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ようこそおおきに。ライター椿屋です。
みなさん、京都お好きですか? 映画村、お好きですか?
時代劇ドラマで育ったと言っても過言ではないわたくし椿屋が、「日本映画発祥の地」として知られる、ここ京都(※)のロケ地を紹介する当連載をスタートしたのが、2018年。気づけば9年目に突入ました~!!! パフパフドンドン♬
※諸説あり。駒札は、木屋町に建つ元立誠小学校跡地で現在はホテルとなった建物(元々は電力会社「京都電燈」の中庭)前にある。実業家・稲畑勝太郎氏が、リュミエール兄弟の発明した「シネマトグラフ」(世界初のスクリーン投影式映写機)の映像のスクリーン試写に初めて成功したことに由来。
記念すべき初回は、思わず悪代官(桜吹雪でも可)ごっこをやらせていただいた太秦映画村でございました(以下、親しみを込めて映画村)。その映画村が、この度、どどーんとリニューアル!
「水戸黄門」「銭形平次」「暴れん坊将軍」など、村内の中心である時代劇オープンセットで撮影された作品は数知れず。ですが、残念なことにテレビドラマとしての連続時代劇が消え、一時、映画村や撮影所での時代劇撮影は驚くほど減ってしまいました。そのあたりの事情に関しては、第48回日本アカデミー賞最優秀作品賞を受賞した映画『侍タイムスリッパ―』(2024年/ギャガ、未来映画社)(以下、敬愛を込めて『侍タイ』)でも語られておりますので、割愛いたします。
とはいえ、ハリウッド製作ドラマ『SHOGUN 将軍』の影響もあり、時代劇にも再び光が当たり始めたいま、“日本のハリウッド”とも言える太秦随一の観光スポットである映画村が生まれ変わったことは、喜ばしい限りでございます。
今回の大目玉(=椿屋的大注目)は、その異例の大ヒットを遂げた『侍タイ』を撮った安田淳一監督が手掛けるスピンオフ連続ドラマ「心配無用ノ介 天下御免」の撮影現場を公開するという試み!
オープン初日に合わせてクランクインした撮影現場を、入村料だけで見学できるというファン垂涎の企画です。
本番前までファンサに余念がない安田淳一監督(写真左)と主演の田村ツトムさん
え? 実際にドラマを撮ってる現場を間近で見られるってこと?? 場当たりから本番まで? しかも、監督はじめ役者さんやスタッフさんたちが働いている様子を撮影してもいいんですって?! そしてそれをSNSで拡散大歓迎だなんて、なんて太っ腹なの!!!!!!
多くのスタッフさんが見守る中、殺陣師・清家一斗さんが殺陣をつけるシーンが進む
というわけで、プレスパスでちゃっかりめっちゃ近くから覗いてきました☆
もう!ほんとすぐそこ、目の前で安田監督がカメラを回してはって、主役・心配無用ノ介を演じる田村ツトムさんの凛々しい着流し姿を拝見。眼福。
映画制作では一人何役もこなした安田監督。今回のドラマでも自らカメラを回す
ドラマでは決して見られない裏側に接近できるまたとないチャンス!お見逃しなく
お馴染みのロケーションでの現場風景。子役が活躍する大事なシーンで、監督が丁寧に演技指導する
監督から細かいオファーを受けて、同じシーンを何度も撮影
出番を待つ町娘たち。こちらのカメラに気づいて、すかさずニッコリ
「本番!」の声がかかると観覧者に向けてスタッフが掲げる注意も扇子にて
観覧は10分毎の入替制(各回約50名)で、希望者はオープンセットにある入場受付に並んで待つというシステム。撮影の現場が変わるのに合わせて見学スペースも移動し、その都度、スタッフさんが柵を動かすため、シーンによっては、ギリギリまで攻めたかなりの至近距離で撮影の様子が見られます。次回の撮影は5月予定で、スケジュールは公式サイトでご確認くださいませ。
公開撮影以外にも、新しくなった映画村には見どころが盛りだくさん!
