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お茶を求め、京へ上ル~女子大学生の茶道修行~

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【宝泉院】長年愛されるオリジナルの和菓子と、熟練の技が見せる美味しいお抹茶♪~700年の時を駆ける景色とともに~

2018/04/17

美味しいお茶の点て方・・・そのコツとは!?

 

まずは、お菓子をいただきます。大きすぎず、一口で食べられるくらいの大きさです。

うん、美味しい!

苦味のあるお抹茶にはよく合いそうです。

もっちりとした求肥に包まれた、つぶあんの酸味と程よい粒感がいいアクセントです。

若狭屋末則さんの「ひととき」というそうです。

実はなんと・・・

添加物は一切不使用!

保存剤も入っていないために、夏場は3日、冬でも4〜5日ほどしか持たないそうです。味だけでなく体にも優しいお菓子なんですね。

 

しかもこのお菓子、まだ秘密があるんです。

先代の住職の頃から出しており50年以上前から味が変わっていないそう。また、宝泉院さんで参拝客に出すために特別に作られたオリジナル

お土産用もあるみたいです♪

 

 

続いて、お抹茶をいただきます♪

お抹茶は、愛知県の西尾市にある葵製茶さんの、「上別儀(じょうべつぎ)」だそう。なぜここのお抹茶を選んだのか気になって、寺の女性にお聞きすると、

「住職の出身が愛知でして、おそらくそのことが関係しているのではないかと。」

と話してくださいました。

 

さて、お互い一礼をして受け取ります。

いつもは大学の和室でお稽古をしているので、こんな立派なお寺でお抹茶をいただくとなると・・・やはり、自然と背筋がぴんとする思いです。

きめ細やかな泡がとても美しいです。

冷めないうちに・・・いただきます。

 

茶道部部員として、お抹茶をいただく時には点てていただいた方への敬服の気持ちを忘れません。

まず、お茶碗を高く掲げてから、お茶碗の向こう側に右手を回し、その手が手前になるようにゆっくりと2回、回します。お茶碗の正面をずらして飲む形になりますが、これは正面に対して敬意を払うという意味が込められています。

 

まずは一口。

 

ああ、美味しい・・・。

ホッとした気持ちにさせられるお味。

上品な抹茶の香りが広がります。後から苦味がじわじわ。

いつも茶道部で飲んでいるお抹茶よりも苦めですが、その違いがまた新鮮で心地よいです。

 

 

ズズ・・ズズズズ・・

最後の泡を残さないようにするため、音を立てていただきます。

が、実は私、これが一番苦手でなかなか最後まで綺麗に飲みきることができません・・・要修行ですね。

 

ところで、参拝客に対して1人1人お抹茶とお菓子を出していると、繁盛期なんかは少し大変では・・・?

 

質問してみると・・・

「うーん、そうですね。秋なんかは1日に1000人以上のお客さんが来られることもあるんです。その時は5〜6人でお茶を点てています。時にはお出しするのが遅くなってしまったり、逆にもっとゆっくりした後に出して欲しいとおっしゃる方もいますね。」

「でも、私はここにきて18年ですが、長年お茶を点てていると、だんだんお客さんが来られる感覚やタイミングがわかってくるんです。そこは腕の見せ所ですね。」

と、誇らしげに教えてくださいました。

 

なるほど、熟練技なんですね。

敬服いたしました。

茶道を始めてたった1年の私は、まだまだ修行が必要です・・・

 

そして、お話をしていて個人的に気になっていた質問を一つ。

「お抹茶が本当に美しく点てられていて美味しかったです。特に泡が均一に点てられていましたよね。何か立てるコツはあるんでしょうか?」

「実は、裏千家の先生がいらっしゃって、その方に教えてもらうといいかもしれません。」と、教えてくださったので、居てもたってもいられずに先生の元へ。

 

「美味しく点てるコツですか?うーん・・・。長年の経験と毎日点てることですかね。・・・あ!いつも『美味しくなあれ』と小学生とかには教えています。」

と、とても可愛らしいお声で、おちゃめな回答をいただきました♪

 

「美味しくなあれ。」

お出しする相手のことを一番に考えていらっしゃる先生の人間性がひしひしと伝わってきました。

 

宝泉院さんの拝観料は、お抹茶と和菓子を含めて800円。

素晴らしいお庭を眺めながらお茶菓子をいただけることを考えると、とてもお得な気がします。

山に近いところにあるためでしょうか、私が訪問したのが4月5日でしたが、まだ桜が満開でした。

これからは新緑の季節ですね。また違った景色を味わいに行くのもいいかもしれません♪

スポット情報

店舗名 宝泉院
住所 京都市左京区大原勝林院町187番地
電話番号 075-744-2409
営業時間 午前9時~午後5時(受付終了は午後4時30分)
交通 ・叡山電鉄 を利用の場合
「八瀬比叡山口駅(駅番号:E08)」で下車後、「八瀬駅前」停留所にて
16系統・17系統・18系統・19系統に乗車いただき「大原」停留所まで約15分。

・ 京都市営地下鉄 を利用の場合

烏丸線「国際会館駅(駅番号:K01)」で下車後、「国際会館駅前」停留所にて、
19系統に乗車いただき「大原」停留所まで約25分。
料金 大人 800円、中・高 700円、小 600円(団体30名以上 1割引)

地図

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ライター紹介

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ライター:あかり

神戸在住の現役女子大学生。 京都に住んでいた母に連れられ、何度も訪れるうちに、いつのまにか京都大好き娘に…! 抹茶が好きすぎて、大学では茶道部に入部。毎週、お茶を立てて和菓子と一緒にいただくことが私の楽しみです♪

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