「下鴨中通ブックフェア2022」の開催に合わせ、学生さん向け短歌のワークショップを開催!
ここ数年、SNS等を通して私たちが「短歌」に触れる機会は少しずつ増えてきました。しかし、いざ始めてみようとなると「壁」を感じてしまう人もいるのではないでしょうか。ちょっと興味はあるけれど「何から始めていいかわからない」「踏み込む勇気がない」という学生さん!はじめての作歌にチャレンジしてみませんか?
今回は歌人として創作活動やSNSでの発信を精力的に行う、千原こはぎ氏、嶋田さくらこ氏をお招きし、皆さんと一からの作歌に取り組みます。短歌をつくった経験がなくても大丈夫。むしろ初めての人にこそ参加してほしいワークショップです。
新しい表現に飛び込む第一歩をぜひ、歴彩館で。
■講師の5首紹介
千原 こはぎ 氏『ちるとしふと』(書肆侃侃房)より
はげしさを秘めて笑えば穏やかな人と言われて人なんてのは
存在をときどき確かめたくなって深夜ひとりで立つ自動ドア
すきすぎてきらいになるとかありますかそれはやっぱりすきなのですか
おしまいはいつも「じゃあね」と言うきみに「またね」と返す祈りのように
いつものを知りたい 歩くルートとかよく行くファストフード店とか
嶋田 さくらこ 氏『やさしいぴあの』(書肆侃侃房)より
日曜のまひるあなたを思うとき洗濯ものもたためなくなる
>(大なり)でも<(小なり)でもいい=(イコール)は奇跡みたいで怖くなるから
こんどからこうしようって提案を部長みたいにしないでほしい
渾身の空振りだよね(エマージェンシー!エマージェンシー!)うるさいよ涙腺
すいすいと君の体に入ってくうどんに憧れてる昼休み