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フォトジェニックな京都~カメラマンによるスマホ撮影のコツ

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【圓通寺・天寧寺】額縁構図で写真を撮りたい!&借景を楽しもう!

2017/09/11

こんにちは。カメラマンの久藤です。

突然ですが、写真の「額縁構図」って聞いたことありますか?漢字で書くと難しそうですが案外簡単です。

被写体(写真に撮りたいもの)の周りにシルエットだったり物を配置することで被写体をより集中して鑑賞しやすくすることです。また画面が間延びしている時にポイントとして何かを入れると画面全体が引き締まる効果もあります。

具体的には岩倉にある「圓通寺(えんつうじ)」の写真で説明します!

このように被写体(庭園と背後の比叡山)の周辺にシルエット(柱や壁・床など)を写し込むことで、被写体により一層視線がいくように意識された撮り方です。

この日、私は午前に行ったので東向きのお庭もシルエット気味になっています。お庭をはっきり写したい方は太陽が西に傾いた午後に行かれると良いですね♪

 

圓通寺は最初から額縁構図になっているので撮影しやすいです!

縁側に座って柱を写さないように撮影するとこのようになります

 

似ているようですが、1枚目は視界の上下が塞がっている分奥に向けて視線がいきやすいですね。

2枚目は手前の杉苔にも目がいきます。借景で有名な圓通寺。さすがに背景の比叡山が綺麗に見えます。

★圓通寺ではこちらのお庭に向けた写真撮影のみOKですが他のエリアのお庭や室内へ向けては撮影できませんのでご注意ください!

 

圓通寺には駐車場や自転車置き場もありました。私は京都市中心部から電動自転車で行きました!途中深泥池の横を通ります。

秋晴れのすっきりした空!気持ち良かったです。深泥池横の道路は車の往来も多く道も狭いので写真を撮る時は邪魔にならないように注意して撮ってくださいね〜!

 

さてもう一箇所、最初から額縁構図になっているスポットのご紹介です。寺町通鞍馬口下るの「天寧寺(てんねいじ)」です。こちらは額縁門として有名なお寺です。山門が比叡山を縁取っているような場所にあります。

ちょうど比叡山がまっすぐ見えます。門が額縁のように見えるので額縁門。そのまま額縁構図とも呼べますね!

ちょっと下がって撮ると電線が写ります。建物を撮る時とっても気になるのが電線ですが建物に近づいたり離れたりアングルを変えたりしゃがんだりして電線があまり邪魔にならない場所を探してみてくださいね!

 

↓電線が入った例

↓縦構図でも電線が入らない位置が見つかりました!

↓額縁が無いと

すっきりしているとも言えますが比叡山以外のところにも目が行きますね。額縁構図とそうでないものと使い分けていろんなバリエーションの写真を撮ってみましょう〜!それにしても秋のすっきりとした空。比叡山の借景が美しいですね。

観音堂。

さるすべりが綺麗に咲いていました。境内はとっても綺麗に整備されていて心が清々しくなりました。建物の中には入れませんが山門とお庭を見るだけでも価値のあるお寺でした。

それではまた次回に!

 


■天寧寺

住所:京都市北区寺町鞍馬口下ル天寧寺門前町301

電話:075-231-5627

アクセス:地下鉄「鞍馬口」駅から徒歩6分

市バス「出雲路俵町」から徒歩5分

スポット情報

店舗・施設名 圓通寺
住所 京都市左京区岩倉幡枝町389
電話番号 075-781-1875
営業時間 公開:10:00~16:30 12月~3月は16:00迄
拝観時間終了の30分前に受付終了となります。
諸行事などの場合は拝観を休止します。
交通 (1)地下鉄「北大路」駅下車京都バス46又は国際会館行き
「円通寺道」下車徒歩10分
(2)地下鉄「北山」駅から徒歩で16分
(3)地下鉄「北山」駅又は「国際会館」駅からタクシーで5分
駐車場 あり
料金 大人:500円  中学生:300円  小学生:300円

地図

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ライター紹介

フォトジェニックな京都~カメラマンによるスマホ撮影のコツ一覧

ライター:久藤美智子

京都在住のフリーランスフォトグラファー。 得意分野は人物、建築、料理。自然を愛する2児の母。

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