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二条通「まつは」の二十四節気レシピ ~しみじみ美味しい季節の愉しみ~

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第20回 〝大寒(だいかん)〟に「鱈(たら)のかぶら蒸し」と「かぶらの塩柑橘マリネ」を

2021/01/25

京都の街中・御所南エリアにありながら、訪れると日常の慌ただしさを忘れる…。西村めぐみさん、由香さん姉妹が、自ら改修した京町家で営むカフェ「まつは」は、そんな優しい雰囲気のお店です。居心地の良さと共にファンの心を捉えて離さないのが、お二人が手がけるお料理。おいしいのはもちろん、ちょっぴり斬新な食材の組み合わせや遊び心がたまらないと評判です。今回も、そうした魅力を家庭で味わえるレシピを2つ、お届けします。

 

寒い季節においしくなる聖護院かぶらを使って、ほっこり温もる一品を

「これから、木瓜(ぼけ)や蠟梅(ろうばい)、梅といった、好きな花が咲き始める良い季節ですね」とめぐみさん。とはいえ、こうした寒いシーズンには、知らず知らず体に力が入っていて疲れるもの。そこで、お腹から温まる、体に優しいメニューとしてかぶら蒸しを提案してくれたといいます。

「かぶら蒸しというと、手が込んだ和食のメニューと身構えてしまうかもしれませんが、ぜひ気軽に作って楽しんでほしいと思います」とのこと。電子レンジを使った〝蒸さない〟かぶら蒸しは、材料さえそろえれば、手順は意外に簡単。ごちそう感があるので、覚えておくと、おもてなしなどにも便利なのでは。

 

今年の〝大寒〟は120

大寒は二十四節気の24番目、〝最も寒さが厳しい時期〟という意味です。今年の大寒は1月20日、期間的には2月2日の〝立春(りっしゅん)〟までを指します。1年の最低気温を記録することが多いのがこの時期といいつつも、暦の上では、春はもうすぐそこまでやって来ています。

この季節の思い出というと、由香さんは〝スキー旅行目前〟のイメージなのだとか。「ちょっと先なんですが、建国記念の日が姉の誕生日。その辺りに1週間くらいの『寒中休み』があって、毎年、家族でスキーをしに蓼科に泊りがけで出かけるのが恒例でした。巨大なツララや雪深い風景を見られるのがもうすぐだな、って」

ちなみに「寒中休み」は、まつは姉妹の地元・長野ならでは実施されているお休みだったようで、そうした、思い出も貴重ですね。

あと、寒さ厳しい時期で連想されるのは、「ソガペールエフィス」だとお二人はいいます。それは、長野県「小布施ワイナリー」にて冬にのみ醸造されているという希少な日本酒。「あれは、美味しいよね~」と、しみじみ語るめぐみさんと由香さん。…それは思い出というより、飲みたいという希望(笑)!? 「ソガペールエフィス」は、以前、まつはにも置いておられて、お客さんに好評だったそうですが、最近はなかなか手に入りにくいのだとか。もし、メニューに書かれているタイミングに巡り合えたら、オーダー必須ですよ。

 

 

>さぁ、お待ちかね。レシピうぞ

スポット情報

店舗・施設名 まつは
住所 京都市中京区二条通富小路東入ル晴明町671
電話番号 075-231-7712
営業時間 10:00~17:00(LOは16:30) ※17:00以降の利用については要相談。電話やメール(matuhairoiro@gmail.com)でお問い合わせください。
【日曜・月曜休。都合により臨時休業、長期休暇あり】
交通 地下鉄「京都市役所前」駅から徒歩約6分
ホームページ https://www.matsuha225.com/

地図

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ライター紹介

二条通「まつは」の二十四節気レシピ ~しみじみ美味しい季節の愉しみ~一覧

ライター:市野亜由美

京都のおいしいお店を訪ねるのが好きなライター。レシピ記事が得意。 今回は、自身のお気に入りのお店「まつは」の西村めぐみさん(写真向かって右側・姉)、西村由香さん(同左側・妹)の協力を得て、簡単に作れて、ワクワクするようなレシピを連載する夢が叶いました。 「お茶をするのも、お酒を飲むのも、ぼーっと過ごすのも好き」という西村姉妹が切り盛りする同店は、2020年2月で6周年。良い塩梅(あんばい)に、かしこまり過ぎず、丁寧につくられた食事やスイーツ、おつまみにファン多数。

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