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菅原道真の和歌や言葉を一緒にのせたおみくじ。ちなみに今回引いたのは大吉。中に書かれた「月輝いて清雪のごとし」11才のとき詠んだ詩の一節だそう。菅原道真公は和歌の名人としても有名。百人一首の「このたびはぬさもとりあえず手向山」など有名な句のほかにも、四季の風物や自然の美しさを詠んだ歌もたくさん残っている。そんな歌や詩の一節にちなみ、今の運勢とその“打開策”が書かれている。色も梅の花をらしい鮮やかなピンク色の文字。

一般に「大吉だから運勢がいい」「凶だから悪い」ときめつけがちだが、おみくじは方向性を指し示すためのひとつのツール。本人の行い次第で運も変わる。「神様の心に寄り添って引くのと、単に引かないのとでは意味合いが違いますよ」とは神社の方のアドバイスだ。


境内にはおみくじが結べる場所があるので、凶などよくない運勢が出たら、そちらに結んで厄払いをお願いしておこう。境内の梅の木は痛むといけないので注意しよう。
先代の宮司さんが易学もされていたので、一つずつ占って作った手作り。宝珠をデザインした出世稲荷神社のマーク入りの縁取りは手書き調で親しみやすい神様の言葉を受け止め、自分の運勢を自分で変えよう。
仏教に出てくる宝珠とは上の先端部分がとがった形をした、火炎が燃え上がっている様子を表した玉のこと。これによって願いがかなえられると説いている。をここで出世開運を心からお願いしておけば、きっといいことがあるはず。
大吉が出たら、持ち帰って鈴と一緒に飾っておきたいもの。うまくいけばご利益倍増になるかも。