グルメ・お土産

2020.11.09

リニューアルオープン後は世の中の動きも徐々に戻ってくるタイミングでした。

 

「最近はまた、スーツ姿の男性もお店に来てくれるようになりました」

沖縄料理 居酒屋 味峯さんのある西大路駅エリアは、京都でも有数の大企業が所在しているところ。
野菜をたっぷり使う沖縄料理は女性ファンが多いのですが、味峯はそうしたお土地柄もあって、仕事帰りの男性常連が多めでした。
それがここ半年ほど、会社員の常連さんたちの姿がお店にみえなくなっていたのでした。
常連さんが戻ってきて、味峯のある西大路エリア全体に活気も戻りはじめています。

「そうはいってもまあ、以前と同じに戻ることはもうないと思って、やっていかなくちゃね」

宮城さんはさばさばと話しますが、変化についていく人っていうのはこういう感じなんだろうと頼もしく思いました!

 

■亡くなった宮城さんのご主人が弾いていた三線。宮城さんも時々、弾くことがあるそう。

 

実は宮城さんの亡くなったご主人が沖縄の方だったのですが、味峯さんは今も多くの食材を沖縄から取り寄せています。

「初めて沖縄の市場行ったとき(30年くらい前)は驚きましたよ。豚肉もスライスなんてなくて、ぜーんぶかたまり(笑)」

今では食材も内地(=沖縄から見た他の府県)とあまり変わらなくなり、薄くスライスした豚肉は、沖縄でも内地と同じように手に入ります。

 

「うちのこの肉みそは自家製で、人気があるんです。肉みそだけでもおいしいから、島らっきょうがなくなってもお皿を引く前に必ず確認するんですよ」

お次のオーダー、「島らっきょう(自家製肉みそ付 580円)」の登場です。

■肉みそとかつお節、両方つけるのがおすすめの「島らっきょう」

 

エシャロットに似た味わいの島らっきょうが本日の2品目。自家製肉みそ(味峯さんの肉は豚だそう)の甘みとめっちゃよく合います。
お酒は沖縄の大衆酒の一つ、「琉球泡盛 残波(黒・500円)」を。

 

「焼酎は最近、みなさんソーダ割にされるんですけれど、泡盛はロックにチェイサーか、水割りですね。ソーダ割はあまりないです」
ワタシも今日はロック+チェイサーでちびりちびりといただきます。

 

残波のロックが半分ほどになった頃。泡盛に刺激された胃袋が、しきりにガツンとしたものを要求しはじめました。
まるで三線の音に乗って、腹の中から「腹へった! 腹へった!」という声(?)が湧き上がってくるかのようです。そこでお次は「ラフテー(豚の角煮・850円)」をオーダー!

 

分厚い豚肉を、ふわとろになるまで煮ています。これがまた、めっちゃいい匂い!
さっそく箸を入れてみると、柔らかくとろける脂身、ふんわりとした赤身、両方とも味がしっかりしみていて、旨味がすごい!

 

■ひと皿に赤身と、脂ののった部分の両方を盛り付けてくれるのも、メタボ回避必須の今日日、うれしい限り。

 

「よく煮て、それから味を入れるのね」

宮城さんの説明もそこそに、はふはふとラフテーに喰らいつきます。このボリューム感、たまらんっ!
「ラフテー」のしっかり味にちょっとシュワシュワしたものが欲しくなってしまい、ここで改めてハイボールをお願いしました。

 

 

■沖縄料理メインの居酒屋ではありますが、沖縄料理以外のメニューも豊富です。飲み物も、泡盛以外のものもたくさん取り揃えてあります。

 

今日はいただきませんでしたが、「沖縄ソーキそば」もぜひ食べてみて!

沖縄料理 居酒屋 味峯さんでもう一つおすすめなのが自家製平麺を使った「沖縄ソーキそば(ウコン入・自家製平麺 700円)」。30年前、お店を始めたころはその麵も沖縄から取り寄せていたそうですが、10年位前に自分たちで打ち始めたところ、

「お客さんが、こっちの方がおいしいって言ってくれて…」

宮城さんは今でも麺を仕込んでいるそうです。仕込むときは一度に20キロ。なかなかの量です。

 

リニューアルで明るく新しくなった味峯ですが、2階、3階もあります。

2階は24名程度が入れる宴会場です。リニューアル前は一部がお座敷形式だったそうですが、現在はすべてテーブル席に変わっています。

 

■写真奥に、じつはリニューアル前はお店の入り口にいたシーサーがいます。取っておきたいと伝えると、工事の方が2階のベランダに移してくれたのだとか。

 

そして3階にはBarをつくりました、「Bar ちゅらさん」は、カラオケができるスタイルのバーです。雰囲気も沖縄風で、水槽には南国の魚が泳ぎます。

■カウンター奥の水槽には熱帯魚がひらひら。1階や2階と比べてダウンライトで落ち着いた雰囲気。

 

お店の北側にも入口があるので、「Bar ちゅらさん」には、そちらから居酒屋を通り抜けることなく上がることもできます。

■店舗建物北側のブルーの扉が目印。まっすぐカラオケに、も可ですが、もちろんこちらから1階の居酒屋にも入れます。

 

沖縄に行くのは大変ですが、味峯は京都で気軽に行ける沖縄!

これから寒くなってきますが、味峯の温かい雰囲気と料理で、沖縄気分を満喫したいですね!!

 

※記事内の価格は、すべて税抜きです。

Information
店舗・施設名 沖縄料理 居酒屋 味峯
住所 京都市南区唐橋西平垣町24-11
電話番号 075-661-8580
営業時間 18:00~翌4:00(L.O.3:30)
定休日 日曜日
交通 JR西大路駅から徒歩1分
駐車場 なし
ホームページ http://www.miho-nishioji.com/
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