉄にて実現させたことで注目を集めた。その他、港での夜間の銃撃戦や公道での爆発炎上シーンといったこれまで国内では不可能だった映像表現にも積極的に協力。神戸市内で撮影場所が確保できない場合は、他都市のフィルムコミッションと連携してリクエストに対応するなど、その見事な手腕で多くの映画人たちの信頼を勝ち得ている超絶プロフェッショナル。

スポット情報

店舗名 鴨川デルタエリア
交通 京阪出町柳駅下車すぐ

地図

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ライター紹介

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山田涼子

ライター:椿屋 山田涼子

仮想現実的映画館「椿屋劇場」の支配人。 年間200本以上の作品を映画館で観るシネマ好き。加えて、原作となる漫画や小説、テレビドラマや深夜アニメまでをも網羅する。

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