
宇治市に本店がある老舗日本茶店「伊藤久右衛門(いとうきゅうえもん)」。2024年3月には、三条寺町店もオープンしました。品質にこだわり抜いたお茶はもちろん、厳選した抹茶を使用したスイーツも堪能できます。
創業の地・宇治田原町には、1832年から100年以上に渡って守り続けられている茶園があります。
品質にこだわり、伝統的な製法で丁寧に摘み取られた茶葉は、その日のうちに煎茶や玉露の原料となる荒茶や、抹茶の原料へと加工され、茶葉専用の貯蔵庫で保管されます。
その後、職人がその日の温度や湿度を見極めながら製造を行います。
写真中央:宇治本店で人気のかぶせ茶「宇治山」
本店は宇治市にありますが、祇園四条や清水坂、伏見稲荷、台湾にも店舗や茶房があり、三条寺町店は2024年3月に「寺町専門商店街」にオープンしました。地下鉄「京都市役所前駅」より徒歩3分と好立地。さらにアーケードがあるため、雨の日や夏の強い日差しの中でも快適に買い物を楽しむことができます。
風格があり、伝統や歴史を感じられる外観ですが、店先には宇治茶を気軽に試せる「試飲カウンター」や、茶房の人気メニュー・抹茶パフェをアイスバーに再現した「抹茶パフェアイスバー」なども販売もされており、ふらりと入りやすい雰囲気です。
試飲カウンター
抹茶パフェアイスバー
店内左手には、かぶせ茶をはじめ、抹茶や煎茶、ほうじ茶、グリーンティーなどが並びます。
抹茶は特に外国人の方にも人気で、茶筅などの道具と一緒に購入される方も多いそうです。
店内左手のお茶コーナー
お茶のおいしさをもっと知ってほしいとの思いから、香り高い抹茶スイーツなどの商品開発や、茶房の展開にも力を入れています。
店内中央には宇治抹茶いちごチョコレートトリュフ「お茶苺さん」や宇治抹茶チーズケーキ「みどりの散歩道」などが並んでいる
店内右手奥には、「宇治抹茶ロールケーキ」や「宇治抹茶だいふく」などの冷蔵のお菓子が
お客様の「こんなお菓子が食べたい」という声から誕生したお菓子も多く、宇治抹茶ラングドシャ「葉ごろも」(10枚入1,458円)もその一つです。
ラングドシャは、フランス語で「猫の舌」という意味をもつ、軽やかな食感と上品な甘さが特徴の薄焼きクッキーのことです。
「葉ごろも」パッケージ
一枚一枚個装されている
「葉ごろも」は、抹茶の風味を引き立てるホワイトチョコレートを探し出すことから始め、さらに宇治抹茶の深緑の色と豊かな香りを損なわないよう、焼成温度や時間の調整に1年2か月を費やしたという、こだわりの一品です。
天女伝説の「羽衣」とお茶の「葉」を掛け合わせて、「葉ごろも」という美しい名前が付けられました。
香りと渋みのバランスが良い抹茶を練り込んだ生地は、サクッと軽やか。
中に挟まれた抹茶風味のホワイトチョコレートは甘さ控えめで、口に入れると抹茶の味と香りがふわりと広がります。
宇治本店の味と雰囲気を、京都の中心で気軽に楽しめる三条寺町店。抹茶の魅力がぎゅっと詰まった「葉ごろも」は、お土産にも自分へのご褒美にもぴったりです。
店舗・施設名 | 伊藤久右衛門(いとうきゅうえもん) 三条寺町店 |
---|---|
住所 | 京都市中京区寺町通三条上る天性寺前町522番地7 |
電話番号 | 075-366-5668 |
営業時間 | 10:00~18:00 定休日:1月1、2日 |
交通 | 地下鉄「京都市役所前駅」より徒歩約3分、京阪「京阪三条駅」より徒歩8分 |
ホームページ | https://www.itohkyuemon.co.jp/corporate/ |
Writer小澤まみ
Writer小澤まみ
読み手よし、書き手よし、世間よしの「三方よし」のライターになりたいと日々精進中。文房具、コーヒー、お花、神社、サッカー好きの1児の母。
書いて縁を結ぶ「京都書縁」で、日々ブログを書いています。
WEB:https://kyotoshoen.com/