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これぞ神の技!「 匠プロジェクト、チェス」を見に行ってきました!

2021/02/19

こんにちは、マツモトです。

 

今日は先日リリースされた「匠プロジェクト、チェス」を拝見するため、「京都ビジネス交流フェア2021」に行ってきました。

 

「匠プロジェクト、チェス」は、デジスタイル京都を運営する大平印刷の顧問であり、造形作家で空間デザイナーの鈴木尚和さん(スパッジオワークス主宰)が、京丹後の金属加工企業・ヒロセ工業さん、鯖江市の漆芸の山久漆工さんらと共同で作り上げました。

 

■金属加工のヒロセ工業さん(京都府京丹後市)、山久漆工(福井県鯖江市)、スパッジオワークス(東京都)のタッグでできた「匠」プロジェクト

 

このチェスセットをデザインするにあたり、鈴木さんは日本の戦国時代にヒントを得たとのことです。
そして何より“金属加工”と“漆工”のコラボレーションで、いったいどんなチェスの駒になっているのか? わたくし、歴史好きかつ漆器好きでもありまして、会場に入る前から相当楽しみにお邪魔しました!

いよいよ、チェスセットとのご対面です。

■こちらがそのチェス盤一式! 何やら神々しささえ感じます。

 

漆器は英訳すると“JAPAN”。つまり日本の心意気をカタチにすると、漆工芸なのですよ。

それが緻密に切削された金属と融合しています。

ヒロセ工業の廣瀬社長によると、チェスセットの制作で一番苦心されたのは、駒をなだらかに加工する切削なのだとか。
特に戦国武将をイメージした駒の、着物をイメージした襟元の表現には苦労したそうです。

■「やり直しもしばしばでした」とヒロセ工業の廣瀬社長。

 

日中は業務に機械を使用しているので、チェスセットは夜中に機械を動かして制作を続け、そうしてできあがったチェスの駒は、切削技術の巧みさだけでなく、美しさも併せ持ちます。

 

■光の当たり具合によって、虹色の輝きが駒の表面に宿ります。

 

そしてぜひ蒔絵にもご注目を!

特に素晴らしいのがクイーンの蒔絵。
金やプラチナをふんだんに使ってあり、クイーンの名にふさわしい豪華さなのです。

■細かいところまで丁寧に施された蒔絵。圧倒されます。

 

2年の歳月をかけてできあがったチェスセットは、日本の技術とセンスと伝統が、見事に融合しています。

京都ビジネス交流フェアは2月18日、19日に開催されましたが、熱烈なチェスファンの方(同じ方だそう)が、5回も見にいらっしゃったのだとか。

「このチェスセットを皮切りに、他のものにも展開していきたい」と廣瀬社長は意欲を示します。

そこでわたしがすぐに思いついたのがお雛様。
“キング”と“クイーン”があるので、お内裏さまに置き換えればこのまま展開できそうです。
とはいえ初節句の女の子には、ちょっと凄味ありすぎかもしれませんが…(笑)

因みに。

会場では見られませんでしたが、このチェスセットをきっちり納められる桐箱、さらにその箱を包む西陣織の技を用いた京織の風呂敷もついているのだそうです。
そちらも見たかった!

 

海外展開も視野に入れた匠プロジェクト、今後もいろいろな“技”の垣根を越えてコラボしていく予定です。これからどんなコラボレートが誕生するのか、楽しみですね。

 

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