- 2018/10/24
- 第六回 【城南宮〜曲水の宴〜】雅な平安時代の歌会
暗闇の中に光るお月様
Ladies and gentlemen,
Don’t you know me, Kyoto City,
I’m the new photographer Sasaki!
みなさん映画「Hedwig and The Angry Inch」はご存知ですか?
売れないロックなゲイの歌手ヘドウィグの真実の愛を探す切ない物語。
日本では三上博史、山本耕史、映画のオリジナルキャスト・ジョンキャメロンミッチェルと中村中主演の舞台が行われました。
韓国ではキャストを変えて何度も公演が行われており、私は日本と韓国で何度も見に行き、そのたびに音楽と物語に感激して涙してしまいました。
縣祭当日、縣神社本殿は長蛇の列
そんな舞台や神事を心底愛する京都在住カメラマン佐々木による第二回のお話しは…
毎年6/5から6/6にかけて行われ約10万人が参拝する
境内では午後7時から護摩焚法修が行われる
昔は暗闇の中、男女が祭が始まるまでの間に逢引をするという日であったようですが現在は約500件の屋台を家族や友達と楽しむお祭りです。
インスタ映えする可愛い電球ソーダもあります!
宇治駅から縣神社までの参道は屋台でいっぱい!
宇治らしく抹茶ビールを片手に抹茶餃子に抹茶たこ焼き、お土産にはもちろん抹茶と抹茶のお菓子…と抹茶を満喫できること間違いなし。
満員電車並みの参拝客が押し寄せる参道の屋台食べ歩きは安全上の問題から途中で引き返すことはできず、時計回りの一方通行で進むのみ!
屋台食べ歩きの際は待ち合わせとWCは要注意です。
しかしどこまでも続く屋台も22時には完全撤退。
境内では午後9時頃まで行事や舞が行われる
屋台も近所も灯りが消され、24時に暗闇の中で縣神社を出発する「梵天渡御(ぼんてんとぎょ)」と呼ばれる梵天を使った「ぶんまわし」が行われます。
超・巨大な梵天は高さ1m、重さ約50Kg!
猛スピードで回転させる勇ましいお祭りです。
6日夜中0時に神移しの儀が行われ、境内と大幣殿前まで猛々しい梵天のぶんまわしが行われます。
縣神社を出るまでは暗闇ですが、そのあとは昼間のように明るくなる盛大なフラッシュ!
1/250以上にシャッタースピードをあげるとぴたっと止まっているような写真、シャッタースピードを下げると被写体が流れ、高速回転しているよう写真が撮れます。
シャッタースピードを上げると写真が暗くなり、ISOをあげると明るくなりますが、ザラザラとしたノイズが多くなります。
どんな写真を撮りたいか考えながら設定してみてくださいね。
また最後まで見ると終電は終わっておりますので参拝の際にはご注意くださいませ。
境内に鎮座する巨大な梵天