こんにちは。マツモトです。
今日は明日から岡崎の京都国立近代美術館で開催される
「世紀末ウィーンのグラフィック デザインそして生活の刷新に向けて」展のプレビューに行ってきました!
ウィーン分離派……。を詳しく解説しろと言われても難しいのですが、
19世紀末にオーストリアのウィーンで生まれた、芸術の新しいムーブメントを起こした一派、
ということでしょうか。
それまで高尚で、リッチな王侯貴族だけのものだった芸術を、
絵画や工芸以外のものも巻き込んで、一般庶民にも手の届くものにしよう!
としたイケてる人々です。
さて、この展覧会ですが、
ルノワールの●●!
とか、
ゴッホの▲▲!
といった目玉はありません。
なかなか小体な作品が、ぎっしりと並んでしますので、
展覧会をどう見るかは、各人の趣味嗜好に完全に委ねられています。
私は最初の数点を見て決めました。
“今回は印刷会社の人目線で見よう”と。
なんでそうなったかと申しますと…。
これです!
この作品の説明のところを見ると、使用している用紙のところに“和紙”の文字。
あれっと思ってほかの作品を見ていると、
結構、あるある!「和紙」の文字。
さらにこちらは、
インキが「墨」となっている!
おお、19世紀末のウィーンといえば、日本だって明治。
日本のイカしたプロダクツが、早くも
イケてるヨーロッパのアーティストたちに活用されているとは!!!
気になったのでキュレーターの方に聞いてみると…
「和紙に刷られたものはたくさんあります。ただ、日本からの輸出品なのか、それともヨーロッパで技法を真似て作ったものかは素材を調べてみないとわかりませんね」
とのこと。
ちなみに墨については、
「まさか硯で擦ってはいませんが…(笑)」
顔料のように細かくつぶして使ったのかもしれませんね、ということでした。
そして会場をウロウロしているとこんな作品も…。
うわー、これって、大平印刷の友禅印刷に負けないナイスな金色の印刷じゃないですか!
作品名とともに確かに“金色印刷”と書かれていますが、
私が見ても箔押しではなさそう(とわかる)…。
さらに別のキュレーターさんを捕まえて聞いてみましたが、
「うーん、解説は直訳でしょうね。ちょっとどういう印刷かまでは…」
何で刷ったものなのか、今日はよくわかりませんでした。
とにかく、ムズカシク考えず、ジブン視点で見れば、かなり面白い展覧会です。
カッコいいデザイン満載ですし。
そういえば「印刷」が発展したから、芸術がこうして、私たちの手に届くものになったとも言えますよね!
ギフトショップにあったポストカードも素敵でした。
印刷会社、バンザイ! \(^o^)/
店舗・施設名 | 京都国立近代美術館 |
---|---|
住所 | 京都市左京区岡崎円勝寺町 |
営業時間 | 2019/1/12(土)~ 2/24(日) 9:30~17:00 ただし金曜日、土曜日は20:00まで開館 *入館は閉館の30分前まで |
交通 | R~バスをご利用の方 JR・近鉄京都駅前(A1のりば)から 市バス5番 岩倉行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車 JR・近鉄京都駅前(D1のりば)から 市バス100番(急行)銀閣寺行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車 阪急電鉄・京阪電鉄~バスをご利用の方 阪急「烏丸駅」・「河原町駅」、京阪「三条駅」から 市バス5番 岩倉行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車 阪急「烏丸駅」・「河原町駅」、京阪「祇園四条駅」から 市バス46番 平安神宮行「岡崎公園 美術館・平安神宮前」下車 市バス他系統ご利用の方 「東山二条・岡崎公園口」または「岡崎公園 ロームシアター京都・みやこめっせ前」下車、徒歩約5分 地下鉄ご利用の方 地下鉄東西線「東山駅」下車徒歩約10分 |
駐車場 | 会場に駐車場はなし。岡崎公園駐車場(地下)をご利用の有料入館者は駐車場の割引(1台1名)を受けられますので、駐車券をお持ちの上お越し下さい。 |
料金 | 一般 1,000(800)円 大学生 500(400)円 ※( )は前売り券・団体(20名以上)・夜間割引(金/土曜 午後5時以降)の料金 ※ 高校生・18歳未満は無料。 ※ 心身に障がいのある方と付添者1名は無料 (入館の際に証明できるものをご提示下さい)。 ※ 本料金でコレクション展もご覧いただけます。 |
お問合せ先 | 京都国立近代美術館 075-761-4111 |
ホームページ | http://www.momak.go.jp/ |
Writerデジスタイル京都スタッフ
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タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
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