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ひきかたは一般的なおみくじと同じように引こう。男性には束帯、女性には十二単の衣装をかたどったおみくじを神社の人が渡してくれる。おみくじにはお香の香りがたきたきこめられていて、しおりとしても使える。

縁結びの神様、神皇生霊神(かむむすびのかみ)をお祀りしている下鴨神社境内の相生社を見ても分かるように、源氏物語に縁の深いことから出来たおみくじで、恋い多き光源氏の歌とともに、吉凶を占うこのおみくじには今後の交際運と出会い運が書かれている。さらに上部には源氏物語の何巻にこの歌にちなんだお話が書かれているかも一目瞭然。このお守りが授けられるのは、相生社の隣にある授与所のみ。門をくぐった授与所にはないので注意。縁結びの意味は広く学業や就職などのお願いにも道を示してくれるはず。

一つ一つが手書きでそれぞれ微妙に違う顔をしている。愛嬌のある顔だちがなんともかわいらしいこのおみくじ。

女性に縁の深い市比賣神社のお守りということで名付けられた「姫」みくじ。起き上がりこぼしのように、軽くころがしても起きる様子は現代の女性の強さを象徴しているようだ。雛人形に代表されるように「女性と人形」は深く関わりがあり、3月の桃の節句も女子の健やかな成長を願う意味合いがある。このおみくじも先を示すことで、幸運を招いていただこうという願いが込められている。