グルメ・お土産

2020.09.16

今年のテーマどおり、地元素材を大切にしたお料理が次々と!

 

いよいよプレスランチョン、はじまります!

■この日のために設えられたメニューもフレンチテイストでおしゃれ。

 

最初に「ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2020」に参加するレストランのシェフたちのご紹介がありました。

 

今日はこうしたシェフたちのほか、さきほどの近江園田ふぁーむさんのように、素材を提供してくださる生産者の方やレストランに食器を提供している業者の方なども参加されており、一緒にランチをいただきます。

 

そして驚いたことに、そうした方たちもわたしたちプレスの近くにランダムに座り、一緒に食事を楽しんでくれるということ。珍しい趣向です。

 

因みにわたしの前にいらしたのは、レストランに食器をレンタルしているサンフィールドさんと仰る会社のステキな女性。そんなビジネスがあるとは、この時までぜんぜん知らなかった…。

一方お隣は、大阪のリーガロイヤルホテルの総料理長、太田シェフでした。

 

さて、乾杯に続いてランチスタート。どんなお料理がでてくるのか、わくわくのひとときです。

 

Anuse-bauches 泉州・足赤海老ソースアメリケーヌ 冷製スタイル

「LOUISE」(大阪)というレストランのヤニック・ラオプニュ シェフのひと皿です。

えびのうま味と甘みがとっても印象的。
なんだかいい感じに食欲に火がつけられました!

 

■花ズッキーニのパリッとした食感と甘旨なソースがよく合いました!

 

Anuse-bauches 美山の鹿肉を使ったリエット ~自然の風景をイメージして~ 瞬間スモーク仕立て

フタ付、脚長の目を引く器に入って登場したこちら。わたしの前に座った方が、この器が自社の商品と仰っていました。なるほど、季節感を大切にする日本のレストランなら、いろいろな食器を借りられるのは確かに需要が高そうです。

■レーザーカッターで浮き出した秋の模様がきれい。

 

さて、中身は…。

 

じゃーん。
まるでどこかの庭の一角を切り取ってきたような、自然のお庭をギュッと小さくとじこめたような…。

こちらは「Kyo gastronomyKOZO」(京都)の野田耕三シェフの手によるひと品。繊細なつくりに思わず声が上がります。

■こちら、もちろん端から端まで全部食べられます。

 

手でどうぞ、ということでしたので遠慮なくパクっと。

こちらに使われている鹿肉の業者さん、一網打尽さんともお食事の前に少し話をしました。
近年、里に下りてきて農家の作物を食い荒らす獣害のニュースが後を絶ちません。
野生動物とと人間の生活エリアを分けるためにも、鹿や猪の数を適正に保つことは重要なのです。

 

猟師さんとの信頼関係などを時間をかけて築き、獲った鹿や猪の肉は新鮮さを大切にしているとのこと。鹿や猪などの味わいを、もっと多くの方に楽しんでほしいと仰っていました。

 

実際、このリエットに使われているという鹿ですが、臭みはまったくなく、むしろ甘みを感じます。
そして「瞬間スモーク」の料理名のとおり、ほのかな燻製の香りにアクセントのレッドペッパーが鮮烈でした。

 

エンジンかかってきた!

 

Entrees パテアンクルート、京野菜のピクルス

あらまあ、何と繊細な。。。

色鮮やかな京野菜のピクルスがニットのようにきれいに並んでいます。それでいて、単なる“かざり”ではなく、ひとつひとつの野菜にきちんと味が漬けこまれています。

 

そして私の大好物、リエット。

「リエットはこんな大きな箱で作るから、失敗すると大変なんですよ」

と手を広げて教えてくださったのはお隣の太田シェフ。

「えっ。そうなんですか」

そこから話が始まり、太田シェフにパテについて色々伺ってしまいました。

 

・パテは作って2日くらい寝かせて味をなじませる

・周囲のパイは時間がたってもサックリしていないといけない。だから生焼けとか絶対だめ

・火の入り具合がとても難しい

・大きな容器で作るので失敗すると本当に大変

などなど。。

 

「家庭でパテをちょこっとおいしくくるしいレシピってないんですか」

つい聞いてしまいましたがシェフを「うーん…」とうならせてしまいました。太田シェフ、失礼しました。笑

パテにはフォアグラなど贅沢な素材も使われていて、とても複雑な味わい。お料理は徐々に濃厚になってきています。

 

わたしのお腹もよい感じに。

 

Plat 淡路地鶏のロースト、弓削牧場のもち米とバターナッツのココット

ボリューミーな地鶏のローストのお皿に一緒にいただきました。プチプチしたもち米の食感がとても面白く、弾力のある地鶏ローストにとてもよく合いました。

 

■ちびストウブなど、器もほんとうに絶妙チョイス。

 

そして最後のお楽しみ、デザートの登場です

 

Dessert 京都産イチヂクのティアン、ヤギのミルクのソルベ

 

ティアンとは?

もともとは彩のよい野菜を重ねてオーブンで焼くお料理なのですが、今回はクリスピーなビスケットにクリーム、そしてイチヂクの三段重ね。プチプチしたイチヂクの食感はコースのシメにぴったりの楽しさ。

 

ヤギのミルクのソルベは、牛乳よりサッパリした味わいでティアンと味が重ならず、絶妙のコンビネーションでした。

■ヤギミルクのチーズはちょっと苦手なのですが、ソルベは◎。うまし。

 

はー、お腹いっぱい!

 

今回のランチ、地域の食材を豊かに使った本気のフルコースに大満足です。

 

今年はフレンチの王道メニューからの検索やお食事のシーンに合わせるなど、お望みの雰囲気でお店を探すことも可能です。

すでにお店の予約は始まっていますので、ぜひ、お気に入りのレストランを見つけて、ぜひ、楽しい時間を楽しんでくださいね。

 

ダイナースクラブ フランス レストランウィーク2020

https://francerestaurantweek.com/

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