ごきげんいかがですか。
あんこ好きライター、かがたにです。
梅雨入りしたというのに、いいお天気が続いていますね。
お天気が不安定な季節は、観光には不向きではと思ったりするのですが、ひと昔前に比べると、そこまで観光の人が少なくなってはいないような・・・?
やはり、春の桜、秋の紅葉に続いて、「初夏の青もみじ」がブレイクしたのが大きな理由ではないでしょうか。
青もみじは晴れの日はもちろん、雨に洗われた姿もまた一興です。
これは御所の青もみじ。
今回は京都御所からも程近い「京都ブライトンホテル」さんの「京都時間—もえぎー」をご紹介します。
え?あんこはどこかって?
まぁまぁ、慌てるでない。
「京都ブライトンホテル」さんといえば、ラグジュアリーな空間と、何と言っても「食」に定評のあるホテル。
ワタクシ、京都に住んでいながらどうしても泊まりたくて、1泊したことがあります。
「京都時間—もえぎ—」(2,000円)は、ホテル1Fのラウンジ・バー「クー・オ・ミディ」でのみ販売している和のパウンドケーキです。
ブランド名となっている「京都時間」というのは、「先様を慮って約束の待ち合わせ時間よりやや遅れて伺う京都特有の時間感覚」・・・の方ではなく!!!
「とびきりの京都らしさを味わう特別な時間」という意味だと思われます。
—もえぎ—とサブタイトルが付いているのには、わけがありまして、「京都時間」ブランドにはもうひとつ、—こがれ—という商品があるから。
—こがれ—は老舗の西京味噌を使った生地に大粒の丹波栗の渋皮煮を潜ませ、トップには食感の良いクルミを散らした贅沢感のある一品で、—もえぎ—に先駆けて誕生した、お姉さん的存在。
どちらもホテルの厨房で日々コツコツと作られる正真正銘ホテルメイドの味です。
いやぁ、有名ホテルの人気スイーツって、別の生産ラインがあってバンバン作られているのかと思っていました。
製菓料理長の前田泰寛シェフに話を伺うと、
「見た目のラグジュアリー感にもこだわって、一般的なものより焼き型の底幅を出した特注品を使うことにしてしまったので、この型の本数分しか一度に焼けないんです。繰り返しコツコツ作るしかない(笑)」
とのこと。
ちょ・・・!ホテルのエライ人〜!シェフに型を買ったげて〜!
とはいえ、型に生地を流し入れてから表面のトッピングに手を加え、ベストなタイミングでオーブンに入れるまでのスピードを考えると今の量が適量かもしれないそうです。
一つ一つ丁寧に作られているのですね。
丁寧なのは中身だけではなくて、こちらのパッケージがまた素晴らしい・・・!
地模様の入った化粧箱に箔押しの「京都時間」の文字。
サイドをとめるシールにも品がありましてよ。
蓋を開けて初めて、ハッとするほど美しい緋色が覗くのもニクい演出。
外側からは見えない、見せない、というのは、非常に京都的だと思いませんか?