MAGAZINE
INDEX
こんにちは、京都市への移住経験があるデジスタイル京都スタッフが「京都暮らしの魅力」を語るこの企画、続いては“結婚”という人生の転機に移住を決意したミズノがお伝えします。
大学は大阪、暮らしは京都–そんな少し変則的な学生時代を過ごしました。京都に姉が住んでいた縁で、私は6年間、京都から大阪の大学へ通っていたのです。
その後、仕事は名古屋、暮らしは実家である三重という11年を経て、結婚を機に「どこに住むか」を夫と話し合いました。夫は大阪で勤務しているのですが、学生時代には京都で暮らしていた経験があり、結果として、私たちはそれぞれが“縁”を持つ京都市を新たな拠点に選びました。
偶然ではありますが、京都にいた姉も、三重から出てきた母も、気がつけばみんな京都市の右京区民に。家族が近所にいることで、まるで“半分同居”のような安心感の中、私たちの生活は今日も静かに心地よく回っています。
家を買うか、建てるか–最初の議論で夫が強くこだわったのが「勤務地と住む場所を意識的に分けたい」という考えでした。
夫曰く、通勤時に桂川を西に越えると気持ちが“仕事モード”に切り替わるのだそう。帰宅の途中で仕事の空気を家に持ち込まないための小さな儀式として、勤務地と居住地の地理的な境界線を“桂川”という形で暮らしの中に置き、私たちは住まいを探す範囲を“桂川より東側”に絞ることにしました。
桂川は京都市西部を南北に流れる河川で、京都市の都心部から走るJR線や阪急線は、桂川を西に超えて、高槻市や吹田市を経て大阪市内に続いている。
検討エリアは、京都市右京区を含む京都市内(桂川より東側)を中心に、滋賀県の草津や唐崎の大型分譲地、茨木市の再開発エリアなどを幅広く比較。
物件も、中古・建売・新築マンションまで、フルレンジで検討しました。
▼検討の条件や経過
・検討当初から茨木の再開発エリアなど、大阪に近すぎる場所は除外(夫の「勤務地と生活空間を分けたい」という方針に反するため)。
・草津は、大阪や京都市の中心部から距離がある割に、価格帯には大差がなかったため候補外に。
・中古住宅は原則「築10年未満」でないと税控除の対象にならないため(※税制は時期・条件により変動あり)、その条件で候補を絞り込み。
・もし将来、不幸に見舞われて独り身になっても住み続けられる土地か–という“生活の持続可能性”も重要な評価軸に。
・趣味である寺巡りや美術館巡りに、日常的にアクセスできる環境であることも外せないポイントでした。
こうして条件を重ねていくと、土地勘があり、公共交通が強く、文化資源が豊富な京都市内が自然と最有力に。結果として、夫婦の合意形成も驚くほどスムーズに進んだのです。
嵐電は右京区民に欠かせない移動手段
京都市右京区は、嵐山の観光地から閑静な住宅街、果ては京北の大自然までを内包する、京都でも珍しい“レンジの広さ”を持つ区です。
私たちが暮らす右京区の太秦天神川エリアは、嵐山方面の自然に気軽にアクセスできる一方で、地下鉄や阪急電車を使えば市内中心部の烏丸や河原町へも直結する、非常にバランスの良い立地です。
地下鉄東西線の「太秦天神川」〜「烏丸御池」間は約8〜9分、そこから「京都駅」までは約5分。本数も十分で、都心部へのアクセスが安定しています。
観光地に近い、あるいは観光地へ向かう起点となる駅周辺は混雑するのでは、というイメージは確かにあります。ただ、生活圏として利用するエリアや時間帯を選べば、その影響は意外と限定的だというのが実感です。
観光のピークは、渡月橋や竹林などの嵐山中心部、そして休日の昼間に集中します。
つまり、休日の昼間に太秦天神川の観光客の利用が増えるのですが、観光混雑が常時生活に直撃するわけではありません。
さらに太秦エリアは、地下鉄東西線延伸時の開発で新築マンションが増え、昔ながらの下町の雰囲気と新しい住民がちょうどよく混ざり合う街に変化しています。
新しく住む人でも肩肘張らずに馴染める–自然体で暮らせる雰囲気こそ、このエリアの大きな魅力です。
結論としては、京都市内の居住でも大阪勤務は十分現実的です。
右京区からの通勤は、嵐電+阪急またはJRの2系統を使い分けます。
