オリジナルのカスタードと本丸も認めた京のあんこにほっこり
このカスタード、ちょっと緑がかっていて、粒が入っているのが見えますでしょうか?
天草の「結構お高い」釜炒り茶を煮出して、蒸らして、香りと味を存分に引き出したオリジナルカスタードクリームなんです。
ただでさえ乳製品とあんこの相性は良いのに、深みのあるお茶の香りと和の風味がプラスされたことで、その相性の良さは天井知らず…!
珈琲は天草「赤い月珈琲」さんの豆を使用。
メサイアこと天草四郎時貞的なキャラクターも、まあるいたい焼きと珈琲でくつろいでいます。
わかるよ、四郎…。だって、店内にいる人みんなこんな表情になってるもん。
あと、珈琲以外にソーダもおすすめ。
北海道小豆の粒あんは、とにかく甘さを抑えたものを探したそうです。
塩の入っていないやさしいあんこの味と、皮の塩気が互いを引き立て合っています。
天草のお店の方にも、「あんこ、うまいな」とお墨付きをいただいたそうですよ。
できる限り、焼き置きはしないのがモットーという井上さん。
25分経ったものは商品としては出さないそうです。
いつも出来立てを食べられる我々はありがたいですけれど、この繁盛ぶりだと焼きっぱなしで忙しいのでは?
「11月のオープンからしばらくは、珈琲をハンドドリップで淹れつつ、たい焼き焼いて、お客さんとも全員と話せてたくらい、めちゃくちゃ暇でしたよ」
あっという間に人気店になっちゃいましたねー。こんなわかりにくい場所にあるのに。
「路地奥でひっそりと始めたので、こんなにたくさんの方に来てもらえるとは思ってなかったですね。本当に“ご縁”と“運”に恵まれているなと。大好きなたい焼きが毎日食べられるーと思って、たい焼き屋になったんですが、さすがに焼きすぎて今はちょっと…(笑)」
待って!前半めっちゃイイこと言うてはるけど、後半そんな、幼稚園児がケーキ屋さんになりたい理由みたいなピュアさでたい焼き屋になっちゃったんですか?
井上さんが眩しすぎて直視できないです!
そんな井上さんに、焼きたて以外のオススメの食べ方をお聞きしたところ、
「粒あんをラップして、翌日レンジとトースターで温めたところにバターと塩!」
と教えていただいたので早速やってみました。
ていうか、持ち帰りを頼んだら既にラップまで巻いてくれてはった。
(普段のテイクアウトは、紙袋&ビニール手提げです)
ありがたや…。
1日経つと、皮の質感がまた変化しておもしろい。しっとり好きの人はこのまま食べてもいいかも。
冷蔵庫にあった紅玉りんごジャムを炭酸で割って、即席りんごソーダを添えてみました。
こんな可愛いたい焼きにバターをベシャーっと塗った写真もなぁ…と思い、トースターで温めている間に、我が家にある一番小さな型抜きでバターを抜いて、盛り付けたら「星降る夜の夢見る乙女たい焼き」が爆誕してしまった…!
熱いうちにバターをオン!溶けるぅぅ…!染み込むぅぅ…!
これは…!リピート確定案件です!!!
頭から食べても尻尾から食べても変わらぬ美味しさで、みんなを笑顔にしてくれる「あまいろ」さんのまあるいたい焼き。
あんこ好きならずとも“はらいそ”に連れて行ってくれること間違いなしですよ。