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<深草商店街> 京都と大阪を結ぶ、京阪電車と疎水が走るまち

2017/11/06

こんにちは。すっかり秋模様の京都では、我が家の近くのお寺の境内も紅葉が進んできました。

 

今回は、伏見区の深草商店街を取り上げます。

 

電車で行く場合、最寄り駅は京阪電車の藤森駅。

その一駅北の駅が深草駅なので、下車駅をお間違えの無いように…(もちろん、私は間違えて下車しました。)

これが藤森駅の東側出口です。

 

京阪本線と並行して走っている、琵琶湖疎水がすぐ横を流れます。

琵琶湖疎水は琵琶湖から山を越えて東山の蹴上を通り、京都市内を南下して宇治川と合流した後、淀川となって大阪へ流れていくのですが、この幅の狭い流れが滋賀と大阪との水路を支えているんですね。

 

両岸は桜の並木が続いていて、春は疎水沿いに並ぶ桜の、とてもきれいな景色が広がります。

実は夜間にはライトアップもされて、とっても幻想的です。

こちらの写真は過去に撮影したもの。

 

訪れる人は地元の人がほとんどなので、人通りも少なく、ゆっくりと桜を堪能できるんです

桜シーズンには観光客でごった返す京都市内では穴場です。

本当は、取り上げたくないくらいです(笑)

 

 

藤森駅は、名神高速とちょうど交差している地点で、商店街の上に高架が通っています。

歩いて入れる、「高速バス乗り場」が近くにあり、名神バスユーザーにはかなり便利ですね。

名神高速の高架から南へと歩いていきます。

 

一度この通りへ来た時にも非常に気になっていたのがこのお店。

 

前回通った際は閉まっており、何屋さんか分かりませんでした。

私が育った地域にはおいも屋さんがなかったので、おいものみを扱う、おいも屋さんって、あるのかな?

と思いましたが、正真正銘のお芋専門店でした。

2階部の店名はブティックを思わせるようなアルファベット、看板には庶民的な「いもはやし」の文字というギャップがまた好奇心を誘います。

 

メニューは蒸し芋、焼き芋、スイートポテトとシンプル。

ちょうど、できたてだったスイートボテトをいただきました。

 

お母さんの笑顔と、素朴な包みが心までほっこりさせてくれます。

 

ホクホクを食べたいところをぐっと我慢して取材を続けます。

 

お母さんは2代目で、60年以上続いているお店。

昔は焼き芋を練炭で焼いていたそうです。

鳴門金時、安納芋を仕入れて手作りされていて、ラッキーなことにこの時期に取材に行ったため秋の旬の味覚が味わえました。

今時分では焼き芋屋さんもあまり見かけなくなりました。

ひとつのものにこだわっている昔ながらのお店は、貴重な存在ですね。

 

 

はやしさんの真向かいを見ると、銭湯があります。

一見すると普通の民家かと思って通り過ぎてしまうところですが、開店を待って地域の方が続々と集まってきていたので気づきました。

 

インパクトのある「軍人湯」という名前の由来は、戦時中にあります。

今でも師団街道、第一軍道、第二軍道という名前が残っている通り、この一帯は軍関係の施設が多くあった場所

 

商店街内にある、現在の聖母女学院本館もかつては「第16師団本部指令部」があった建物でした。

軍人たちが汗を流したことで、「軍人湯」となったのです。

京都市の数ある銭湯の中でも、ちょっと珍しい歴史を持っているのではないでしょうか。

 

 

商店街の中ほどに、また、看板からは何屋さんかわからない店舗を見つけました。

 

名前からはお布団を扱っているのかと思ってしまう「ふかふか家」さん。

商店街と地域とを繋ぐ場所として、商店街振興組合も携わり2012年に誕生しました。

1階は、地域密着型のカフェと無料休憩スペース。

 

「社会福祉法人伏見ふれあい福祉会 京都ふれあい工房」が精神に障がいを持つ方の就労支援・生活支援の場としてカフェを運営しています。

 

無料休憩スペースは地域の方が世代を超えて交流できる場所、誰でも気軽に立ち寄れる場所として活用されています。

 

壁に飾られているのは、イベントで地域の方が製作されたちぎり絵。

遠目には絵画かと思ってしまうほどの出来栄えです。

 

レジ前には手作りの雑貨やお菓子が並んでいます。

パッケージの可愛らしいこと!

お土産にひとつ欲しくなりますね。

お食事は、健康と地域食材にこだわった、ヘルシー日替わりランチ、手作りケーキなど。

お手頃かつ体に良い、美味しいごはんがいただけます。

メニューから、店づくりまで手作り感があふれ出ていて応援したくなります。

 

店奥の階段を上がると、2階に部屋があります。

ここは子育て支援の場などとして利用されているスペース。

貸し室・ギャラリーとしても使用可能です。

 

京都ふれあい工房の利用者も、2階で髪ゴムやあずま袋などの製品づくりに取り組んでいます。

先ほど1階で見かけた、手作りの商品もここで制作されているのですね。

 

この日は、NPO法人「京都子育てネットワーク」によって運営される「ふかふかひろば子育てコミュニティベース」の日でした。

毎週月・水曜日に小さいお子さんを持つお母さんたちの子育て支援の場として開放されています。

 

この日もお母さんたちがお子さんを連れて、訪れていました。

利用者さんは、子育てのお悩み相談や情報共有ができて安心で、お子さんも同じ年ごろのお友達ができて助かっています、とのこと。

嬉しいのが、食事を持ち込んでもOK、下のカフェで注文して2階で食べてもOKで、親子一緒にゆっくり食事ができるところ。

ぞうすいなど小さい子でも食べられるメニューもあり、子どものことを考えて安心な食事を提供しているので、子育て中のお母さんには強い味方です。

 

地域の人がつくり、地域のひとが集まるこういった場所が、商店街のパワーの源にもなっているんだなと、お話を聞いて改めて感じました。

 

 

外に出ると、もう日が暮れかけて、夕方に銭湯の明かりが灯る様子が何ともノスタルジックな印象でした。

 

たまには大阪に行くとき、京都へ帰るとき、ちょっと京阪電車を降りて、ゆっくり町を見てみるのにはちょうど良い規模、ロケーションの深草商店街でした。

一駅区間が徒歩20分~30分程度なので、一駅お散歩するにはぴったりです。

 

【取材先店舗】

・いものはやし

10時~16時半 定休日:土・日曜日、祝日(不定休あり) ※7月~9月は休業

TEL:075-641-0735

・軍人湯

16時~23時 定休日:水曜日

・ふかふか家

1階カフェ10時半~16時 定休日:土・日曜日、祝日、第2水曜日 TEL:075-634-9655

2階ふれあい工房作業場 火・木・金曜、ふかふか子育てコミュニティベース 月・水曜日10時~15時(ランチタイム11時45分~12時45分)

http://fukafukaya.com/

スポット情報

店舗名 深草商店街(深草商店街振興組合)
住所 京都市伏見区深草直違橋三丁目379

地図

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ライター紹介

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山本茜

ライター:山本あかね

京都でシェアハウスを運営するフリーランサー。シェアハウスと地域とを繋げる企画を行っています。「自分の好きな場所」に拠点を置くライフスタイルの構築に向け、京都に留まらない活動を広げていいます。

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