こんにちは!デジスタイル京都スタッフのオカです。
先日の「前編」では、伏見の酒蔵をめぐる「京都御酒印たび」をレポートしてきましたが、この後編では「OMO3京都東寺 by 星野リゾート」さんでの魅力たっぷりのお泊りレビューをお届けします♪
OMO3(おもすりー)京都東寺ではレンジャーと呼ばれるスタッフの皆さんが、滞在中のお客様のおもてなしをはじめ、周辺の飲食店、ベーカリー、夜遅くまでオープンしているスイーツ屋さん、その他、銭湯の情報はもちろん、京都観光を豊かにしてくれるアクティビティのアテンドをするなど、とにかく知識が豊富で完全にホテルスタッフの域を超えているのです。
その日は酔いを覚ましてから、レンジャーの方におススメいただいた銭湯に行くことにしたのですが、ホテルではかわいい「銭湯セット」を無料で借りることができます。
これさえあればすぐにお風呂を楽しめるセットになっています!
湯桶は懐かしのケロリンです~。
ホテルから5分ほどで、昭和の雰囲気が漂う「日の出湯」に到着です。久しぶりの銭湯でドキドキだったオカ。
専用の銭湯セットを見た番台さんから「OMOさんから来はったのね?」とお声をかけていただき、しばし会話を楽しみました。地元の常連さんが多いようで「おさき~」という挨拶が飛び交う中、風呂場での女子一人旅でも心は癒されそう。
日の出湯は昭和3年に建てられたそうで、その歴史と趣を感じながら、ゆっくりと時間をかけてリチャージできました。
そして、夜は誰に気兼ねもすることなく部屋でスッピン飲み会を開催。
200円でレンタルした専用の部屋着に着替えてリラックスしながらの飲み会は最高デス!しかも、運良くお部屋からライトアップされた東寺を見ることができ、これにも感動!
(お部屋タイプにより東寺が見えない場合もあります)
おつまみは1階ロビーの「OMO Food & Drink Station」内で購入することができ、アイテムはいずれもさすが星野リゾートさん!と言いたくなるクオリティー。
特に少しお値段がはって買うのをためらった缶詰はどれもハズレ無しの驚きのおいしさで、パッケージもかわいいので特別な人へのお土産としても活用できそう。
ちなみに私たちは珍しい鹿肉とサーモン、豚の昆布漬けを頂きました。
「OMO Food & Drink Station」はスマートな電子決済かつセルフレジの24時間営業に夜中にお腹がすいても気兼ねなく立ち寄れそうで嬉しいですね。
OMO3京都東寺では、東寺を舞台にお寺に親しむご近所アクティビティとして、OMOレンジャーと共に巡る「国宝の朝さんぽ ~目覚めの曼荼羅〇体操~」と「東寺まんだらさんぽ」の2つがあります。私たちふたりはやっぱりどっちも参加したい~!
しかし魅力あるアクティビティの朝は早いのです。6時20分にロビーに集合!夜更かしは厳禁ですね、さあ早めに寝ます(笑)おやすみなさーい!
ZZZ・・・
おはようございます~。当日はお天気にも恵まれ、無事二日酔いにもならずに清々しい朝を迎えました。
OMOレンジャーの山本さんと共に、ホテルからゆっくり歩いて10分ほどで東寺に到着。なにより、朝の澄んだ空気の中に佇む東寺の美しさといったら溜息ものです。
このアクティビティでは世界遺産の東寺を散歩しながら、身体を目覚めさせる体操をするのですが、国宝の五重塔と金堂の前に広がる緑豊かな境内で行う体操とは何とも贅沢な時間ですよね!
レンジャーの山本さんからは呼吸法に加え、「まんだら」が表す「〇(マル)」を取り入れた動きで構成された体操を教わったのですが、約20分の体操で頭もすっきり!身体もシャキッとしました。
朝から体操をしたのは子供のころの夏休みのラジオ体操以来だったのですが、朝に身体を目覚めさせることがこんなに気持ちがいいなんて、今日は早起きして良かったです!
体操の後は、朝の決まった時間にだけ公開される弘法大師空海像へ会いに、同じく国宝の御影堂(みえどう)へ訪れました。東寺の絶景に包まれる時間では、庭園のカモの赤ちゃんにしばし癒され、萌えた緑に和むなど、普段、ギリギリまで寝ている自分を戒めたいと思った瞬間でした。
ホテルに戻る帰り道では、東寺のすぐそばの「東寺餅」でつきたてのお餅を購入。
なんとこちらのお店は朝7時からオープンしているのですが、お昼すぎには売り切れてお店が閉まるそうなので、気になるかたは要チェックです!
