グルメ・お土産

2018.06.12

ご無沙汰しています。京都の直売所ライターの津田壮章です。

 

突然ですが、野菜自販機をご存知でしょうか?

自販機と言えば飲み物を買うものと思いがちですが、野菜を売っている自販機があります。今回は、山科西野で野菜を自販機で販売されている西岡農園さんをご紹介します。

 

 

 

野菜自販機と言っても普通の自販機。

野菜の前に値札が付いているので、機械にお金を入れ、目的のボタンを押せば扉が開くという仕組みです。

 

 

山科区西野にある西岡農園では、約20年前から野菜自販機で野菜の直売をされています。

直売所のすぐ裏には、代々受け継がれている土地で野菜や果物が育てられています。遡れば、江戸中期からこの場所で野菜を作っていた記録があるという、非常に歴史の長い農園です。

 

 

野菜自販機は、朝9時頃から夕方5時ぐらいまで、適宜補充しながら販売されています。

採れたて新鮮な野菜がとにかく安く売られていて、朝から地元の人がひっきりなしに買いに来る人気店です。販売価格は1袋100円が中心で、一部150円や200円、時価の商品もあります。

 

 

生産者直売には、消費者にも生産者にもメリットがあります。

園主の西岡達雄さんは、「味は同じでもキズがあったり規格外の大きさだったりする野菜が売れる」ことが生産者にとって助かる点だと言います。

スーパーなどで普通に売れる野菜も自販機で販売しているものの、規格外品を入れる場合は個数を増やしたりして売っているそうです。一方、生産者直売だと採ってすぐ販売できるので鮮度が良いのと、生産者と消費者の間に何も通さないことで、安く販売できることが消費者にとってのメリットといえます。「私たちも助かるけど、地域への還元にもなる。農家の顔も見えるので、買う人にも喜んでもらえる。」とは西岡さん。

 

 

今の時期は、キュウリや茄子、トマトを中心に、小松菜、三度豆等を販売されています。

夏になるとピーマンやカボチャ、ゴーヤ、トウモロコシ、秋にはイチジク、ぶどう(シャインマスカット)、キウイといった果物に、ゆず、レモンなど柑橘類も販売されます。冬には大根や白菜など、栽培されている野菜のバリエーションが豊富です。

 

 

キュウリが4本100円、小松菜2束100円、トマト2~3個で100円、茄子3個で150円と、非常にリーズナブルな価格です。(時期によって個数や価格は変わることがあります。)

 

西岡農園では、今年から、グアム島でタネを買ったという丸いキュウリの栽培を始めているそうです。収穫時期は未定ながら、採れれば自販機にも入れる予定とのことです。

 

 

自転車でトマトを買いに来ていた女性は、「ここの野菜は安いしおいしい。パンとトマトのサラダを毎日食べてます。」と話していました。

 

この値段だったら、毎日自転車で買いに来るのも頷けます。

 

 

これから暑くなる季節。私もよく作る、キュウリを使った簡単スタミナレシピをご紹介します。

 

 

★用意するもの

 

・キュウリ2

・ツナ缶 1

・ごま油 少々

・金ゴマ 少々

 

1)キュウリを大きめに切ります。

2)ツナとごま油を入れ、混ぜます。

3)お皿に盛り付け、金ゴマを振って完成

 

みずみずしいキュウリとツナ、ごま油の相性は抜群で、やみつきになります。5分もあれば完成しますので、忙しい方にもお勧めです。

Information
店舗・施設名 西岡農園
住所 京都市山科区西野左義長町30番
営業時間 販売時間:9:00~17:00頃 (季節により前後します)
交通 地下鉄 東野駅下車徒歩約10分
駐車場 1台分のみ。自販機手前にある52番に止めてください。
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