おでかけ

【終了しました】 2023.04.22 ~ 2023.06.25

※新型コロナウイルス感染拡予防の観点等でイベントが中止や延期・開催時間が変更になっている場合があります。事前に公式サイトなどでご確認ください。

有楽斎(うらくさい)こと織田長益(ながます)は天文16年(1547)、織田信秀の子、信長の弟として生まれました。信長、秀吉、家康のもと、武将として活躍し、晩年には京都・建仁寺の塔頭である正伝院(しょうでんいん)を再興、隠棲します。正伝院内に建てた茶室(如庵)は国宝に指定され、各地に如庵の写しが建てられました。近代化の中で寺名を改めつつ、正伝永源院には現在も有楽斎ゆかりの文化財が数多く伝来しています。
文化人・有楽斎として名高い一方、武士・長益には悲観的なイメージが付きまといます。天正10年(1582)本能寺の変では、二条御所に籠る自らが付き従う信忠(信長長男)の切腹後、二条御所を脱出します。このため、京の人々には「切腹をすすめておいて、逃げた男」と揶揄されました。さらにその後、信雄(信長次男)に仕え、家康と秀吉の講和を調整するなど存在感を示したものの、信雄が改易されると今度は秀吉の御伽衆(おとぎしゅう)に加わります。関ヶ原の戦いでは東軍として参戦、戦後も豊臣家に仕えましたが、大坂夏の陣の前には家康の許可を得て主人から離れました。
織田、豊臣、徳川の3天下人に仕えて時流を乗り切り、75歳までの長い人生を「有楽斎」として京に隠棲した彼の心中には、どのような思いがあったのでしょうか。戦乱を生き延びた彼の美意識は現代の茶道に息づき、規範とされています。
有楽斎の四百年遠忌にあたり、正伝永源院に伝わる文化財を再度調査しました。ここで得られた知見をもとに、織田有楽斎という人物を今一度捉え直す展覧会です。

  • 狩野山楽筆 蓮鷺図襖(部分) 正伝永源院蔵
  • 古澗慈稽賛・狩野山楽筆 織田有楽斎像 正伝永源院蔵
Information
会場 京都文化博物館4・3階展示室
日時 2023年4月22日(土)~6月25日(日))10:00~18:00(金曜は19:30まで) ※入場はそれぞれ30分前まで
住所 京都市中京区菱屋町48 京都府京都文化博物館別館
交通 地下鉄烏丸線「烏丸御池」駅から徒歩約3分
料金 一般1,600(1,400)円、大高生1,000(800)円、中小生500(300)円
※( )内は前売および20名以上の団体料金。
※前売券は2023年2月22日(水)~4月21日(金)までの期間限定販売
 (会期中は当日券のみ)。
※未就学児は無料(ただし、要保護者同伴)。
※学生料金で入場の際には学生証をご提示ください。
※障がい者手帳などをご提示の方と付き添い1名までは無料。
※上記料金で2階総合展示と3階フィルムシアターもご覧いただけます
 (ただし催事により有料の場合があります)。

≪主なチケット販売所≫
京都文化博物館、ローソンチケット(Lコード:55600)、チケットぴあ(Pコード:994-040)、セブンチケット、イープラス、美術展ナビチケットアプリほか

★正伝永源院×織田有楽斎展 相互割引
 本展開催期間中、正伝永源院の拝観券のご提示で本展当日券が100円引きに、
 本展チケット(半券可)のご提示で正伝永源院の拝観料が100円引きになります。
 ※1枚につき、お一人様1回限り有効、他の割引との併用不可。
 ※拝観時間等の詳細については、正伝永源院ホームページをご確認ください。
お問合せ先 京都文化博物館 075-222-0888
ホームページ

https://www.bunpaku.or.jp/exhi_special_post/odaurakusai/

補足情報

休館日:月曜日(ただし、5月1日は臨時開館)

※感染症等の状況により、予定を変更する場合もございます。最新情報は、博物館公式サイトをご確認ください。

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