こんにちは!お茶ライターのあかりです!
新しい年を迎えまして、やってくるのは受験シーズン。私ももはや2年前の出来事…。
そして受験といえば、合格祈願。
京都で合格祈願といえば…
そう!学問の神様、菅原道真公を祀る北野天満宮!
私もこの神社のお守りを握りしめて受験会場に向かったものです…。懐かしい。
が、今日の主役は北野天満宮ではなく、そのすぐ近くにある喫茶店。
「茶ろん上七軒」さん!
なんと、京都の花街である上七軒の歌舞練場という空間に併設されている喫茶店です。
現在京都には、上七軒、祇園甲部、宮川町、先斗町、祇園東の5つの花街があり、これを総称して五花街(ごかがい)と呼んでいます。
そして、上七軒はその五花街の中でも最も古い歴史をもつ花街だそう。
その由来とは…。
時代を遡ること室町時代。北野天満宮の参拝客の休憩所として7つの茶店(七軒茶屋)ができたことに始まります。
そして安土桃山時代。その七軒茶屋で、名物の御手洗団子を太閤秀吉に献上したところ、いたく気に入ったそうで、御手洗団子を商うことの特権と、山城一円の法会茶屋株を公許したのが、日本のお茶屋の始まりであると伝えられています。
芸妓さん舞妓さんは、自らの踊り、三味線や唄といった芸のプロフェッショナルとして活躍していらっしゃいます。
伝統の芸を大切に守り伝えていく、という大事な役目を担っておられるんですね。感服いたします。
さて、その上七軒にある上七軒歌舞練場の喫茶店では、14時からの限定で
「舞妓さんセット(おぜんざい・お抹茶付き)」(税込700円)
をいただくことができます!
ご覧ください!とっても鮮やかな緑色です。
抹茶の香りがふんわりと漂ってきます。
宇治のお抹茶を使っているそう。
しっかりとした抹茶の苦味があって、甘いぜんざいとも相性バッチリです!
こちらはころんとした白玉が可愛らしく5つ並んだぜんざい。
とろみがあってとっても美味しい!!
お抹茶の後に頂いたためか、あずきがより一層甘く感じられます。
またこちらの茶ろんさんは、ハンバーグやオムライスなどの軽食に加えて、ケーキやコーヒーなどもあり、ランチとしてもカフェとしても利用できます。
上七軒の歌舞練場は、芸の発表の場であり、春には昭和27年から続く北野をどり、秋には日頃のお稽古の成果をおみせする秋のをどり、寿会(ことぶきかい)が開催されています。華やかな舞台を楽しみに毎年多くの方が訪れます。
そして夏になると、こちらのお庭でビアガーデンが開かれるそうです。
揃いの浴衣姿の芸舞妓さんが、お客様のお席にご挨拶に寄せてくださるそうです。一層華やかな夏のひと時を過ごせそうですね。
お庭からは歌舞練場の景色も見られて、ゆったりとした時間を過ごすことができます。
上七軒、北野天満宮に訪れた際は、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。