
こんにちは、連日の猛暑に「本当に冬がくるのか?」と不安な日々を送っているデジスタイル京都のタムラです。
「一年に一度願いごとをする」という七夕にちなみ、旧暦の七夕(現在の8月)の時期を中心に「京の七夕 2025」が開催されています。
涼を求めて京都の奥座敷・貴船へ。
今回は、叡山電車の「七夕伝車」に乗り、貴船神社の「七夕笹飾りライトアップ」へ行った小旅行をレポートします。
旅の始まりは叡山電車「出町柳」駅。
改札内の1番線ホームには、七夕をイメージした装飾が施された「LOVE!なベンチ」が設置され、乗車前から気分が高まります。
願いを込めて座りたいキュートなベンチ
構内に設置されている笹には乗客の願いが込められた短冊が飾られています。
以前までは車内に吊るされていたのですが、昨年からは、短冊に願いごとを書いて、その場で自ら飾り付けをして楽しめるようになりました。
18:13発の鞍馬行きに乗車すると、運よく「七夕伝車」に遭遇!
車両の前後には七夕仕様のヘッドマークが掲げられています。
めぐりあえるとラッキーな七夕伝車
車内には吹流しなどの七夕飾りが
15分ほど走ると、車窓の景色は一気に自然豊かな落ち着いた雰囲気に。
夕暮れ時の光が七夕伝車に入り込む車内で、ふと車窓の景色を眺めると比叡山が
今回乗車した電車は同時期に開催されている「青もみじのライトアップ」電車だったので、「市原」駅から「二ノ瀬」駅間のもみじのトンネルでのライトアップを見ることができます。
青もみじライトアップの実施列車の運行時間は、叡山電車HPに記載されていますのでお出かけ前にご確認ください。
車内の明かりがすべて落とされ、静かに進む列車の窓からライトアップされた青もみじを眺めながら、穏やかなひとときを味わう
叡山電車「貴船口」駅を下車し、道を隔てた向かい側にタイミングよく待ってくれていた33番の京都バス「貴船口駅前」バス停から出発です。
ライトアップが行われる7月1日~8月15日の期間は、臨時増便や延長運行で対応
バスに揺られること5分ほど、終点の「貴船」バス停で下車します。
下りた瞬間、空気が一変。
さっきまで燃え盛る夕陽を浴びながら汗だくで駅までダッシュしていたのに、
鼻にスッと抜ける木々の香り、「カナカナ」となくヒグラシの心地よい鳴き声、貴船川の瀬音──まるで別世界です。
本宮に通じる表参道には既に明かりが灯されていました
表参道の春日灯篭に灯りがともる頃、貴船神社の「七夕笹飾りライトアップ」が始まります。
境内にはライトアップされた笹飾りが並び、風に揺れる短冊が幻想的な空間を演出。
風に揺れる短冊が、神秘的な空気を漂わせます。
参拝者は願い事を書いた短冊を笹に結び、静かな夜の境内で自分の願いと向き合う時間を過ごします。
短冊は5色から選べます
貴船神社では7月7日に七夕(しちせき)の節句で、「笹の節供」が執り行われます。
それにあわせて「七夕笹飾りライトアップ」は2002年から始まった新たな京都の夏の風物詩。
貴船神社は水神を祀る総本宮でもあるので、水占いも挑戦しました
本宮の拝殿横にあった、参拝時間内で常設されている水占みくじの結果は「急になりがたし」。
願いはゆっくり叶えていこうと思います!
叡山電車の「七夕伝車」と貴船神社の「七夕笹飾りライトアップ」は、京都の夏にしか味わえない特別な体験。
光に包まれた空間で願いを込めるひとときは、日常を忘れさせてくれる静かな時間でした。
来年の七夕も、またこの場所で願いを託したい──そう思える夜でした。
【実施期間】2025年7月1日(火)~8月15日(金)
<叡山電車>
https://eizandensha.co.jp/
お問合せ先:075-702-8111
料金:ご利用区間の運賃が必要です。
※七夕伝車の運行については叡山電車へ問い合わせください、また車両点検等で運行しない日もございます。
<貴船神社>
https://kifunejinja.jp/
住所:京都市左京区鞍馬貴船町180
時間: [終日] 日の入り〜20:00頃
お問合せ先:075-741-2016
交通:叡山電車「貴船口」駅から京都バス33番乗り換え「貴船」バス停より徒歩約5分
「貴船口」駅から徒歩の場合は約30分(2km)
料金:短冊1枚 100円
Writerデジスタイル京都スタッフ
Writerデジスタイル京都スタッフ
タカラサプライコミュニケーションズではたらく京都大好きメンバー。 定番から穴場まで、幅広いKYOTOの情報をお届けします!
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