おでかけ

2026.03.27

オレンジ色の街灯が水面に揺れてキラキラ反射していた。

もしここで小さな舟に乗ったら、煌めく静かな別世界へ行けそうな雰囲気をまとっている。

綺麗…と思ってふと気づく。

水が戻ってきていることに。

 

深草の風景をゆる~く観察している、地域ライターふみちーです。

 

ここは深草地域にも流れる、第一疏水。鴨川運河と呼ばれています。

実は1/6~3/13まで、堆積した土砂を取り除いたり、掃除や点検、補修工事のために水が抜かれていました。

その水がないのも、深草地域の住民にとってはごくごく普通の、冬の風景だったりします。

その風景は、幼い頃から大人になった今でも、長靴をはいて歩いてみたいという衝動に駆られます。(わたしだけ?)

これらの画像はすべて、大岩街道直違橋通りから深草飯食町の間にある「中郷橋」から撮ったものです。

周りの橋より高いので、疏水を上から眺めることができます。

遠くには伏見桃山城も。(丸い円のところ)

この第一疏水は明治23年(1890年)に完成しました。

明治維新での東京遷都により、京都市の人口は2/3まで減りましたが、この疏水の完成により、京都の経済や産業は再び息を吹き返し、人々の生活文化の向上に大きく貢献することとなりました。

また、この頃の日本は大規模土木工事は外国人技師に委ねることが普通になっていましたが、琵琶湖疏水は設計から施工までの全ての工程を日本人だけの手で担った、最初の事例でもありました。ちなみに、西郷隆盛の長男である西郷菊次郎は第2代京都市長を勤めており、疏水事業にも大きく関わっています。

 

今年も疏水は桜の季節を迎えています。

稲荷橋から極楽橋(藤森駅)までは桜並木があり、疏水沿いの遊歩道は桜のトンネルになっています。桜の終盤でも見事な桜吹雪が見られます。

 

朝、昼は深草の生活に溶けこんでいるのに、夜になると別の顔になる疏水。

長靴をはいて歩いてみたい密かな夢を抱きながら、これからもこの風景を眺めていたいと思います。

Information
店舗・施設名 第一疏水(鴨川運河)
住所 京阪藤森駅から墨染駅の間
ホームページ https://biwakososui.city.kyoto.lg.jp/

Writerふみちー

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Writerふみちー

文具と、ついつい通ってしまうカフェでのソロ活が愉しみ。
臨床検査技師×消防団員の地域ライターです。健康・暮らし・地域の「ちょっと役立つ・おもしろい」ことを、シンプルでわかりやすい文体でお届けすることがモットーです。
読んだ方の日々に、ほんのり彩りを。“まんまる顔のゆるキャラ風”が目印です。

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