- 2018/10/24
- 第六回 【城南宮〜曲水の宴〜】雅な平安時代の歌会
縣祭の撮影でおすすめなのは・・・舞台撮影!
縣神社のご祭神はコノハナサクヤヒメ。
縣祭の夜、境内で音曲ケロケロ座による「コノハナサクヤヒメ」の上演があります。
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天孫ニニギノミコトに見初められるコノハナサクヤヒメ
天照大神の孫であるニニギノミコトは美しいコノハナサクヤヒメに一目惚れし結婚を申し込みます。
コノハナサクヤヒメの父で山の神オオヤマツミは花のように栄えるコノハナサクヤヒメと岩のような永遠の命を持つ姉のイワナガヒメも一緒に嫁がせたのですが、ニニギノミコトはコノハナサクヤヒメがどんなに説得してもイワナガヒメは醜いとオオヤマツミの元へ返してしまいます。
これに怒ったオオヤマツミは
「ニニギノミコトの命は花のように散るでしょう」と呪いました。
美しく生まれたかったと悲しみにくれるイワナガヒメ
ニニギノミコトとコノハナサクヤヒメは夫婦となり一夜を過ごします。
ニニギノミコトは翌日、反乱をしずめに出立、コノハナサクヤヒメは一人寂しさの中で過ごしておりましたが、お腹に子供がいることがわかり、今か今かとニニギノミコトの帰りを待っていました。
他の神様の子供ではないかと疑念を持つニニギノミコト
しかしやっと帰ってきたニニギノミコトはたった一晩で妊娠したことに疑念を持ちます。
ニニギノミコトの心の中で子供に対して疑念が炎上
これにコノハナサクヤヒメはとても悲しみ、
「ニニギノミコトの子供なら無事に生まれてくるでしょう」と産室に火を放ちました。
産室に火を放ち、炎の中で命をかけて出産をするコノハナサクヤヒメ
炎の中、三柱を生んだコノハナサクヤヒメは「貞操の女神」、家運隆盛、商売繁盛、結婚、安産の守護神として崇められるようになりました。
家運隆盛、商売繁盛、結婚、安産の守護神となったコノハナサクヤヒメ
縣祭儀式次第= 縣祭スケジュール
六月五日
午前十時 朝御饌の儀
午後五時 夕御饌の儀(大祭式)
午後七時 護摩焚法修
午後八時半「音曲ケロケロ座」「音曲語り物 この花咲くや姫」
午後十一時半 奉幣の儀
六月六日
午前〇時 渡御の儀
午前一時 還幸祭
六月八日
午前十時 大幣神事
ローカル感あふれる縣祭、ぜひ今年は満喫してみてくださいね!
境内には宇治市名木百選に選ばれている樹齢500年以上の椋の樹