700年の伝統を誇る民俗芸能
正暦2(991)年に快賢僧都により創建された律宗の寺院。幕末には新選組の兵法調練場としても使われ、武芸や大砲などの訓練が行われた。境内の壬生塚には近藤勇の胸像や芹沢鴨らの墓がある。 壬生狂言(正式名称、壬生大念仏狂言)は鎌倉時代に融通念仏を広めるために円覚上人が始め、仏教の教えを無言劇で演じわかりやすく伝えている。700年の歴史を持つ京都の代表的な民俗芸能で国の重要無形民俗文化財に指定され、市民からも「壬生さんのカンデンデン」と親しまれている。鉦や太鼓、笛の音に合わせ、面をつけた演者たちがユニークな動きをして、仏教の教えを説く。13時から17時30分頃まで1日6演目を上演、1回の上演時間は約45分。