言葉なしで伝わる面白さを詰め込んだノンバーバル(非言語)仕様の本格忍者アクションショー「NINJA MISSION」をはじめ、没入感が半端ない360°リアルタイムドラマ「花嫁道中 桜の宴」、R-18指定の体験「丁半賭博」「大人しか入れない拷問屋敷」などなど、一歩足を踏み入れた瞬間、江戸時代にタイムスリップするような空間が広がっています。
人気の忍者ショーも衣替え。東映京都が誇る俳優・アクションメンバーたちのアクロバティックなアクションは必見!
初めて訪れる人にオススメなのが、「ガイドツアー~映画村のまにまに~」です。約25分かけて、映画村を知り尽くした案内人がコアな楽しみ方を紹介してくれる村めぐり。シーズンのイベントはもちろん、映画村らしい建物・装飾の見どころや人気のショップなど、村内散歩が愉快になる情報が得られます。
10:30/12:00/14:00/15:30/17:30の1日5回実施される
大道芸人にバッタリ!身軽な芸を披露してくれた
さらには、「からくり忍者屋敷」「立体迷路 忍者の砦」「手裏剣道場」といった忍者をテーマとした館に、映画村には欠かせない人気の「史上最恐のお化け屋敷」など、体を動かしながら楽しめるアトラクションも充実。
また、華道・茶道・能狂言・京舞・三味線といった文化体験もできるので、“気になっていたけどなかなか習うまでは……”と思っていたジャンルを知る良いきっかけになるのでは?
もちろん、映画村ならではの時代劇扮装や着物レンタルもしっかり用意されています。忍者装束を着た子どもたちとすれ違いながら、「これはもう、とことん満喫したもん勝ちやな!」と思った次第。
ちなみに、この度のリニューアルを機に、フード・ショップエリアも一新されました。
京料理や和菓子など、京の食文化が堪能できる名店が軒を連ね、食べ歩きしながら、お土産を物色する人たちで大いに賑わっていました。(オープニングセレモニーで登壇されたなにわ男子・長尾謙杜さんが美味しいと言わはった抹茶スイーツの店には長蛇の行列ができておりましたよ、さすが!)
フルリニューアルの完成は2028年の予定ですが、まずは第1期オープンを迎え、新たな息吹に満ちるシン・太秦映画村へ、みなさまどうぞおこしやす。
撮影協力/松村シナ
タイトル 連続時代劇「心配無用ノ介 天下御免」(全6話)
放送局 BS-TBS
放送時期 2026年7月16日(木)スタート 毎週木曜23:00~23:30(再放送:毎週土曜17:00~17:30)
監督・脚本・撮影・企画:安田淳一
出演:田村ツトム、沙倉ゆうの、井之上チャル、ほか
| 店舗・施設名 | 太秦映画村 |
|---|---|
| 住所 | 京都市右京区太秦東蜂岡町10 |
| 電話番号 | 0570-064-349(営業時間・料金等のご案内) |
| 営業時間 | 10:00~21:00(入村は営業終了60分前まで) |
| 交通 | 〈正面口〉嵐電太秦広隆寺駅より徒歩5分、JR花園駅より徒歩13分、地下鉄太秦天神川駅より徒歩14分 〈撮影所口〉嵐電撮影所前駅より徒歩2分、JR太秦駅より徒歩5分 ※入村は17時、退村は18時まで |
| 料金 | 大人2,800円(ナイトタイム2,000円)、子ども(3歳~小学生)1,600円(ナイトタイム1,300円)※3歳未満は無料 |
| ホームページ | https://eigamura.com |
Writer椿屋 山田涼子
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Writer椿屋 山田涼子
京都拠点の映画ライター、グルメライター。合言葉は「映画はひとりで、劇場で」。試写とは別に、年間200本以上の作品を映画館で観るシネマ好き。加えて、原作となる漫画や小説、テレビドラマや深夜アニメまでをも網羅する。最近Netflixにまで手を出してしまい、1日24時間では到底足りないと思っている。
X:@tsubakiyagekijo
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