ホテルへ戻り、「OMO Food & Drink Station」でベーグルとコーヒーを買って、おなかを満たしました!
ここではトースターや電子レンジ、ポットも完備しており、しかもお皿をはじめとしたカトラリーが環境に配慮した紙製なのも宿を選ぶポイントになりますね。
ベーグルは種類も豊富で、なんといってもモチモチとした触感が私好みで、実は昨夜も夜食でいただいたほど(笑)
次のアクティビティは9時からという事で、お部屋から見える東寺を眺めながらゆっくりとした時間を過ごしました。
9時からのアクティビティは「東寺まんだらさんぽ」とよばれる、弘法大師の思いを伝え続ける立体曼荼羅(まんだら)を中心に、世界遺産東寺を巡るガイドツアーで、本日2回目の東寺です!
早朝とは異なり、徐々に修学旅行生や観光客でにぎわいはじめていました。
ここで少し立体曼荼羅(まんだら)についてかるーく説明しますね。
東寺は現存する唯一の平安京の遺構で、嵯峨天皇により、唐で密教を学んで帰国した弘法大師空海(こうぼうだいしくうかい)へ託された密教寺院です。
そして、密教の教えをわかりやすく表現したのが曼荼羅で、その曼荼羅をよりリアルに伝えるために弘法大師空海は具体化することを構想。それが一般的に立体曼荼羅として知られているものです。
大日如来(だいにちにょらい)を中心とした二十一尊の仏様についてガイド頂いたのですが、歴史や宗教に馴染みがないかたでも良くわかるやさしい説明で、ぐいぐいと世界に引きこまれます!
容姿や形相、色彩などはさまざまで、二十一尊の仏様が配置されている講堂は圧巻です。
それぞれの仏様には頂けるご利益があるそうで、この世界情勢を鑑みたとき、世界平和を願わずにはいられないのですが、そのご利益がある仏様は持国天(じこくてん)だそうです。
また、イケメンとして知られる仏様は帝釈天(たいしゃくてん)だそうで、なるほど、きりっとしたしょうゆ顔です(古い?)
見る角度によって、最高にイケメンに見える位置があるのですが、それは参加してOMOレンジャーから聞いてみてくださいね♪
約70分のツアーですが、見どころや逸話をはじめ、オリジナルのフリップを使って面白く分かりやすい説明をしていただき、改めて寺院や仏像に興味が湧いてきました。しかもこれだけしっかりとした内容のツアーが無料というのが驚きです!(入館料は除きます)
今回頂いたOMOレンジャーの山本さんは、大学で京都文化学科を卒業されたそうで、「学芸員さんのようですね」という私の言葉に「学芸員さんが使われる専門的な言葉をもっと分かりやすく、皆様にお伝えできるように日々勉強しています」というお答えに、OMO(星野リゾート)で働かれる皆さんの意識の高さを感じました。
OMOは星野リゾートが全国に展開する都市ホテルブランドですが、コンセプトは「寝るだけでは終わらせない、旅のテンションを上げる都市ホテル。」ということで、地域と一体となって地元の観光を盛り上げ、日本の良さを改めて体感するサービスを展開しています。
実際、ホテルを中心に「寝るだけでは終わらせない」を体験する素晴らしい女子旅でした。
ホテルに帰る道すがらOMOレンジャーの山本さんに、「OMO(おも)とはどういう意味ですか?」という質問をしたところ、「おもてなし、おもむき、おもしろい等があるのですが、それはお客様自身が体感して旅のおもい出にしてください」と、なんとも粋な回答!
体験価値に重点をおく、これからの観光業界、ホテル業界が大きくかわろうとしている躍動感を感じた旅でもありました!
店舗・施設名 | OMO3京都東寺 by 星野リゾート |
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住所 | 京都市南区西九条蔵王町11番地6 |
電話番号 | 0570-073-099(9:30 AM〜6:00 PM) |
交通 | JR「京都」駅 八条口より徒歩約13分 近鉄「東寺」駅より徒歩約2分 |
ホームページ | https://hoshinoresorts.com/ja/hotels/omo3kyototoji/ |
Writerデジスタイル京都スタッフ
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