おでかけ

2026.10.11

こんにちは、秋といえば食欲の秋!のエンドウです。

京都大学のシンボル「百周年時計台記念館」。その1階に、大学関係者でなくても利用できる本格フレンチレストランがあることをご存じでしょうか。

2003年の開業以来、時計台の中で親しまれてきた「レストラン ラ トゥール」が、2026年10月9日(金)にリニューアルオープンします。

テーマは、受け継がれてきたフランス料理の魅力を、今の京都であらためて楽しむこと。オープンに先がけて開かれたメディア説明会へ伺い、料理だけにとどまらない「レストランという体験」を味わってきました。

 

時計台を目指すと、そこにはフレンチレストラン!

(京都大学・吉田キャンパスの百周年時計台記念館。レストランはこの建物の1階にあります)

(白いクロスと落ち着いた照明が特別な時間を演出)

正門から時計台を目指し、建物の1階へ。

扉の向こうには白いクロスを掛けたテーブルが並び、大きな窓からはキャンパスの緑が見えます。歴史ある建物の落ち着きはそのままに、カーペットやカトラリーなどを整え、よりゆったり過ごせる空間へ生まれ変わりました。客席は18席で、8名まで利用できる個室もあります。

「京都大学の中」と聞くと少し緊張しそうですが、一般の人も予約・利用OK。

記念日や家族のお祝いはもちろん、京都を訪れた大切な人を案内する場所としても覚えておきたい一軒です。

 

「昔に戻る」のではなく、受け継ぎながら進化する

運営する株式会社円居(まどい)の始まりは、京都大学のすぐそばで65年前に開いたクラシック音楽の喫茶店「まどい」。

地域に親しまれながら、喫茶から洋食、そしてフランス料理へと歩みを重ねてきました。「レストラン ラ トゥール」も、開業から23年を迎えます

説明会で伊藤 文彰社長が振り返ったのは、若い頃のフランス料理店が持っていた『憧れ』でした。気軽な場所ではなかったけれど、少し背伸びをして出かけ、料理だけでなく、そこで過ごす時間そのものを楽しんだ—。今回のリニューアルでは、そんなレストラン文化を次の世代へ手渡したいといいます。

ただし、目指すのは昔の料理をそのまま再現することではありません。

伊藤社長の言葉を借りれば、「フランス料理は一周して元へ戻るのではなく、螺旋状に進化していくもの」。

クラシックな技法を土台に、京都の食材や今の価値観を重ねる。それが、ラ トゥールの考える『原点回帰』です。

 

料理が完成する最後の瞬間は、目の前で!

新しいラ トゥールで大切にしているのが、客席で一皿を仕上げるサービスです。

大きな肉や魚を目の前で切り分ける「デクパージュ」、炎で香りをまとわせる「フランバージュ」、そしてデザートを載せたワゴンが席までやってくる「シャリオデセール」。フレンチならではの所作を、すぐ目の前で楽しめます。

取材会では、レストランディレクターの小松 雄介さんが、撮影用に用意された鳩をデクパージュ。

ナイフとフォークを巧みに使い、部位ごとに切り分けていきます。厨房から熱々で届いた料理を、手際よく仕上げて皿へ。料理人とサービススタッフの呼吸が合って、初めて成立する演出です。

効率だけを考えれば、手間も時間もかかる方法です。それでも目の前で完成するから、香りや音が伝わり、スタッフとの会話が生まれる。

食べる前からワクワクが始まっているのです!

 

京都の秋を映した、この日のメニュー

 

メディア説明会でいただいたのは、この日だけの特別メニュー。

前菜は「戻り鰹と京都産野菜のガルグイユ」です。

ほどよく火を入れた戻り鰹を、色も食感もさまざまな野菜が囲みます。ひと皿の上に小さな秋の景色が広がるようで、「どこから味わおう…」と迷う時間も楽しい前菜でした。


メインは「京赤地鶏胸肉と椎茸のファルシー 丹波しめじと薩摩芋のキャラメリゼ」。

しっとりと火入れした胸肉に椎茸のうま味を重ね、丹波しめじとサツマイモが秋らしい香りと甘みを添えます。クラシックなフランス料理の技法と、京都らしい食材が自然に出会った一皿です。

料理にはフランス産の食材だけでなく、地域の生産者が育てた食材や有機野菜も積極的に取り入れるそう。

食後の飲み物には京都でおなじみの小川珈琲のコーヒーや、南山城村産の和紅茶などが用意されています。

遠い国の料理をそのまま持ち込むのではなく、京都で味わう意味が一皿ずつに込められています。

 

デザートは「選ぶ時間」までごちそう!

そして、ランチのフィナーレを飾るのがシャリオデセールです!

ワゴンの上段には存在感たっぷりのケーキ、下段には小菓子やマカロン、アイス、ソルベなどがずらり。目の前まで運ばれてきた瞬間、思わず身を乗り出してしまう華やかさです!

内容は季節ごとに替わり、フランスの地方菓子を含むアントルメが6〜7種類、ミニャルディーズ(小菓子)が6〜7種類、アイスとソルベが3種類ほど。

スタッフに味や由来を聞きながら、好みのものを選んで盛り合わせてもらいます。

単にデザートを食べるだけでなく、「どれにしよう?」と迷い、説明を聞き、選ぶ。そのやり取りまで含めて、忘れにくい食後の時間になります。
(なお、シャリオデセールはランチのみの提供ですのでご注意を!)

(シャリオデセールから選んだスイーツの盛り合わせ例。内容は季節によって変わります)

 

「少し背伸びする1日」を味わってみる

コースはランチ11,000円、ディナー16,500円(いずれも税・サービス料込み)。

毎日のランチというより、誕生日や結婚記念日、家族の節目など、「今日は特別!」と決めた日に訪れたい価格です。

だからこそ、料理、サービス、器、ワイン、空間のすべてをゆっくり味わう時間そのものが、記憶に残るごちそうになるのだと思います。

伊藤社長は、「今日は楽しかった、また明日から頑張ろうと思って帰っていただく。それがレストラン本来の役割」と話していました。

京都大学の中にありながら、扉は広く街へ開かれています。

時計台を見上げるおなじみの景色の中で、少し背伸びをして過ごす一日。

次の大切な日に、選択肢へ加えてみてはいかがでしょうか?

Information
店舗・施設名 レストラン ラ トゥール(Restaurant La Tour)
住所 〒606-8501 京都市左京区吉田本町 京都大学百周年時計台記念館内1F
電話番号 075-753-7623(受付 10:00〜11:30/15:00〜18:00)
営業時間 ランチ 11:30〜15:00(最終入店13:00)/ディナー 18:00〜22:00(最終入店19:30)
交通 市バス「京大正門前」から徒歩約5分/「百万遍」から徒歩約6分/京阪「出町柳」駅から徒歩約15分
料金 ランチコース 11,000円/ディナーコース 16,500円(いずれも税・サービス料込み)
ホームページ https://madoi-co.com/restaurant/la-tour/

Writerデジスタイル京都スタッフ

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Writerデジスタイル京都スタッフ

タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
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