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こんにちは。漫画『ベルサイユのばら』を青春のバイブルとしてきた、デジスタイル京都のタムラです。
西洋の服飾を収集するKCIギャラリーで、18世紀ヨーロッパの貴族女性の服飾小物が展示されていると知り、
さっそく訪れてきました。
現在開催中の「装いを彩る―18世紀貴族女性の服飾小物―」は、
華やかなドレスだけでは見えてこない当時の装いを、「小物」という視点から立体的にひもとく企画となっています。
「装いを彩る―18世紀貴族女性の服飾小物―」は、ドレスだけではなく、
靴やガーター、扇、バッグ、手袋といった“小物”に焦点を当てたユニークな企画。
装いの細部に目を向けることで、当時の美意識や暮らしぶりを立体的に浮かび上がらせます。
会場は大きく4つのパートで構成されています。
「足元」「胸元」「手元」、そして「ドレスのスタイリング」と順を追って見ていくことで、
18世紀の装いがどのように組み立てられていたのかが自然と理解できる展示構成です。
最初の「足元」では、靴やガーターといったアイテムが登場。普段は見えにくい部分にもかかわらず、
精緻な刺繍や織りが施されており、細部にまで美しさを求めた当時の価値観を感じます。
続く「胸元」では、装いの中心的な装飾であるストマッカー(胸あて)が展示され、
きらびやかな装飾がドレス全体の印象を左右していたことがよくわかります。
さらに「手元」のパートでは、手袋や扇、バッグといった小物が並び、
日常の動作の中にまで美を宿らせていた貴族女性の姿が浮かび上がります。
今回特に印象的だったのが、キュレーターさんおすすめのエプロン。
この作品は今回が初公開となる貴重な一品とのこと。
このタイプのエプロンは正装ではないため、絵画にもあまり描かれておらず、資料も多く残っていないアイテム。
華やかな宮廷文化の裏側にみられる多種多様で、めずらしい小物はとても興味をひきます。
さらに、施された刺繍は見応えがあり、思わず見入ってしまう美しさです。
会場には刺繍技法を解説するパネルも設置されており、装飾の背景まで理解しながら鑑賞できるのも魅力。
刺繍や手仕事が好きな方にはたまらない展示です。
もう一つ心を惹かれたのが、二つ折りのレターケース。
恋人からの手紙を大切にしまい、ときどき読み返すために使われていたと考えられている小物です。
そこには刺繍で「愛」と「喜び」の文字が。
華やかな装飾の中に、個人的で親密な感情がそっと込められているのが印象的で、
18世紀を生きた人々の息遣いがすぐそばに感じられるようでした。
最後のパートでは、ドレスを中心に、髪型から足元までを再現したフルスタイリングを展示。
これまでパーツごとに見てきた小物がどのように組み合わされ、ひとつの装いとして完成していたのかを実感できます。
ディテールの積み重ねが、ひとつの美しいスタイルへと結実する様子は圧巻です。
本展を通して強く感じたのは、18世紀の貴族女性たちの“何気ない暮らし”が、手に取るように伝わってくるということ。
ドレスの華やかさの裏側には、それを支える数多くの小物と、日常の営みがありました。
そのひとつひとつに込められた美意識や想いに触れることで、歴史の中の人物がぐっと身近に感じられます。
『ベルばら』で思い描いたあの世界が、ディテールを通じて現実のものとして立ち上がる
——そんな体験ができる展示でした。
| 店舗・施設名 | KCIギャラリー |
|---|---|
| 住所 | 京都市下京区七条御所ノ内南町103 株式会社ワコール京都ビル 5階 |
| 電話番号 | 075-321-9221 |
| 営業時間 | 会期:2026年5月25日(月)~8月7日(金) 時間:9:30~17:00(入館は16:30まで) |
| 交通 | JR西大路駅・北口より徒歩約1分 |
| 料金 | 無料 |
| お問合せ先 | info@kci.or.jp |
| ホームページ | www.kci.or.jp |
Writerデジスタイル京都スタッフ
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Writerデジスタイル京都スタッフ
タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
X:@digistylekyoto
Facebook:https://www.facebook.com/digistylekyoto/
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