
古今東西の名を冠した「京食パン工房 ここん」。香ばしい食パンでつくる季節のフルーツサンドは、耳までおいしく格別です。
京都で70年以上の歴史がある自動化関連機器・電子機器などの卸販売の商社「株式会社サカノシタ」。こちらの社長のパン好きが高じて、2021年7月に地下鉄「十条駅」から歩いて4分ほどの場所に、食パン専門店「京食パン工房 ここん」がオープンしました。
店名は、時の流れを意味する「古今東西」の「古今」が由来となっています。古き良き時代の文化を大切に守りながら、新しいことに挑戦する京都の町を表現しているそうです。
近くにある伏見稲荷大社の神様の使い・きつねも化けて買いに来たくなるほどおいしいパンを目指し、かわいらしいきつねをモチーフとしています。
店内には専門店ならではの自慢の食パンが並び、香ばしい小麦の香りが漂っています。
焼きたてのおいしさを味わってほしい、と工房も併設。すべて手作りで、職人さんが焼く様子を間近に見ることができます。
食パンの他にも、オープン当初から人気の「ここんのたまごパン」やマーブル食パン、カップケーキなど豊富なラインナップ。
「ここん」の食パンに合う、「伊予柑マーマレード」などのオリジナルジャムも販売されているので、食パンの楽しみ方の幅が広がりますね。
「ここん」の食パンは、奄美黄島産のミネラル豊富な「きび糖」を使用しています。ほんのり甘くてふわふわ。耳までおいしいため、フルーツサンドも耳付きで提供しています。
バランスを追求して、食パンの厚さは約1.3cm。北海道産の生クリームは、フルーツの味が際立つよう、甘さ控えめにこだわっています。
旬のフルーツを使用しているので、季節ごとに中身が変わり、取材で訪れた9月はシャインマスカット(650円)とイチジク(480円)が並んでいました。だいたい2~3種類のフルーツサンドが用意されています。
甘くてジューシーなシャインマスカットは、食パンと生クリームの甘さが抑えられているので、よりおいしさが際立ちます。
種のプチプチ食感が特徴のイチジクは、ふわふわ食パンとなめらかな生クリームとのギャップを楽しませてくれました。
10月からはイチジクの代わりに柿が登場。冬は、いちごやお店オリジナルのラムレーズンに変わります。季節ごとに通いたくなる品揃えです。
おかず系のサンドも人気です。手作りの和風だしのだし巻きがサンドされた「だし巻きサンド」(500円)や「ツナタマゴサンド」(400円)の販売も。
「ツナタマゴサンド」は、スクランブルエッグとシャキシャキ玉ねぎの食感の違いを堪能できます。
心地よい秋風に誘われて、フルーツサンドやおかず系サンドを持って出かければ、ひときわおいしい時間が待っています。
店舗・施設名 | 京食パン工房 ここん |
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住所 | 京都市南区東九条石田町38 |
電話番号 | 075-691-1055 |
営業時間 | 11:00~18:00 売り切れ次第閉店 定休日:月曜・火曜日 |
交通 | 地下鉄「十条駅」より徒歩4分 |
ホームページ | https://kyoshokupan-kokon.jp/ |
Writer小澤まみ
Writer小澤まみ
読み手よし、書き手よし、世間よしの「三方よし」のライターになりたいと日々精進中。文房具、コーヒー、お花、神社、サッカー好きの1児の母。
書いて縁を結ぶ「京都書縁」で、日々ブログを書いています。
WEB:https://kyotoshoen.com/