・京福電鉄 → 阪急京都線ルート(西院駅経由)
京福電鉄嵐電天神川→西院→徒歩移動→阪急西院→大阪梅田へ。
準特急・特急なら西院〜大阪梅田約45分、トータルで約60分が目安。
IC運賃250円+410円=660円(指定席以外)。
・地下鉄 → JRルート(烏丸御池・京都駅経由)
地下鉄太秦天神川→烏丸御池→京都(地下鉄からJRへ乗り換え)→大阪へ。
JR京都駅へ出て新快速で大阪駅まで約30分、トータルで約60分が目安。
IC運賃260円+580円=840円(新快速の例)。
どちらのルートもドア・ツー・ドアで概ね70分前後に収まります(時間帯により前後)。
仁和寺の境内
私たち夫婦の趣味は寺社と美術館巡り。京都に住むと、“わざわざ行く”から“つい寄る”に変わるのが心地よい。
右京からなら龍安寺・仁和寺・広隆寺が生活圏、中心部のギャラリーや美術館にも東西線一本。展覧会の夜間開館やイベントも、終業後に“少しだけ立ち寄る”ことが可能です。
一方で、観光ピークは把握しておくのがコツ。市の観光快適度マップ(https://ja.kyoto.travel/comfort/)で混雑時間帯・スポットを把握し、生活動線はピークを避けています。
嵐電、阪急、バスなど目的別に使い分けて“混み具合”と“速さ”を調整–生活視点の時間設計で、観光客の動きから程良く距離を置いた日常が成り立ちます。
地元で愛されるモーニング
突然ですが、京都は「全国でも有数のパン好きの街」と言われているのをご存知でしょうか?
(全国のパン消費量ランキングでは、京都市は毎年トップクラス)
その背景には伝統を重んじつつも新しいものを積極的に取り入れる文化が影響しているとも言われており、街中にはパン屋だけでなく驚くほどたくさんの喫茶店が存在しています。こうした“喫茶やパン文化の豊かさ”は、京都暮らしでの魅力のひとつです。
そして、私たち夫婦の生活に欠かせないのがパンと朝活です。
普段の朝ごはんは断然パン派な私は、そこかしこにあるパン屋さんについ吸い寄せられてしまい、気づけば袋いっぱいにパンを抱えて帰ることも。その量を見て、夫から「何人家族なの?」と笑われるほど(笑)
(パンは朝ごはんだけじゃなくて、小腹が空いた時のおやつにもなりますよね?)
天気の良い休日には、夫婦で散歩に出かけ、モーニングを目当てにお気に入りの喫茶店へ立ち寄るのが定番。
長年地元で愛されてきた落ち着いた喫茶店で、ゆったりとした朝の時間を味わう–
そんなひとときは、日常の中の小さな贅沢であり、私たちにとってかけがえのない時間です。
結婚後しばらく主婦をした後、京都を拠点に働ける現在の会社・タカラサプライコミュニケーションズへ転職。拠点がぶれないと、通勤・生活・趣味のすべてに一貫性が生まれます。
右京区での暮らしには、自然のゆとりと文化の深み、街の便利さがほどよく揃っていて、夫婦の“好き”と“働く”を無理なく支えてくれる。
–そのちょうどいい私たちの最適解が、太秦天神川にはありました。
●大阪勤務 × 京都居住は現実的
●右京区は “観光” と “生活” のバランスが絶妙
●観光客の動きから程良く距離を置いた時間帯と導線を選ぶ
●趣味(寺・美術巡り)が日常に近づくことで、暮らしの満足度が上がる
●パンやカフェが好きなら、日々の散歩がそのまま“ご褒美時間”になる
ちなみに、右京区の魅力を伝える「右京ファンクラブねっと」というサイトもあり、日々参考にさせてもらっています!
| 店舗・施設名 | 仁和寺 |
|---|---|
| 住所 | 京都府京都市右京区御室大内33 |
Writerデジスタイル京都スタッフ
![]()
Writerデジスタイル京都スタッフ
タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
X:@digistylekyoto
Facebook:https://www.facebook.com/digistylekyoto/
MAGAZINE
MAGAZINE
MAGAZINE
MAGAZINE
MAGAZINE
MAGAZINE
MAGAZINE
MAGAZINE